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  • あおのり
  • 2020/08/24
  • 音の違いは、みなさん同じように聴き分けているけど、どちらを好むかについては、賛否両論があるということですね。

    私なら迷わず3900を選びますが、3850に好感をもつ人の気持ちも分かります。あってもなくても良いようなモノ?に200万弱ですからね。素っ気ない音じゃなくて、たっぷりとリッチに聴かせて欲しい、そう思っても不思議はないです。

    かたや、素っ気ないのも究極まで行くと、演奏や録音の美点が(弱点も)くっきりと目の前に現れてくる。リスナーに、ひとつ高い目線を与えてくれるということですね。細川さんの「技術点の高さに、芸術点もついてきた」は、そこを指しているのかな、と思います。

    ここまでオーディオに入れ込めるのか、騒音の発生源を増やしたら妻が「おっかない」に変身するかもしれないし、いや、そもそも、そんなカネはないだろう、とか考えると、もうどうでも良くなっちゃうのですが。

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  • あおのり
  • 2020/08/19
  • 学生時代もはるか昔のこととなりましたが、池袋の西口にDjangoというジャズ喫茶がありました。色だけはコーヒーらしい液体を飲むにはミルクが必需品だったのですが、「ミルク下さい」と叫んでも通じないときは、お姉さんの胸を指さしてサインを送ることになっていました。そのすさまじい轟音の発生源はJBLのパラゴンで、ドラムなど叩く音は圧倒的に強かったし、サックスもブリブリと前に出て来るしで、とにかく何を聴いてもパラゴン色に塗りつぶされる感じでした。同じJBLのスタジオモニターと比べれば、歪っぽいし付帯音も乗っていたし、ナローレンジでした。それでも「あそこでジャズを聴きたい」と思う客がそれなりに居たし、私も「瓶に入った飲み物が安全」なことを学習して、コーラを頼んでジャズに没頭していました。「何を聴いても○○の音」は、「おふくろの味」みたいな安心感があるのかもしれません。

    細川さんの「技術点」と「芸術点」は、「再現力」と「味つけ」と言い換えた方がはっきりするような気がします。このごろは「原音再生」との言葉も聞かれなくなりましたが、しかし録音の正確な再現こそがオーディオの本筋でしょう。その一方で、パラゴンのように味つけの濃い音も人気があります。厄介なのは、「再現派」の人は味つけの濃い音も好きだったりする(細川さんはSPU-GTやオートグラフ?)のに、「味つけ派」の人は再現性の高い音を否定しがちなことです。超絶技巧のミュージシャンをこき下ろすときと同じで、「つまらない」とか「音楽性がない」とか、散々な言われようをすることがある。それはちょっとフェアじゃないよな、なんて思ったりもします。

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  • Baron papa
  • 2020/08/19
  • 初めてコメントさせていただきます。
    このブログを読んでケーブルを浮かせてみました。床がフローリングやPタイルなら効果はあるかもしれないが、うちはカーペットですので、効果は期待しないで百均で大型クリップ2個と3個入りの小クリップを買って来ました。 まずは電源タップのケーブルにそしてスピーカーケーブルにも使ってみました。結果は嫁が聞いてもわかるほど違いがありました。抑えた感じが無くなり開放的になりました。効果はアナログの方が顕著でCDプレーヤーの方も解像度上がりました。 電源タップも浮かせたらどうなるだろうと思い、タオックのインシュレーターを下に入れてみたら、吸収が効きすぎたようで、おとなしい音に(詰まった感じ)なってしまいすぐに外しました。何事も『過ぎたるは猶及ばざるが如し』ですね。このネタでもう少し楽しめそうです。

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  • あおのり
  • 2020/08/14
  • デジタル時代になってからはプリアンプ不要論を唱える人もいるし、「必要悪」とも言われるプリアンプ。「必要悪」の「悪」を最小限にするための190万円だとしたら、デジタル用とフォノ用にパワーアンプを2台にする方が合理的です。プリアンプの積極的な意味とは、何なのか? それにふだんプリメインのe-350Vで聴いている人が、3850 vs. 3900なんて、超高級プリアンプの違いが分かるのか? たとえばフェラーリがマイナーチェンジしたとして、ふだんマツダに乗っている私が2台を乗り比べてみても、違いは分からないんじゃないでしょうか。品定めされるのはプリアンプじゃなくて、オレの耳なんじゃなかろうか。そんなことを思いながら、試聴に向かいました。

    違いは、分かりました。もちろん、ハイレベルの中での、違いです。
    和太鼓は3900の方が、バチが瞬時に跳ね返っているようにカラッと聴こえます。
    ガットギターとベースのデュエットは、3850で聴くと響きが余計についているように聴こえます。
    ピアノをバックにしたヴォーカルは、3900の方が声色を描き分けるし、ピアノが明るく響きます。
    フォーレのレクイエムは3900だと、合唱団員ひとりひとりを描き出すような細密さが感じられました。

    同じ機種のマイナーチェンジと言うよりは、まったくの別物という印象すら受けました。3850に分があるとしたら、音をうまく丸めて響かせるような、聴かせ上手みたいなところでしょうか。クラシックが好きでホールトーンを求める人は、3850の方を好むかもしれません。でも3900の方が明るく、真っ直ぐで、細密で、簡潔です。でもまあ、<桃源郷A>と<桃源郷B>の違いでした。

