コメント一覧コメント一覧(28ページ目)あおのり2020/10/17キャベツを切るたとえ、面白いですね。うちの包丁はうまく研げると、刃先がキャベツに吸い込まれるように切れてしまいます。あたかもスピーカーが信号を吸い込むように、スッと音が出るのが良いアンプなのかもしれません。刃物は値段に比例して良くなる、とは言われています。でも研ぎあげたときの切れ味は、さして変わらなかったりします。どこが違うかと言うと、研ぎやすいかどうか、そして切れが長持ちするかどうか、そんな「見えない性能」で激変するんですね。アンプで言えば故障しないかどうか、そしてスピーカーを飛ばさないか、ということが「見えない性能」かと思います。アキュフェーズのアンプはA級でもそれほど熱くならないし、過大入力でもクリップして歪んだ音(これでユニットがダメになる)になりにくいでしょうから、安心して使えそうですね、まあ私は、A級とかAB級とか、どちらでも良いと思います。というか、でっかいパワーアンプはリスニングルームがない人にはきついですね。もし私がパワーアンプをデザインするなら、床に直置きできるコンパクトなものにします。一台でステレオに使っても良いし、二台でバイアンプ(これがメイン用途)あるいはBTLでモノにしても良い。出力素子はMOS FETで、AB級の40W(BTLで80W)。フロントパネルもメーターも要らないから、20万くらいでなんとかならないでしょうか、アキュフェーズさん。コメントした元記事floyd04092020/10/17 藤井 様 心なしか、虫の鳴き声も寂しく聴こえる、今日この頃です。桜の葉も色づき、ブラームスの音楽が似合う季節になりました。 先日、ソナス・ファベールの「ソネット」についてコメントしましたが、試聴する前に、「B&W802D3プレステージ・エディション」がどのくらいエージングが進んだのか気になりましたので、「ソネット」の試聴に入る前に、試聴させてもらいました。 春に伺った際は、まだ、導入されて数日の状況でしたので、新たに導入された「B&W802D3プレステージ・エディション」を鳴らすのは、かなり手ごわいと感じた次第です。導入前の「B&W800D」の完成された音が、懐かしく思えました。 今回、フォーレの夜想曲(ユボー)・レクイエム(コルボ)、マイルス・ディビス(カインド・オブ・ブルー)、小椋佳(残された情景)、ピンク・フロイド(対)を短時間でしたが、試聴させてもらいました。 感想は、普通に聴く分には、ハイ・エンドの再生音ですが、再生される音楽を集中して聴くと、まだまだエージングが進んでないと感じました。例えとすれば、森麻季さんがステージ上で、笑顔ひとつもない表情で歌っていて、伴奏の山岸さんのピアノの音も心なしか、響いてこない感じです。 「B&W800D」が、店主の細川さんが納得する再生音を奏でるまで、数年かかりましたので、新たな「B&W802D3プレステージ・エディション」が本来の再生音を奏でるまでは、やはり、数年かかるだろうと思っております。 ドライブしたパワーアンプは、春に伺った際は、アキュフェーズの「A-75」でしたが、今回は、「P-7300」でした。 A級アンプとAB級アンプについては、音楽を聴く方の個人の感性で選んで、間違いないと思っています。例えば、フォーレのレクイエムなら「コルボ」の演奏が好きな方と「クリュイタンス」の演奏が好きな方がいると思います。あくまでも、個人の感性で、好きな音楽を好きな演奏家で、自分の好きな音で聴くのが、一番、良いと思っております。アキュフェーズのアンプならA級でもAB級でも安心して使用出来ると思います。 現在、使用している「P-360」はAB級(200W/8Ω)ですが、これはこれで、いい味を出しておりまし、30年近く使用しておりますが、一度も音が出なくなったことはありませんので、信頼性は高いです。 今後、ベースマンに導入された「B&W802D3プレステージ・エディション」が、どのような音で、音楽を奏でていくのか、楽しみにしております。 floyd0409コメントした元記事関口2020/10/15DIAPASON Karis II いまの今まで存じ上げませんでしたが、何故か‘’好きになっちゃう予感”が心の中で湧き起こり、どんな音かするのか検索してみました。 YouTubeを聴いた印象を率直に申し上げますと、わたくしKaris IIの音の傾向が好きです。確かに実際のところは分からないのですが、程良く引き締められた濃い目の音、彫りの深いコントラスト、弦楽器の響きも好ましく、低音は量より質を取り無駄なく必要にして十分。