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  • merry
  • 2020/08/11
  • 「私の好きな音は、澄み切った、透明な空間にスッキリ、ハッキリ、クッキリした音」「広帯域、高解像度、高SN比、繊細に伸び切る高域、こもらず、膨らまない中間帯域、明確に分離され引き締められた低域表現。持続する倍音(響き)表現」と、ここまで私の大好物の言葉が並んでいるブログを初めて拝見しました。自宅ではPS1220、C3850、A75、DP720をSAEC XR1で接続。アナログはPhasemation PP2000、EA550、IKEDA345で、クラシックと女性ボーカルを中心に聴いております。残念ながら家断捨離で狭小部屋となったため、802diamondを804D3に、バイアンプをバイワイヤにダウンサイジングしました。802D3の澄み渡る中域や、質の高い低域は夢物語となりましたが、限られた条件の中で店主のおススメの音をを目指します。これからもブログを楽しみにしております。

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  • あおのり
  • 2020/08/10
  • ソニーのアンプの記事、読みました。定年とコロナでオーディオを再開して、若い頃に憧れていた装置を手にいれる人が多いらしいですね。確かにオーディオ全盛時代の国産品はお金と技術を詰め込んで造られているものが多いし、良いものを安く手に入れたい気持ちも分からなくはないけど、いきなり昔の製品をオークションで手にいれるのは、止した方が良いです。

    とくに要注意なのは、中途半端に悪徳なリサイクルショップの出品です。「通電し、良い音がしています。ただし当方は専門家ではなく、計測器等によるチェックもしておりません」みたいな能書きは、動作不良やノイズを知っていながら素人を装ってい可能性が限りなく高いです。

    中古製品は、オーディオベースマンで買いましょう。根づけは良心的だし、がっかりしたこともありません。

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  • あおのり
  • 2020/08/10
  • 大昔のことですが、池袋のパルコにダイナミック・オーディオが入っていました。そこのお兄さんに勧められたのが、ビクターラボ製の塗料でした。これをケーブルに塗ると、ビニールの皮膜にまとわりついて信号の流れをじゃましている静電気が、カーボンの電導で消えるのだとか。

    効果は絶大だったのですが、この手の商品はなくなりましたね。「塗る」とか「貼る」とかは、主に長岡教徒の得意技でしたから。

    「床から浮かすと音が良くなる」のは、足との摩擦で帯電した床から離れるから、という静電気説を唱えている人もいました。床の静電気は製造業には深刻なレベルで、工事や塗料、ワックスなどもあるようです。静電気説か振動説か、どっちが正解なんでしょう?

    アクセサリーでケーブルを持ち上げても、わが家だと猫にヤラれそうです。現にぶら下がっているケーブルで、猫パンチの練習をしてたりしますから。

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  • あおのり
  • 2020/08/07
  • 東京の下町に、自家焙煎珈琲の草分けと知られる「カフェ・バッハ」があります。吉原や小塚原の刑場にも近く、山谷のドヤ街の名残もあって、旧時代の空気が充満していますが、実は沖縄サミットで珈琲を提供したお店です。棚には20数種の豆が並んでいるので、とても全部は飲みきれません。もちろん高価で知られるコスタリカのゲイシャやブルーマウンテンなどもありますが、結局は一番安い「バッハ・ブレンド」が一番美味しく感じるし、心が安まるのですね。それだけではなく、店主の珈琲にかける思いが集約されている(ような気がする)。さすがだなあ、と思うのです。

    E-370はアキュフェーズの下から2番目のクラスですが、そんな存在であって欲しいと思います。「華」はないかもしれないけど、音楽を聴く道具として十分な性能や信頼性を備えていて、飽きずに愛用できる。大きすぎないというのもポイントで、わが家のラックで放熱を考えるとこのくらいが限界かと思います。

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  • あおのり
  • 2020/07/18
  • いや白状すれば、ここまで意識して聴くことはありません。
    細川さんの言葉を受けてみると、こうじゃない? みたいな。
    そして現用機は30年前のプリメイン、e-305Vです。コレで十分満足しております、ハイ。
    じつは先日、SPU#1Sをベースマンで購入しました。レコードファンとしては、一度は使ってみたかったのです。まだトランスは持っていない(大昔にトランスもヘッドアンプも処分してしまいました)ので、e-305Vにつないでみました。フォノイコはMMのときよりも、MC入力だとぐんと音が良い(←こんな言い方しか、できません)のです。もちろんトランスを通したときの輪郭はありませんが、これで十分じゃないかと思うようになりました。ベースマンでトランスつきのSPUを聴いて、やっぱりコレはトランスの音を聴くカートリッジだと思い込んでいたのですが、「やるじゃないか、お前!」とe-305Vにほれ直しました。よろしかったら、聴きにいらしてください。

