コメント一覧コメント一覧(35ページ目)あおのり2020/02/01一昨年に、折りたたみ自転車を買いました。こっぱずかしくも妻とおそろいのチャリ(色違い)をクルマに積んで、田沢湖を一周するのは最高です。「お尻痛い」「クルマ怖い」「おなか減った」が交代で、2分おきに後ろから聞こえて来ますが……お前は小学生かと思いつつ、「二度とゴメンだ」と言われないようにのんびり走るのです。自転車屋さんで物色したとき、泥除けやスタンドなど、ママチャリのような便利機能が初めからついていて、値段もそこそこで、そして重い……という機種がありました。安いハイテン鋼のパイプに安いパーツをくっつけるから、重くなるのに決まっています。「でも一番売れるのは、こういうのなんですよね……ま、妥協の集大成です」妥協の集大成! 妥協というしょーもない要素と、集大成という素晴らしい要素が合体しているんですよ。奥の深い、実にイイ言葉だと思いました。自転車をどれにするかよりも、まずこの店員さんから買うことにしたくらいです。ソネット3のようなトールボーイに向かうと、どうしてもアタマに「妥協の集大成」が浮かんできて、思い出し笑いが収まるのを待つのです。置き場所を取らず、低音もしっかり出て、ブックシェルフ+スタンドよりちょっぴり高いだけーつまりはお買い得ということですね。素晴らしい。でも長細い筐体と複数ユニットの干渉というマイナス要素を、生まれながらに持っているのです。それを技術で克服できるのか、「売る」ための妥協ではないか?雲の上のB&W800シリーズのことは分からないけど、一般論としては低音の「質」を取るならブックシェルフ、「量」を取るならトールボーイでしょう。私は猫にヤラれないようにブックシェルフを選んできましたが、いまとなっては大正解、ニャンコさまさまです。でもベルリオーズとかマーラーとか、バカバカしいほど音響効果を狙った作品を「妥協の集大成」で聴くのもイイのかなあと思ったりします。「死ぬまでに、いっぺんでいいから蕎麦をどっぷり汁につけて食いたかった」、みたいな話かなあ。コメントした元記事あおのり2020/01/30 いつもながら精緻な言葉づかいで「音」を表していらっしゃって、感服いたします。そしてお二人のやり取りは、なかなかに興味深いです。「音」を言葉でどのように表すのか。オーディオライターさんたちは、それでシノギを削っているとも言えるのですが……。細川さんは手持ちの言葉で、足りているようです。その一方で、主さまは「和名」も探っていらっしゃる。そもそも「300Bの音」という枠の中で、どんなキャラクターなのかを探っていこうとすると難しくて、迷路に入り込んでいきそうです。細川さんは「音」の表現が先で、パーツはその根拠になっています。 そして、もしかしたら……ですが。細川さんは「この音」だけを、聴いているのではないかもしれないです。「あんな部屋」で「あんなスピーカー」につないで、「こんな風に」聴いたら……の音も聴いているかもしれない、と思うのです。インストールして鳴らすこともあるでしょうし、色々なケースがあるでしょうから、「この音」だけで判断するわけにもいかないでしょうしね。無意識的に、複層的に聴いている、ということがあるかもしれない。 ところでトライオードさんはどんなスピーカーにつないで、このアンプを開発されたんでしょうか。スペンドールの代理店をしているから、スペンドールなのかな。だったらハーベスにつないでみたら……なんて思うのは、短絡的でしょうか。 こういう話で「オーディオは難しい」じゃなくて、「オーディオは楽しい」になれば、良いなあと思います。私などは中古を拾って歩くので、ベースマンのハイエナのようなヤツですが、それでも面白く読ませてもらっています。そう言えば家も、クルマも、家具なんかも中古だらけで……「モノを大切にする人」と言うことにしておいてください。コメントした元記事あおのり2020/01/28「この音が欲しかった」。オーディオを趣味にするからには、一度で良いからそう言ってみたいですね。そう言うには判断できるだけの「耳」をもち、満足できるモノを見つけて、手に入れられそうである。この三条件がそろって初めて、心安らかにそう言えるわけですから。私の場合、「耳」からしてどうもこころもとないです。ラジカセに耳をくっつけて聴いたのが「良い音」の原体験で、以後は数十年にわたってヒドイ音(今にして思えば)で聴いた暗黒時代(今にして思えば)が長かったせいで、実に簡単に高得点を与えてしまうのです。