私はBlow by blowの一枚があれば良いかなっ、て感じです。キーボードはマックス・ミドルトンで、フェンダー・ローズが絶品です。ドラマーはたしか18歳ですが、引き出しの多さと柔軟性に目を見張らせられます。ベックのギターもブルーズを感じさせるし、とくにロイ・ブキャナンに捧げられた「悲しみの恋人たち」は、泣かせる。Wiredもまあ悪くはないけど、キーボードがオルガン弾きのヤン・ハマーで、つまらない(ゴメン)ドラムまで叩いています。黒いヤツは……中古盤屋に売っちゃいました。打ち込みが嫌いなんです。
ベックの交通事故で次のグループの構想がダメになって、寄せ集めメンバーでフュージョンをやってみたのがBlow by blow。オーケストラの編曲もした、プロデューサーのジョージ・マーティンの力量もあったと思います。
今日はちょっとだけ、フライング試聴させてもらいました。 アルテックA7は、デカイ! さすが はVoice of the Theater、劇場用です。15インチのウーファーは遠くに飛ばすためのもので、低音のレンジはさほど下まで伸びていません。軽くて速い低域、張り出した中域、野放図な高域と、まあ総じてあっけらかんと無反省なジャズファン向けの音です。これで50年代、60年代のジャズを聴いたら楽しいです。きっと。
いや、A-75を導入している時点で、十分に沼に嵌っておられますよ。
さらに水準器を置いたり、重いのに四苦八苦しながら水平を出しているの
ですから、何だ首までつかっているじゃないか、という話です。
願わくば、このまま沼で楽しめることを。そして「底なし沼」でないことを!
アッテネーター(減衰器)は、入力された信号を必要とされるレベルの信号電圧に変換し出力することが役目です。そのための部品だけで作られていますから、プリアンプ(増幅器)を使う魅力である聴き心地の良さやシステムを支配する音色の発露などは守備範囲外じゃないかな?という前提で本機を注文いたしました。
自宅システムに接続すると、期待していたよりも遙かに音の解像度・鮮度が向上し、音楽の実在感・躍動感が増したことに驚きました。ワンポイント録音の曲などは目の前で演奏しているような再生です。音楽を積極的に聴きたくなる音に変貌しました。ず~っと平たい音楽だと感じていたバッハの「マタイ受難曲」が音的にも音楽的にも立体的に目の前に現れてポカ~ンとしました(笑)。もう前の音には戻れません。この変化は劇的で、拙宅でのオーディオ機器の変遷の中で本機導入が最大のブレークスルーとなりました。
昨日に、お店で試聴させていただきました。
B &W 705S2はサイズのわりにワイドレンジで、二回り大きなスピーカーが鳴っているような感じがします。それと引き換えに中音域の密度感が乏しい感じがして、これだったらロクハン(16センチフルレンジ)の方が良いかもなんて、思ってしまうのです。チャンジイこいて、枯淡の境地に達してしまったのでしょうか。
Paradigm founder 40Bは、「ふっくら」。705 S2のバッフルが煎餅だとしたら、founder 40Bのバッフルは饅頭なのです。そして饅頭の皮にはぼこぼこと穴が空いていて、情報が抜けているような。
もちろん自然界に平面波はないのですが、球面感がくっきりすると、違和感を感じるのかもしれません。「穴」は、鳴らし込んでいけば埋まっていくような気もします。ワイドレンジよりも濃密な中音が欲しい私としては、どちらで聴きたいかと言われれば、Paradigmでしょうか。
私はBlow by blowの一枚があれば良いかなっ、て感じです。キーボードはマックス・ミドルトンで、フェンダー・ローズが絶品です。ドラマーはたしか18歳ですが、引き出しの多さと柔軟性に目を見張らせられます。ベックのギターもブルーズを感じさせるし、とくにロイ・ブキャナンに捧げられた「悲しみの恋人たち」は、泣かせる。Wiredもまあ悪くはないけど、キーボードがオルガン弾きのヤン・ハマーで、つまらない(ゴメン)ドラムまで叩いています。黒いヤツは……中古盤屋に売っちゃいました。打ち込みが嫌いなんです。
ベックの交通事故で次のグループの構想がダメになって、寄せ集めメンバーでフュージョンをやってみたのがBlow by blow。オーケストラの編曲もした、プロデューサーのジョージ・マーティンの力量もあったと思います。
……ここまで書いて、音質のことは一言も書けないことに気づきました。まるで、気にしていなかったのでした。
今日はちょっとだけ、フライング試聴させてもらいました。
アルテックA7は、デカイ! さすが はVoice of the Theater、劇場用です。15インチのウーファーは遠くに飛ばすためのもので、低音のレンジはさほど下まで伸びていません。軽くて速い低域、張り出した中域、野放図な高域と、まあ総じてあっけらかんと無反省なジャズファン向けの音です。これで50年代、60年代のジャズを聴いたら楽しいです。きっと。
ファンダメンタルのパワーアンプ、MA10は鈴木哲さんの手作り感が好ましいルックスでした。BTLモード(モノラル)でB&W802D3に接続。アキュフェーズのA級パワーアンプ、A-75と比較試聴させてもらいました。これはぜひ、みなさんの耳で聴き比べていただきたいと思いました。アンプに何を求めるのか、私たちの耳の方が試聴される体験になりそうです。