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  • あおのり
  • 2020/07/18
  • ギターの低音弦は、巻線になっています。爪弾いたときに外側の巻線から発せられる中高音と、芯線の低音がバラバラに、一体感なく聴こえるのが本来の姿だと思っていました。これは巻線が丸いラウンドワウンドで、しかも弦が新しくて付帯音がいっぱい乗るとそうなります。ジャズギターのフルアコによく張られるフラットワウンド(巻線がきしめんみたいに平たいの)だったり、弦が古くなって枯れた音がするようになると、中高音の響きが激減します。若い頃にギターを爪弾いていた者としてしては、そう思うのです。 

    でもまあ、そういうチェックポイントが増えていくのが、オーディオという趣味なんでしょうね。チェックポイントが増えて行って、クリアできる率も高くなると、満足感も大きくなるということでしょうか。でもクリアのためには、それなりにイロイロとしなくてはいけないわけで……。

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  • あおのり
  • 2020/07/14
  • セパレートアンプは、かつて使っておりました。なるほどセパレートは音が良いとは思うのですが、テレビ台を兼ねたラックには置けないのです。それにでかい顔で居座るパワーアンプは、まことに野暮ったい存在でした。

    これは「たかだか音楽を聴くため」に、リスニングルームを調えて、装置も吟味する(できる)人のために、ごく真面目に造られた装置ですね。複雑なトーンコントロールも、音楽を聴く道具としての必然性がある。少なくとも、彼らは真剣にそう考えていたはずです。でもいまのマッキンは、真空管がオブジェのようにニョッキリ立った奇怪なデザインのアンプやターンテーブルを見ると、何を考えて造られたのか、彼らはどこへ行こうとしているのか、まるで意味不明なのです。

    もしかしてこの個体は、永いこと電源が入っていなかったのでは、ないでしょうか。使っているうちに、覚醒しないかな。かつて憧れをもって眺めていた身としては、ノスタルジイだけの音、とは思いたくないんですね。それが、ノスタルジイなのかな。

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  • あおのり
  • 2020/06/28
  • 何でオレなんかに声がかかるのかな……と思ってしまうのですが、細川さんからメールをいただいて試聴させていただきました。だって諸般の事情というやつで、私はこういう豪華な機種には「縁なき衆生」という他はないのであります。私はSACD機を持っていないので、SACDもありません。それでUHQ-CDを3枚ほど(My Song / Keith Jarrett、Return to Forever / Chick Corea、富嶽百景/鬼太鼓座)を持っていきました。主役のK-01XDに対するは、アキュフェーズの2段重ね(DP-950+DC-950かな? 間違ってたらすみません)でした。

    まずは聴き慣れた、「My Song」から。好きな曲で試聴しない方が良いとか言う人もいますが、これは学生時代に初めて買ったジャズのレコードでした。日本盤とドイツ盤のLP、ふつうのCDとUHQCDと聴いています。4曲目の「Country」が短くて試聴向き。K-01XDでCDとUHQCDを較べてみたら、UHQCDの方がクリアな音で、これははっきり差が出ました。……さすがにハイエンド機種だけあると言うか、艶が乗った響きです。CDだとのっぺりしがちな奥行き感が出てくるのも、凄い! だけど耳が慣れてくると、なんだか心もとないのです。「響き」はきれいなんだけど、楽器が「鳴っている感じ」がしない。大昔の「わんばくでもいい。たくましく育ってほしい」というハムのCMを、思い出しました。

    これに対してアキュフェーズは、気前よく朗々と歌ってくれました。ハイエンド軍団には変な言い方ですが、安心して聴いていられます。和太鼓のアタックも、胴鳴りも、素晴らしい。Return to Foreverは3曲目のヴォーカルをかけましたが、これがあまりにも良くって、最後まで聴き通してしまいました。ぞくぞくするようなヴォーカルの息遣い、軽やかに響くカスタネット、そしてあっぱれスタンリー・クラークのかき鳴らしベースも解像してくれます。

    こうなってくると「やっぱり値段の差というか、一体型の壁というか、そういうのがあるんだね……」という話になっちゃいます。「物量はウソをつかない」で終わるのか。「細川さん、SACDを聴いてみましょうよ」と提案しました。ダメもと?でかけてくださったは、ヨハン・セバスティアン・バッハ先生作曲の「てぃらり~鼻から牛乳」(←もう若い人たちは知らんだろうな)のパイプオルガンでした。