無垢材を使い寄せ木のように接着していますが、おそらく製造に手間がかかるうえ、音と見た目を個体差なく仕上げるのが難易度高しと想像します。 個性はあるが存在感を主張しすぎず、しっかりとした作りの小粋なスピーカーが欲しいと常々思っておりました。例えるなら他校の卒業アルバムを見て、まだ会ったことがない女の子に好意を抱いている、いまはそんな状態ですかね…コメントした元記事あおのり2020/10/14イタリアのジャガイモ? ですね、ディアパソン。10cmの2ウェイが、クラシックを必要十分に聴けるミニマムサイズかなと思います。ベースマンの2階は、どうしても低音が抜けてしまいます。普通のリビングルームに置いて近寄って聴けば、オーケストラを聴いても、低音が寂しいとは感じないと思います(わたくし的には)。音程やキレの悪い低音は、いくらたっぷり出ても、いや出れば出るほど始末に悪いです。量感がちょっと物足りないくらいの方が、トータルの満足度が高いのではないでしょうか。コメントした元記事あおのり2020/10/07そうやって二度惚れ、三度惚れできるスピーカーに出会えるのは、幸せですね。上記の投稿で機種名を間違えていたので、訂正します。「新しい803」ではなくて、「新しい802 D3 Prestige Edition」つまりはベースマンの1階に置かれているスピーカーです。こうやって単純に間違えてしまうのは、やっぱり縁(円)がないせいでしょうか。コメントした元記事あおのり2020/10/07井上ひさしの「はんぺん天女とこんにゃく才女」いや、こんにゃくの方が先だったかもしれませんが、いまだったら炎上しそうな小説を、学生時代に読みました。才女に惚れて猛アタックをかけるも肘鉄をくらい、あっさりイイ仲になってくれた天女と所帯をもつ、という筋書きでした。B&Wは、こんにゃく才女を連想させる存在でした。オーディオ的には高性能だけど、ドライで色っぽくない。それをどうにかしようと言うのが醍醐味かもしれませんが、その前に「はんぺん」の色気にヤラれてしまうわけです。大昔に秋葉原で「こんにゃく」のB&W CM1を店員さんに勧められたのですが、結局「はんぺん」のDali Royal Menuet2を買ってしまいました。それが新しい803ではカサついた感じが取れて艶っぽく、才色兼備の「かまぼこ」?になっていたのには、ちょっとびっくりしました。この機種はやっぱり「こんにゃく」なのか、それとも「かまぼこ」になっているのか、試聴が楽しみです。コメントした元記事あおのり2020/10/041970年代にls3/5aが登場したとき、インピーダンスは15Ωで、ネットワークにはトランスも使われていました。その後に11Ω使用となってトランスが無くなり、またメーカーによってはバイワイアリングの機種も出てきました。BBCが箱の素材に至るまで細かく規定していまだにライセンス認定をしているので、バイワイアリングへの仕様変更も手続きをしていたはずです。私が持っているStirlingは、プロトタイプが採用していた裏板のネジ止めを復活させたところ「ls3/5a」が認められず、「ls3/5a ver.2」を名乗ることを許されたと、聞いた記憶があります。延々と同じものを作り続ける頑迷な?イギリス人が、ライセンス認定まで受けてバイワイアリングにしたからには、相当に根拠があったのだろうと考えます。さいわいわが家のオーケストラには、ちゃんと指揮者がいるように聴こえます。コメントした元記事あおのり2020/10/04たしかELACがバイワイアリングを止めて、シングルにするという話がありました。せっかくバイワイアリングの端子をつけても、ほとんどのユーザーがシングルでつないでいるから、ということです。バイワイアリングの機種にシングルでつなぐ場合、たいがいの人はジャンパー金具(ピン)をつけたまま、結線しているのではないでしょうか。どうしてなんだか、これの音がよろしくない(金メッキの下地のニッケルメッキが悪いのか?)。ジャンパーケーブルを使うと、かなり良くなります。ウーファーからトゥイーターへと一本のケーブルで串刺しにするのがベストなのでしょうが、けっこう手間のかかる作業だし、太いケーブルだとできません。その串刺しにしてやっと、シングルの端子と同じクォリティになるのだとしたら、初めからシングルにしておいた方が良いということですね。だけどバイワイアリングの端子がついているのなら、そして音にこだわりがあるのなら、バイワイアリングがおススメです。