まあそれはそれで、めでたいと思うことにしましょう。コメントした元記事あおのり2020/01/23クラシックだとフルトヴェングラー、ジャズだとチャーリー・パーカーなど、いまでも熱狂的なファンがいる演奏家は、一定数は確実に売れるので商売しやすいのでしょうね。著作権も切れてるでしょうし。ただ昔のLP収録にはなかった「デジタル処理」がクセ者で、ノイズと一緒にナマナマしさも削除しているとしか思えないような代物もあるようです。ところでモノラル録音を2本のスピーカーで聴いてもよいのですが、リスニングポイントが少しでも前後にずれると奥行き感がなくなります。スピーカーを1本にすると、音場が前後に長いラグビーボール状になって、奥行き感と浸透力が倍増するように感じます。スピーカーもいまの低能率ハイファイ機だといまいちで、いっときはテレフンケンの高能率ユニットを後面開放型の箱に入れたのを、大昔盤の再生に使っていました。パリッとした辛口の音は、愛すべきものでした。ここまでこだわった時期もあったのですが、スピーカーをいくつも置くと、色々と差しさわりも出てくるわけでして……。テレフンケン君は、いまはどこかで活躍していると思います。コメントした元記事あおのり2020/01/17それではベースマンから「大物」が消えたら、「当たった」ということで。コメントした元記事あおおり2020/01/16真空管アンプは、回路を選べるので趣味性が高いですね。三極管か五極管か、シングルかプッシュプルか。真空管をさし替える楽しみもあるし、たまったホコリをきれいにするだけでも音が良くなる(気がする)。そもそもがほの明るい球の中を、あるいはずっしり巻かれたトランスの中を、音声信号が通っていると思うだけでわくわくするじゃないですか。言ってみればロマンとノスタルジーのカタマリです。北欧家具と観葉植物の置かれた、広いリビング。このアンプをJBLのバロンにつないで、50年代ジャズのオリジナル盤を聴いたら粋でしょうね。プレイヤーはガラード301、プリはマッキントッシュC22。空想するのは楽しいですが、私の場合は空想だけで終わりそうです。コメントした元記事あおのり2020/01/14ちょっと調べてみたら、グールドはずっとリヒャルトシュトラウスの音楽に惹かれていたそうで、それは初めて知りました。ベートーヴェンの英雄気取りに反抗していたのに、ツァラトゥストラや英雄の生涯を書いた人に心酔するのだから、天才の考えることは分かりませんね。バーンスタインにも合わせなかったのだから、歌手にも合わせないのはいつものことなんでしょう。でもこれはご本人が聴いたら、墓から飛び出してスイッチを切るような音源なんでしょうね。他にもラブレターが明かされたりしているようです。死んじゃったら何をされるのか分からない、そんな心配をしないですむ幸せが、われわれ凡人にはあるってことでしょうか。コメントした元記事関口2020/01/10しまった! 先日とあるイベント会場でこのアルバムのLP盤を見つけ、手に取り眺めつつ、しばらく連れて帰るか考え込み、何故か心のリミッターが作動してそっと棚に戻して帰りました。 中古盤との出会いは一期一会と知りながらなんたる失態。後悔先に立たずですね。コメントした元記事Bitpp2020/01/01主様、今晩は。 今年もよろしく…です。アコリバのUSBケーブルは凄かったですよ。 今まではAIMのフラッグシップUSBケーブルを使っていて、それでも素晴らしい音質改善がありましたが、更にその上を行きます。 情報の欠落はほぼ感じられなくなり、曇りのない澄んだ音になりました。 私の耳ではCDプレイヤーとの差はほとんど感じなくなりました。 …て、独りよがりの勘違いかも知れないので、いつか確かめにいらしてください。(笑)ネットワークオーディオは私にとって一番の肝な部分なので、取り敢えずfidataがCDプレーヤーと勝負できる位置まで持って行くのが当面の目標で、その意味でのゴール間近という事でした。 それが済んだら、あれやって…これやって…たくさんあってヤバイです。ネットワークプレーヤーもその一つです。 特にスフォルツァートのLAN-DAC機能を持ったDSPシリーズ。 全く新しいプロトコルによる通信方式らしく、音質劣化が極めて少ないとの事。 でもね、DACは今ので充分過ぎるほど満足してるので悩みどころです。コメントした元記事Bitpp2019/12/30あ、忘れ物です。今年は色々とお世話になり、本当にありがとうございました。 主様のお陰で色んな勉強をさせていただきました。 多少迷い道もあったりしましたが、それにしても無駄な事は一つもなく、全て血肉になっていると思います。来年も引き続き可愛がってやってください。コメントした元記事1…3334353637…42