    もちろんアキュフェーズも悪いわけはないのだけれど、K-01XDは頭をひとつ、雲海の上からのぞかせている山頂のようでした。パイプオルガンの響きの描き分け方に、重低音がもっそり出てくる「ふいご感」に、圧倒的な解像力を見せつけてくれました。CDのときのように、ふわふわと心もとない感じは全くありません。欲張ってもう一つ、「はげ山の一夜」を聴いてみました。弦がたっぷり響く感じはアキュフェーズに分がありましたが、出だしの弦の細かい動きやトランペットが空気で鳴っている感じなど、顕微鏡的な解像力にものを言わせた表現は、ハマるとクセになりそうです。

    CD資産を蓄えていてこれからも買う人にはアキュフェーズが、主力がSACDやハイレゾのあれやこれやになっている人はエソテリックが向いているのかもしれません。私ですか? 私はLPとCDしか聴かないことに決めているので(今のところ)、両者ともに無用の長物なのでありました。

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  • あおのり
  • 2020/06/19
  • この機種そのものには興味がない(カネがない)けど、辛口の文章を読むとどんな音か聴いてみたくもなります。10万円台から買えるSACDプレーヤーを120万円で出すからには、それなりの設えや調えが「あるに違いない」と思うわけです。「低域から、中高域にかけて、エネルギー密度が低い」と太字のところですが、逆に「低域から、中高域にかけて、エネルギー密度が高い」としたら、ですね。それはローコスト製品にありがちな演出じゃないかな、と。もしかしたら「大雑把」じゃなくて、包み込んでくれるような「包容力」じゃないかな、と。どうなんでしょう。

    思うに、これから先もCD機やSACD機が生き残っていくには、「音」だけでは心もとないいです。メーカーもそこは分かっていて、USB-DACとしても使える機種が出ていたりします。私は人の感覚に近いアナログ製品として、生き残って欲しいと思います。たとえば時計のような、アナログメーターがついている。演奏開始と停止の曲をスイッチで指定すると、メーターが演奏時間を表示する。スタートすると、分針も動いて残り時間がすぐに分かる、そんな機能が欲しいです。

    ついでに言えば、ディスクの開閉はモーターでするのではなくて、手動が良いと思います。ロックを外して、トレイを引き出す。ディスクを載せて、トレイを押して、ロックする。レコードに針を乗せるような操作感が欲しい。やっぱり「自動ドア」は、味気ないです。手動にすれば、故障もうんと少なくなると思う。トップローディングでも、良いですね。

    この時代にアナログディスクやカセットテープに人気が出るのはどうしてなのか、そこから学ぶべきものはあるんじゃないでしょうか。

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  • あおのり
  • 2020/06/08
  • 5度はそれこそ付帯音で、リッチにも濁りにもなり得る、厄介な代物じゃないでしょうか。ジャズギターの教科書のバッキングのところには、「要らないから弾くな」と書いてありました。学校の音楽で習った和音は「ドミソ」とか5度が構成要素でしたが、じつはルート(CとかFとか)、メジャーとマイナーを決める3度、♭7thなどのテンションだけでコード進行を表現できます。そして5度を抜くと、響きが締まってクール!なんです。ジャズでは必ずテンションが入るので、5度がジャマになるのだと思っていました。中世の西洋音楽では、使われる和音はルートと5度、4度だけで、3度は不協和音だったそうです。ロックの兄ちゃんが弾くパワーコードも、ルートと5度ですね。いずれ人間は5度が好きなんだと思います。

    私が高校生の頃から、郷里の上越市(新潟県)には、「びんのかけら」という喫茶店があります。コーヒーは自家焙煎だし、ピザやケーキ、サンドイッチなども美味しい。そこに置かれていたスピーカーがJBLの4301、8インチの2ウェイ機でした。ラックスマンの真空管アンプで、さりげなくジャズを流していました。自分も……と思い、2台目のスピーカーは4301にしたんですね。1台目はコーラルのフルレンジ、自作でした。当時はフェライトの4301Bに切り替わっていたけど、中古でアルニコの4301を探しました。音の良しあしは分からなかったけど、本物志向のマスターのことだから、オーディオも本物を選んでいるに違いないと考えたわけです。

    何年か前に訪れたときには、その4301はウーファーのウレタンエッジが抜け落ちて、フガフガ言っていました。40年の間には、何度かは張替えをしているとは思うのですが……。「コレ、張り替えないの?」「ああ、良いんだ。全く問題ないよ、脳の補正回路が働くから。オレもあと何年生きるかわからないし」と涼しい顔で言っていました。このマスター、70歳でもテントを担いで北アルプス縦走とかするので、まだまだ寿命はあると思うのですが。補正回路、おそるべしです。

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