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  • merry
  • 2020/08/11
  • 「私の好きな音は、澄み切った、透明な空間にスッキリ、ハッキリ、クッキリした音」「広帯域、高解像度、高SN比、繊細に伸び切る高域、こもらず、膨らまない中間帯域、明確に分離され引き締められた低域表現。持続する倍音(響き)表現」と、ここまで私の大好物の言葉が並んでいるブログを初めて拝見しました。自宅ではPS1220、C3850、A75、DP720をSAEC XR1で接続。アナログはPhasemation PP2000、EA550、IKEDA345で、クラシックと女性ボーカルを中心に聴いております。残念ながら家断捨離で狭小部屋となったため、802diamondを804D3に、バイアンプをバイワイヤにダウンサイジングしました。802D3の澄み渡る中域や、質の高い低域は夢物語となりましたが、限られた条件の中で店主のおススメの音をを目指します。これからもブログを楽しみにしております。

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  • あおのり
  • 2020/08/10
  • ソニーのアンプの記事、読みました。定年とコロナでオーディオを再開して、若い頃に憧れていた装置を手にいれる人が多いらしいですね。確かにオーディオ全盛時代の国産品はお金と技術を詰め込んで造られているものが多いし、良いものを安く手に入れたい気持ちも分からなくはないけど、いきなり昔の製品をオークションで手にいれるのは、止した方が良いです。

    とくに要注意なのは、中途半端に悪徳なリサイクルショップの出品です。「通電し、良い音がしています。ただし当方は専門家ではなく、計測器等によるチェックもしておりません」みたいな能書きは、動作不良やノイズを知っていながら素人を装ってい可能性が限りなく高いです。

    中古製品は、オーディオベースマンで買いましょう。根づけは良心的だし、がっかりしたこともありません。

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  • あおのり
  • 2020/08/10
  • 大昔のことですが、池袋のパルコにダイナミック・オーディオが入っていました。そこのお兄さんに勧められたのが、ビクターラボ製の塗料でした。これをケーブルに塗ると、ビニールの皮膜にまとわりついて信号の流れをじゃましている静電気が、カーボンの電導で消えるのだとか。

    効果は絶大だったのですが、この手の商品はなくなりましたね。「塗る」とか「貼る」とかは、主に長岡教徒の得意技でしたから。

    「床から浮かすと音が良くなる」のは、足との摩擦で帯電した床から離れるから、という静電気説を唱えている人もいました。床の静電気は製造業には深刻なレベルで、工事や塗料、ワックスなどもあるようです。静電気説か振動説か、どっちが正解なんでしょう?

    アクセサリーでケーブルを持ち上げても、わが家だと猫にヤラれそうです。現にぶら下がっているケーブルで、猫パンチの練習をしてたりしますから。

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  • あおのり
  • 2020/08/07
  • 東京の下町に、自家焙煎珈琲の草分けと知られる「カフェ・バッハ」があります。吉原や小塚原の刑場にも近く、山谷のドヤ街の名残もあって、旧時代の空気が充満していますが、実は沖縄サミットで珈琲を提供したお店です。棚には20数種の豆が並んでいるので、とても全部は飲みきれません。もちろん高価で知られるコスタリカのゲイシャやブルーマウンテンなどもありますが、結局は一番安い「バッハ・ブレンド」が一番美味しく感じるし、心が安まるのですね。それだけではなく、店主の珈琲にかける思いが集約されている(ような気がする)。さすがだなあ、と思うのです。

    E-370はアキュフェーズの下から2番目のクラスですが、そんな存在であって欲しいと思います。「華」はないかもしれないけど、音楽を聴く道具として十分な性能や信頼性を備えていて、飽きずに愛用できる。大きすぎないというのもポイントで、わが家のラックで放熱を考えるとこのくらいが限界かと思います。

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  • あおのり
  • 2020/07/18
  • いや白状すれば、ここまで意識して聴くことはありません。
    細川さんの言葉を受けてみると、こうじゃない? みたいな。
    そして現用機は30年前のプリメイン、e-305Vです。コレで十分満足しております、ハイ。
    じつは先日、SPU#1Sをベースマンで購入しました。レコードファンとしては、一度は使ってみたかったのです。まだトランスは持っていない(大昔にトランスもヘッドアンプも処分してしまいました)ので、e-305Vにつないでみました。フォノイコはMMのときよりも、MC入力だとぐんと音が良い(←こんな言い方しか、できません)のです。もちろんトランスを通したときの輪郭はありませんが、これで十分じゃないかと思うようになりました。ベースマンでトランスつきのSPUを聴いて、やっぱりコレはトランスの音を聴くカートリッジだと思い込んでいたのですが、「やるじゃないか、お前!」とe-305Vにほれ直しました。よろしかったら、聴きにいらしてください。

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  • あおのり
  • 2020/07/18
  • ギターの低音弦は、巻線になっています。爪弾いたときに外側の巻線から発せられる中高音と、芯線の低音がバラバラに、一体感なく聴こえるのが本来の姿だと思っていました。これは巻線が丸いラウンドワウンドで、しかも弦が新しくて付帯音がいっぱい乗るとそうなります。ジャズギターのフルアコによく張られるフラットワウンド(巻線がきしめんみたいに平たいの)だったり、弦が古くなって枯れた音がするようになると、中高音の響きが激減します。若い頃にギターを爪弾いていた者としてしては、そう思うのです。 

    でもまあ、そういうチェックポイントが増えていくのが、オーディオという趣味なんでしょうね。チェックポイントが増えて行って、クリアできる率も高くなると、満足感も大きくなるということでしょうか。でもクリアのためには、それなりにイロイロとしなくてはいけないわけで……。

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