私はStirling ls3/5aを持っていますが、バイワイアリングにしたら中高域がくっきりと晴れやかになり、音の広がりも良くなったように感じました。「シングルにしたら、値段が2倍するケーブルを使えるじゃないか」という説もありますが、う~んどうかな、それではスピーカーの技術者ががっかりすると思います。コメントした元記事あおのり2020/10/03カメレオンは爬虫類だけど、音質は哺乳類! まさに、そんな感じですね。一度だけですが、ベースマンで聴かせていただいたことがあります。そのときの印象ですが、セッティングにもよるのでしょうが、低域にピークがあって、しかも制動が効いていないように感じました。バスレフとはそんなものじゃないかと言われればその通りなのですが、それがちょっと気になりました。60cmのスタンドに載せて、レーザーポインターでミリ単位のセッティングをして、眉間にシワを寄せて聴くようなスピーカーではないのでしょうね。サイドボードなど低めの家具の上に置いて、暮らしの中で音楽を楽しむのに向いているのではないでしょうか。側板の色を着せ替えできる(これがカメレオンの由来?)ので、それを保護色のようにしてどこにでも置けます。バッフルに仰角がついているので、机の天板や床からの反射を防ぐことができます。低域のピークも、小音量で再生するには有利かもしれません。 もしかしたら、床の上でもイケるかもしれませんね。スピーカーの前にじゅうたんを敷けば、あぐらやごろ寝で楽しめます。コメントした元記事あおのり2020/09/28今日は、バランスの自作ケーブル持参して、立ち寄らせていただきました。 これまで「単線に天然素材の絶縁体」にこだわってきたのですが、一方的にイイと思い込んでいただけで、聴き比べる機会はありませんでした。アキュフェーズも含め、某社の超高額製品とも聴き比べたのですが、どれも一長一短という感じでした。自作ケーブルの材料費は数千円ですが、聴きどころによっては超高額製品をも凌駕(!)するし、物足りないところも出て来るしで、一概には言えないと思いました。同じシステムで同じ人が評価してもそうなのですから、結局はつなぐ装置によって、あるいは聴く人によって、評価が変わるのでしょうね。 私自身は、やっぱり自作品が好みに合っているのが分かったし、超高額製品が相手でも、ひれ伏すような差がないことも分かって、収穫でした。「アキュフェーズの二番目」だって、製造中止になっちゃったから在庫があるうちに買いたいと思う人がいても、不思議はないと思います。コメントした元記事1…2627282930…42
キャベツを切るたとえ、面白いですね。うちの包丁はうまく研げると、刃先がキャベツに吸い込まれるように切れてしまいます。あたかもスピーカーが信号を吸い込むように、スッと音が出るのが良いアンプなのかもしれません。
刃物は値段に比例して良くなる、とは言われています。でも研ぎあげたときの切れ味は、さして変わらなかったりします。どこが違うかと言うと、研ぎやすいかどうか、そして切れが長持ちするかどうか、そんな「見えない性能」で激変するんですね。
アンプで言えば故障しないかどうか、そしてスピーカーを飛ばさないか、ということが「見えない性能」かと思います。アキュフェーズのアンプはA級でもそれほど熱くならないし、過大入力でもクリップして歪んだ音(これでユニットがダメになる)になりにくいでしょうから、安心して使えそうですね、
まあ私は、A級とかAB級とか、どちらでも良いと思います。というか、でっかいパワーアンプはリスニングルームがない人にはきついですね。もし私がパワーアンプをデザインするなら、床に直置きできるコンパクトなものにします。一台でステレオに使っても良いし、二台でバイアンプ(これがメイン用途)あるいはBTLでモノにしても良い。出力素子はMOS FETで、AB級の40W(BTLで80W)。フロントパネルもメーターも要らないから、20万くらいでなんとかならないでしょうか、アキュフェーズさん。
藤井 様
心なしか、虫の鳴き声も寂しく聴こえる、今日この頃です。桜の葉も色づき、ブラームスの音楽が似合う季節になりました。
先日、ソナス・ファベールの「ソネット」についてコメントしましたが、試聴する前に、「B&W802D3プレステージ・エディション」がどのくらいエージングが進んだのか気になりましたので、「ソネット」の試聴に入る前に、試聴させてもらいました。
春に伺った際は、まだ、導入されて数日の状況でしたので、新たに導入された「B&W802D3プレステージ・エディション」を鳴らすのは、かなり手ごわいと感じた次第です。導入前の「B&W800D」の完成された音が、懐かしく思えました。