一昨年に、折りたたみ自転車を買いました。こっぱずかしくも妻とおそろいのチャリ(色違い)をクルマに積んで、田沢湖を一周するのは最高です。「お尻痛い」「クルマ怖い」「おなか減った」が交代で、2分おきに後ろから聞こえて来ますが……お前は小学生かと思いつつ、「二度とゴメンだ」と言われないようにのんびり走るのです。
自転車屋さんで物色したとき、泥除けやスタンドなど、ママチャリのような便利機能が初めからついていて、値段もそこそこで、そして重い……という機種がありました。安いハイテン鋼のパイプに安いパーツをくっつけるから、重くなるのに決まっています。「でも一番売れるのは、こういうのなんですよね……ま、妥協の集大成です」
妥協の集大成! 妥協というしょーもない要素と、集大成という素晴らしい要素が合体しているんですよ。奥の深い、実にイイ言葉だと思いました。自転車をどれにするかよりも、まずこの店員さんから買うことにしたくらいです。
ソネット3のようなトールボーイに向かうと、どうしてもアタマに「妥協の集大成」が浮かんできて、思い出し笑いが収まるのを待つのです。置き場所を取らず、低音もしっかり出て、ブックシェルフ+スタンドよりちょっぴり高いだけーつまりはお買い得ということですね。素晴らしい。でも長細い筐体と複数ユニットの干渉というマイナス要素を、生まれながらに持っているのです。それを技術で克服できるのか、「売る」ための妥協ではないか?
雲の上のB&W800シリーズのことは分からないけど、一般論としては低音の「質」を取るならブックシェルフ、「量」を取るならトールボーイでしょう。私は猫にヤラれないようにブックシェルフを選んできましたが、いまとなっては大正解、ニャンコさまさまです。でもベルリオーズとかマーラーとか、バカバカしいほど音響効果を狙った作品を「妥協の集大成」で聴くのもイイのかなあと思ったりします。「死ぬまでに、いっぺんでいいから蕎麦をどっぷり汁につけて食いたかった」、みたいな話かなあ。
いつもながら精緻な言葉づかいで「音」を表していらっしゃって、感服いたします。そしてお二人のやり取りは、なかなかに興味深いです。「音」を言葉でどのように表すのか。オーディオライターさんたちは、それでシノギを削っているとも言えるのですが……。細川さんは手持ちの言葉で、足りているようです。その一方で、主さまは「和名」も探っていらっしゃる。そもそも「300Bの音」という枠の中で、どんなキャラクターなのかを探っていこうとすると難しくて、迷路に入り込んでいきそうです。細川さんは「音」の表現が先で、パーツはその根拠になっています。
そして、もしかしたら……ですが。細川さんは「この音」だけを、聴いているのではないかもしれないです。「あんな部屋」で「あんなスピーカー」につないで、「こんな風に」聴いたら……の音も聴いているかもしれない、と思うのです。インストールして鳴らすこともあるでしょうし、色々なケースがあるでしょうから、「この音」だけで判断するわけにもいかないでしょうしね。無意識的に、複層的に聴いている、ということがあるかもしれない。
ところでトライオードさんはどんなスピーカーにつないで、このアンプを開発されたんでしょうか。スペンドールの代理店をしているから、スペンドールなのかな。だったらハーベスにつないでみたら……なんて思うのは、短絡的でしょうか。
こういう話で「オーディオは難しい」じゃなくて、「オーディオは楽しい」になれば、良いなあと思います。私などは中古を拾って歩くので、ベースマンのハイエナのようなヤツですが、それでも面白く読ませてもらっています。そう言えば家も、クルマも、家具なんかも中古だらけで……「モノを大切にする人」と言うことにしておいてください。
「この音が欲しかった」。オーディオを趣味にするからには、一度で良いからそう言ってみたいですね。そう言うには判断できるだけの「耳」をもち、満足できるモノを見つけて、手に入れられそうである。この三条件がそろって初めて、心安らかにそう言えるわけですから。
