オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パワーアンプは、囲い込まない方が有利?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり パワーアンプは、囲い込まない方が有利?。

パワーアンプ。ラックの”檻”に囲い込むより、部屋の中で”野放し”にした方が、音質向上を図れる…ようだ。期待できるオーディオ的効果は、帯域の拡大(伸びやかさ、解放感が得られる)、SN比の強化(音楽の背景がスッキリする)、解像度のアップ(色々な楽器の音がクッキリする)といった要素。

ラックの中では、パワーアンプ自身や、他の機材の固有振動が干渉し合い、音質的には不利な印象。ラックの外が、アンプからの放熱もスムーズだろう。

この7、8年、ベースマンで試聴を繰り返すうちに、「パワーアンプは、ラックの中より、床に直置き、もしくは床にボードを敷いた方が、音質的には有利」と感じられてきた。重い。パワーアンプは、ラック使用の場合、最下部に配置するのが普通だろう。40数キロの重さの塊をラックを分解せず、押し込むというは骨が折れる。また、ラックを分解して最下段に配置も面倒だ。ということで、自宅のA-75は、床に直置き。でも、自宅の合板の床は、傾いている。 インシュレーターなどのオーディオ・アクセサリーは、金銭的問題と効果の解説が『百花繚乱(ひゃっかりょうらん)』。俗に言う【オーディオの沼】に嵌(はま)るので不採用。で、見栄えの問題もあり、直置きは、諦め、以前、作ったオーディオ評論家の福田雅光さんの監修の‘自作・オーディオ・ボード‘を合板の床に敷き、その上に設置。やはり、アイチャッチ画像にあるように、水準器を置くと、傾きが。そこで、水平は、紙と薄い板を床とボードの間、ボードとアンプの足に敷いて調整。紙と木。ベースマンでも実施しているが、この方法が、音質的に副作用が少ない。

アンプのラックから解放。利点ばかりではない。プリアンプからのケーブルの延長が必須。スピーカー(SP)ケーブルを短くできるメリットもあるが…。

なお、水平。ラック、アンプ、SPともオーディオ機器全部で出しているが、水平を厳密に取った時の効果は、不明。ただ、CDプレイヤー、レコードプレイヤーは必要だろう。