今回、フォーレの夜想曲(ユボー)・レクイエム(コルボ)、マイルス・ディビス(カインド・オブ・ブルー)、小椋佳(残された情景)、ピンク・フロイド(対)を短時間でしたが、試聴させてもらいました。
感想は、普通に聴く分には、ハイ・エンドの再生音ですが、再生される音楽を集中して聴くと、まだまだエージングが進んでないと感じました。例えとすれば、森麻季さんがステージ上で、笑顔ひとつもない表情で歌っていて、伴奏の山岸さんのピアノの音も心なしか、響いてこない感じです。
「B&W800D」が、店主の細川さんが納得する再生音を奏でるまで、数年かかりましたので、新たな「B&W802D3プレステージ・エディション」が本来の再生音を奏でるまでは、やはり、数年かかるだろうと思っております。
ドライブしたパワーアンプは、春に伺った際は、アキュフェーズの「A-75」でしたが、今回は、「P-7300」でした。
A級アンプとAB級アンプについては、音楽を聴く方の個人の感性で選んで、間違いないと思っています。例えば、フォーレのレクイエムなら「コルボ」の演奏が好きな方と「クリュイタンス」の演奏が好きな方がいると思います。あくまでも、個人の感性で、好きな音楽を好きな演奏家で、自分の好きな音で聴くのが、一番、良いと思っております。アキュフェーズのアンプならA級でもAB級でも安心して使用出来ると思います。
現在、使用している「P-360」はAB級(200W/8Ω)ですが、これはこれで、いい味を出しておりまし、30年近く使用しておりますが、一度も音が出なくなったことはありませんので、信頼性は高いです。
今後、ベースマンに導入された「B&W802D3プレステージ・エディション」が、どのような音で、音楽を奏でていくのか、楽しみにしております。
floyd0409
DIAPASON Karis II
いまの今まで存じ上げませんでしたが、何故か‘’好きになっちゃう予感”が心の中で湧き起こり、どんな音かするのか検索してみました。
YouTubeを聴いた印象を率直に申し上げますと、わたくしKaris IIの音の傾向が好きです。確かに実際のところは分からないのですが、程良く引き締められた濃い目の音、彫りの深いコントラスト、弦楽器の響きも好ましく、低音は量より質を取り無駄なく必要にして十分。無垢材を使い寄せ木のように接着していますが、おそらく製造に手間がかかるうえ、音と見た目を個体差なく仕上げるのが難易度高しと想像します。
個性はあるが存在感を主張しすぎず、しっかりとした作りの小粋なスピーカーが欲しいと常々思っておりました。例えるなら他校の卒業アルバムを見て、まだ会ったことがない女の子に好意を抱いている、いまはそんな状態ですかね…
イタリアのジャガイモ? ですね、ディアパソン。10cmの2ウェイが、クラシックを必要十分に聴けるミニマムサイズかなと思います。
ベースマンの2階は、どうしても低音が抜けてしまいます。普通のリビングルームに置いて近寄って聴けば、オーケストラを聴いても、低音が寂しいとは感じないと思います(わたくし的には)。音程やキレの悪い低音は、いくらたっぷり出ても、いや出れば出るほど始末に悪いです。量感がちょっと物足りないくらいの方が、トータルの満足度が高いのではないでしょうか。
そうやって二度惚れ、三度惚れできるスピーカーに出会えるのは、幸せですね。
上記の投稿で機種名を間違えていたので、訂正します。「新しい803」ではなくて、「新しい802 D3 Prestige
Edition」つまりはベースマンの1階に置かれているスピーカーです。こうやって単純に間違えてしまうのは、やっぱり縁(円)がないせいでしょうか。
井上ひさしの「はんぺん天女とこんにゃく才女」いや、こんにゃくの方が先だったかもしれませんが、いまだったら炎上しそうな小説を、学生時代に読みました。才女に惚れて猛アタックをかけるも肘鉄をくらい、あっさりイイ仲になってくれた天女と所帯をもつ、という筋書きでした。
B&Wは、こんにゃく才女を連想させる存在でした。オーディオ的には高性能だけど、ドライで色っぽくない。それをどうにかしようと言うのが醍醐味かもしれませんが、その前に「はんぺん」の色気にヤラれてしまうわけです。大昔に秋葉原で「こんにゃく」のB&W CM1を店員さんに勧められたのですが、結局「はんぺん」のDali Royal Menuet2を買ってしまいました。