私の場合、「耳」からしてどうもこころもとないです。ラジカセに耳をくっつけて聴いたのが「良い音」の原体験で、以後は数十年にわたってヒドイ音(今にして思えば)で聴いた暗黒時代(今にして思えば)が長かったせいで、実に簡単に高得点を与えてしまうのです。まあそれはそれで、めでたいと思うことにしましょう。
クラシックだとフルトヴェングラー、ジャズだとチャーリー・パーカーなど、いまでも熱狂的なファンがいる演奏家は、一定数は確実に売れるので商売しやすいのでしょうね。著作権も切れてるでしょうし。ただ昔のLP収録にはなかった「デジタル処理」がクセ者で、ノイズと一緒にナマナマしさも削除しているとしか思えないような代物もあるようです。
ところでモノラル録音を2本のスピーカーで聴いてもよいのですが、リスニングポイントが少しでも前後にずれると奥行き感がなくなります。スピーカーを1本にすると、音場が前後に長いラグビーボール状になって、奥行き感と浸透力が倍増するように感じます。スピーカーもいまの低能率ハイファイ機だといまいちで、いっときはテレフンケンの高能率ユニットを後面開放型の箱に入れたのを、大昔盤の再生に使っていました。パリッとした辛口の音は、愛すべきものでした。
ここまでこだわった時期もあったのですが、スピーカーをいくつも置くと、色々と差しさわりも出てくるわけでして……。テレフンケン君は、いまはどこかで活躍していると思います。
それではベースマンから「大物」が消えたら、「当たった」ということで。
真空管アンプは、回路を選べるので趣味性が高いですね。三極管か五極管か、シングルかプッシュプルか。真空管をさし替える楽しみもあるし、たまったホコリをきれいにするだけでも音が良くなる(気がする)。そもそもがほの明るい球の中を、あるいはずっしり巻かれたトランスの中を、音声信号が通っていると思うだけでわくわくするじゃないですか。言ってみればロマンとノスタルジーのカタマリです。
北欧家具と観葉植物の置かれた、広いリビング。このアンプをJBLのバロンにつないで、50年代ジャズのオリジナル盤を聴いたら粋でしょうね。プレイヤーはガラード301、プリはマッキントッシュC22。空想するのは楽しいですが、私の場合は空想だけで終わりそうです。
ちょっと調べてみたら、グールドはずっとリヒャルトシュトラウスの音楽に惹かれていたそうで、それは初めて知りました。ベートーヴェンの英雄気取りに反抗していたのに、ツァラトゥストラや英雄の生涯を書いた人に心酔するのだから、天才の考えることは分かりませんね。バーンスタインにも合わせなかったのだから、歌手にも合わせないのはいつものことなんでしょう。
でもこれはご本人が聴いたら、墓から飛び出してスイッチを切るような音源なんでしょうね。他にもラブレターが明かされたりしているようです。死んじゃったら何をされるのか分からない、そんな心配をしないですむ幸せが、われわれ凡人にはあるってことでしょうか。
しまった!
先日とあるイベント会場でこのアルバムのLP盤を見つけ、手に取り眺めつつ、しばらく連れて帰るか考え込み、何故か心のリミッターが作動してそっと棚に戻して帰りました。
中古盤との出会いは一期一会と知りながらなんたる失態。後悔先に立たずですね。
主様、今晩は。
今年もよろしく…です。
アコリバのUSBケーブルは凄かったですよ。
今まではAIMのフラッグシップUSBケーブルを使っていて、それでも素晴らしい音質改善がありましたが、更にその上を行きます。
情報の欠落はほぼ感じられなくなり、曇りのない澄んだ音になりました。
私の耳ではCDプレイヤーとの差はほとんど感じなくなりました。
…て、独りよがりの勘違いかも知れないので、いつか確かめにいらしてください。(笑)
ネットワークオーディオは私にとって一番の肝な部分なので、取り敢えずfidataがCDプレーヤーと勝負できる位置まで持って行くのが当面の目標で、その意味でのゴール間近という事でした。
それが済んだら、あれやって…これやって…たくさんあってヤバイです。
ネットワークプレーヤーもその一つです。
特にスフォルツァートのLAN-DAC機能を持ったDSPシリーズ。
全く新しいプロトコルによる通信方式らしく、音質劣化が極めて少ないとの事。
でもね、DACは今ので充分過ぎるほど満足してるので悩みどころです。
あ、忘れ物です。
今年は色々とお世話になり、本当にありがとうございました。
主様のお陰で色んな勉強をさせていただきました。
多少迷い道もあったりしましたが、それにしても無駄な事は一つもなく、全て血肉になっていると思います。
来年も引き続き可愛がってやってください。