今回うちのスピーカーを聴いていただいた際に、「ボーカルに引っ掛かりを感じる」「中高域がやや荒い」という感想をいただき、お二人がお帰りになった後、改めて聴いてみました。確かに、曲によっては耳につくざらざらを感じ、いろいろ点検したところ、HS-linkのケーブルが他のケーブルと絡まっているのを発見。ケーブルをほぐして元の音に戻りました。オーディオの面白さは装置の使いこなしにもあると思います。
奥行きを表現できるまで追い込むのは難しいですね。以前、ベースマンでアッコルドを聴いて感動し、なんとか奥行きを出せないものかと頑張ったのですが、挫折しました。自作マルチユニットスピーカーの場合は、各スピーカーののレベル合わせと位相合わせに加えて、スピーカー本体と部屋のセッテイングが必要です。時間をかけて取り組んでいきたいと思います。
うちは、ベースマンから自動車で5分のところにあります。土日であれば試聴が可能ですので、その場合は事前にご連絡ください。090-6225-6253にショートメールでお願いします。なお、部屋が狭いので一度に二人しか受け入れできません。お気に入りのソフトをお持ちいただければ嬉しいです。
スピーカーのネットワークで2ウェイ、3ウェイと分けるのは、パワーアンプで増幅された信号を扱う弊害が出てきます。そこでプリの出力を2ウェイや3ウェイに分けて、それぞれにパワーアンプをあてがうのがマルチドライブです。でも実際に楽しんでいる人は、ごく限られています。いまはスピーカーのユニットやホーン単体の製品は激減しているし、ハイエンドのスピーカーでもマルチドライブ用の端子をつけている製品はないでしょう。理想的な方法ではあっても「いばらの道」で、お金がかかるだけではなくて、組み合わせや調整が大変。オーディオがとことん好きな人でないと、取り組めないのでしょう。
失礼ながら、狭いスペースに充満する装置の数々、床をはう太いケーブル、そしてソフト、と魔窟系のお部屋でした。下から38cmウーファーの箱、伝説の?ネッシーを流用したフルレンジ、ホーンツイーターと、どんなオソロシイ音が出てくるのか? でも案外にウェルバランスで聴き易いし、軽くて速い低音(「重低音はない、あるのは軽低音だ」とは長岡先生の言です)、俊敏な中音域、澄み切って伸びる高音域には驚嘆しました。
私は16畳の短辺を背にしてスピーカーをセッティングして、ニアフィールドで聴いています。後ろに抜けていくので、スッキリはしているけれど、「音に包まれる」感じが薄いのです。でもこちらは後方からの反射音にも包まれる、それが何とも心地良かったです。
唯一の弱点かもと感じたのは、ドラムの打点が見えにくいとか、たとえばジェフ・ベック「ブロウ・バイ・ブロウ」の「ダイアモンド・ダスト」のイントロでエレピの左右への揺れが少なく感じられるところ。位相、あるいは定位でしょうか。私がふだん小さいスピーカーで聴いているので、そう感じたのかもしれません。いずれオーナーさまの理想を追いかける熱意と、調整を重ねたバランス感覚に感銘を受けた一日でした。ありがとうございました。
料理でのたとえですが、どういうことなのか、考えていました。
B&W 802D3のような見た目も凄くて、分解能がとびぬけて高いスピーカーだと、どうしてもオーディオ的に聴いてしまうということなのでしょうか。低域の伸び、締まり、中域の濃密さ、高域の伸び、ユニットのつながり、音のスピード感や広がり……と、チェックポイントがいっぱいできてしまうのかもしれません。料理にたとえればバイキングのようなもので、和食も中華も洋食もあって、その中から選んで食べることになります。
そう例えると、ブロッドマンは定食になるんでしょうか。刺身定食も豚カツ定食も、小鉢や漬物を目的に注文する人はいないわけで、何を味わえば良いのかはもう決まっています。2000円のバイキングもあれば、3000円の定食もあるわけで、定食がバイキングに劣るものではありません。でもバイキングですべて満点の料理を出すには、それぞれのエキスパートを雇わなくてはいけなくなりません。つまり上流(アンプやプレーヤー)に求めるものが、まんべんなく高くなります。逆に定食だったら、メイン料理のうまさを際立たせるような上流が好ましい。「ウチは豚カツはいまいちだけど、漬物はピカ一だ」と自慢する豚カツ屋はいないわけで……。どちらもそれぞれ、奥が深いということになります。
僕は、前日にまりやさんに「告白」されました。
DP-570は、たぶん音楽が大好きなエンジニアが気持ちを込めて作ったプレーヤーだと思います。今までのアキュフェーズの音に比べて落ち着いていて、楽しく音楽に浸れます。
DC-37は、影の薄い不幸そうな歌声が、「寝つかれぬ、夜鳴り響く電話のベル」の感情にぴったりで、アキュフェーズらしいキラキラした演奏とのギャップが面白かったです。
DP-950/DC-950は、理性のある大人が、不安な気持ちを表に出さずにあえて整然と振る舞っている感じで、でもよく聴けば不安な気持ちが推察できるような優れものでした。たぶん、いろいろなジャンルに対応し、満足のいく音楽を聞かせるものだと思います。
僕としては、どのプレーヤーも嫌な音を出さず解像度が高いので、使いこなす楽しみがあるように感じました。
YAMAHA ・Bösendorfer・STEINWAY、それぞれの音色を比較した動画がYouTubeにアップされております。
華があって煌びやかなSTEINWAY、精密精緻で生真面目なYAMAHA、湿り気と陰影があり、含みや趣を感じさせるBösendorfer。
今回のブログを拝読し、以前視聴したその動画の記憶が脳裏に浮かびました。