それが新しい803ではカサついた感じが取れて艶っぽく、才色兼備の「かまぼこ」?になっていたのには、ちょっとびっくりしました。この機種はやっぱり「こんにゃく」なのか、それとも「かまぼこ」になっているのか、試聴が楽しみです。
1970年代にls3/5aが登場したとき、インピーダンスは15Ωで、ネットワークにはトランスも使われていました。その後に11Ω使用となってトランスが無くなり、またメーカーによってはバイワイアリングの機種も出てきました。BBCが箱の素材に至るまで細かく規定していまだにライセンス認定をしているので、バイワイアリングへの仕様変更も手続きをしていたはずです。私が持っているStirlingは、プロトタイプが採用していた裏板のネジ止めを復活させたところ「ls3/5a」が認められず、「ls3/5a ver.2」を名乗ることを許されたと、聞いた記憶があります。
延々と同じものを作り続ける頑迷な?イギリス人が、ライセンス認定まで受けてバイワイアリングにしたからには、相当に根拠があったのだろうと考えます。さいわいわが家のオーケストラには、ちゃんと指揮者がいるように聴こえます。
たしかELACがバイワイアリングを止めて、シングルにするという話がありました。せっかくバイワイアリングの端子をつけても、ほとんどのユーザーがシングルでつないでいるから、ということです。バイワイアリングの機種にシングルでつなぐ場合、たいがいの人はジャンパー金具(ピン)をつけたまま、結線しているのではないでしょうか。どうしてなんだか、これの音がよろしくない(金メッキの下地のニッケルメッキが悪いのか?)。ジャンパーケーブルを使うと、かなり良くなります。ウーファーからトゥイーターへと一本のケーブルで串刺しにするのがベストなのでしょうが、けっこう手間のかかる作業だし、太いケーブルだとできません。その串刺しにしてやっと、シングルの端子と同じクォリティになるのだとしたら、初めからシングルにしておいた方が良いということですね。
だけどバイワイアリングの端子がついているのなら、そして音にこだわりがあるのなら、バイワイアリングがおススメです。私はStirling ls3/5aを持っていますが、バイワイアリングにしたら中高域がくっきりと晴れやかになり、音の広がりも良くなったように感じました。「シングルにしたら、値段が2倍するケーブルを使えるじゃないか」という説もありますが、う~んどうかな、それではスピーカーの技術者ががっかりすると思います。
カメレオンは爬虫類だけど、音質は哺乳類! まさに、そんな感じですね。
一度だけですが、ベースマンで聴かせていただいたことがあります。そのときの印象ですが、セッティングにもよるのでしょうが、低域にピークがあって、しかも制動が効いていないように感じました。バスレフとはそんなものじゃないかと言われればその通りなのですが、それがちょっと気になりました。
60cmのスタンドに載せて、レーザーポインターでミリ単位のセッティングをして、眉間にシワを寄せて聴くようなスピーカーではないのでしょうね。サイドボードなど低めの家具の上に置いて、暮らしの中で音楽を楽しむのに向いているのではないでしょうか。側板の色を着せ替えできる(これがカメレオンの由来?)ので、それを保護色のようにしてどこにでも置けます。バッフルに仰角がついているので、机の天板や床からの反射を防ぐことができます。低域のピークも、小音量で再生するには有利かもしれません。
もしかしたら、床の上でもイケるかもしれませんね。スピーカーの前にじゅうたんを敷けば、あぐらやごろ寝で楽しめます。
今日は、バランスの自作ケーブル持参して、立ち寄らせていただきました。
これまで「単線に天然素材の絶縁体」にこだわってきたのですが、一方的にイイと思い込んでいただけで、聴き比べる機会はありませんでした。アキュフェーズも含め、某社の超高額製品とも聴き比べたのですが、どれも一長一短という感じでした。自作ケーブルの材料費は数千円ですが、聴きどころによっては超高額製品をも凌駕(!)するし、物足りないところも出て来るしで、一概には言えないと思いました。同じシステムで同じ人が評価してもそうなのですから、結局はつなぐ装置によって、あるいは聴く人によって、評価が変わるのでしょうね。
私自身は、やっぱり自作品が好みに合っているのが分かったし、超高額製品が相手でも、ひれ伏すような差がないことも分かって、収穫でした。「アキュフェーズの二番目」だって、製造中止になっちゃったから在庫があるうちに買いたいと思う人がいても、不思議はないと思います。