オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード TRZ-300W その②・・「和名」が欲しい。

トライオード TRIODE TRZ-300W 定価48万円。昔のヤマハの2サイクル・バイク、RZを彷彿とさせる名称。または、走り屋が車をKP61(FRスターレット)、AE86(レビン/トレノ)などと車両型式番号で呼ぶが、ちょっと、メカニカル。300Bのためにも「和名」のネーミングが欲しい。「木立」、「まほろば」、「空蝉(うつせみ)」、「化身」、「化粧」、「柘榴(ザクロ)」など日本的なものを感じさせる名前が欲しい。

オーディオ・ベースマン・店主・細川さんが、僕に言う

「藤井さん、二階のトライオード(TRZ-300Wは今、二階で展示、試聴可)は、『凛(りん)』とした音ですよ。透明感も、空気感もある。A300XRよりずっといい音です。たとえて言えば、(A300XRのタマを)プスバン(注)に交換。それで得られた音質と同じ音質を求め、(A300XRの)全ての部品を交換した感じです」。

「そうですかぁ~」と僕。「中高域に色、艶がないと思いますけど。『八重樫さん(スピーカー・セッティング、ルーム・チューニングの上手い人)がいうには、高域が出てないからそう感じるのかも』といってましたよ」と僕。「うーん。藤井さん、私は色、艶もでているとおもいますけど…」と店主・細川さん。じっくり、試聴を繰り返したい。

「和名」だが、僕が命名すれば、「女方(女形・おんながた)」かな。いっそのこと、そのまんまで「玉三郎」、ベタですけど。苗字が付けられれば最高…。

(注)PSVANE WE300B(一本 45.000円)に部品を交換すると解像力、SN比が向上、高品質な音になる。見た目の品格も上がるような気がする。