オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ C-290V その②・・終わりなき戦い。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ C-290V その②・・終わりなき戦い。

私、アキュフェーズ C-290V。1998年12月生まれ。最先端技術の粋および技術者の感性を集めたC-3900との比較試聴。これが、私の「最後の戦い」。そう思っておりました。現代最先端のプリアンプとの「戦い」。買い替えを検討する所有者。所有者も、店主も、私も、勝ち目はない。いや、誰もが、そう思うでしょう。おそらく、アキュフェーズも、です。が、私は「生き残りました」。試聴は、店主の細川さん、所有者の藤井、お客様の3人でした。

アイキャッチ画像の最下段がC-290V。3900より小柄で細身だ。

お客様・・「説得力がある。伝えるべきものを伝えている。音が痩せない。ボーカルの色、艶はC-3900よりある。上品で柔らかい。音色に違いがある。『ファッ』とした(音の)感じだ。今回は、買い替えの必要は、無いと思いますよ」とニコリ。店主・・「(勤務していた旧)佐々木電気(の店内)で聴いた時は、こんな音だとは思わなかった。(その時は)海外ハイエンド(オーディオ機器)に比べ、エッジ(音の輪郭)が立たず、低域の膨らみもない感じがした(でも、いま聴くと違う)。(モヤモヤと丸く固まった音ではなく)『スッ』と聴こえる。”まっとうな音”。帯域は狭いかもしれないが、その帯域は、フラット(高域から低域にかけて 抜けた、強調された帯域がない)。オーディオ的性能を技術者として、(その立場を)わきまえ、追求(した結果がこの音だ)。 時流に流されない技術(を20数年前のC-290Vから聴きとれる)」。「あぁ、昔は、この音を理解できなかった。聴き取れなかった。恐るべし、アキュフェーズ」

所有者の感想ですか…。「感動した!!。買い替えない」という事でした。

私、マシーン(機械)ですが、お三方に感動を与え、大変、満足しております。ええ、五年後も、十年後も戦い、いや、聴き手に感動を与える音楽を再生していく所存でございます!!。