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  • あおのり
  • 2020/11/16
  • 今日はベースマンに寄せていただいて、C-290VとC-3900の比較試聴をしました。持ち込んだCDは近頃凝っている Chesky Records の Rio After Dark / Ana Caram 、ボサ・ノバです。率直に申し上げると、C-3900の方が解像力に勝っているし、透明感があります。何より明るい音調が好ましく感じられて、楽しく聴けるように思いました。C-290Vはツボを押さえた聴かせ方というか、内省的というか。開放的なC-3900に比べると、聴かせたいところだけ聴かせるという感じでしょうか。

    音調が明るい、暗いというのは、音の好みの根幹に関わっているように思います。硬いか柔らかいかとか、音の広がり方がどうかとか、他の要素よりも優先かもしれません。必ずしも明るいのが「良い」わけでも、暗いのが「悪い」わけでもなく、あくまで好みの問題でしょう。この「好み」をもってして、性能差を凌駕しているかもしれません。そう考えると、C-290Vは大変なお買い得だったのではないでしょうか。

    ところで今日はパワーアンプがA-70ではなく、A-48でした。ボーカルがくっきり浮き上がる以外は、A-70に比べてしまうと躍動感というか瞬発力に欠ける感じで、ヤバイと思いました。耳がゼイタクになっちゃうと、悩みごとに、散財に、悪戦苦闘につながることもあるわけで……。でも帰宅してから、同じCDを聴いてみると、ああ良く鳴ってるよ……と、楽しむことができました。家の響きに身体が慣れているのかもしれません。

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  • floyd0409
  • 2020/11/15
  •  あおのり 様

     コメント、毎回、楽しく拝見させてもらっています。アンセル・アダムスのコメントを読んで、小島一郎のモノクロ画面の津軽の光と影を写し取った写真作品を思い出しました。独自の暗室技法で、ネガフィルムを部分的に何度も覆い焼きすることで、青森の田園風景を独特の感性で映し出した写真家です。小島一郎写真集成(青森県立美術館監修)におさめられている写真作品を見てみると、モノクロ写真なのに、空の描写など素晴らしいと思っています。

     アンセル・アダムスが、「ネガフィルムは楽譜、プリント作業は演奏」という名言を残されたようですが、菅野沖彦先生の「プログラムソースに刻まれた音楽の生命を蘇生させるのは、これを音に変えるレコード演奏家である。」というレコード演奏家論と相通じるものがあるのではないかと想像しております。

     写真の世界でも音楽の世界でもオーディオの世界でも凄い人がおります。いくらかでも自分の感性を向上させるためにも、ベースマンにも、生の演奏会にも、美術展や写真展にも、自分の出来る範囲内で、足を運びたいと思っております。

                                             floyd0409

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  • あおのり
  • 2020/11/14
  • 戦前から活躍していたアメリカの写真家で、アンセル・アダムスという人がいました。彼のネガサイズが8×10インチ、つまりは20センチ×25センチで、レンズをf64まで絞りこんだモノクロの風景写真は、不思議とリアルには見えません。むしろはるかに解像力に劣るライカで撮った写真の方が、ヒトの眼の解像力に近いので、リアルに見えてしまいます。

    生演奏はオーディオ装置を通さないから、リアルな楽器の音なのでしょうか。いやもしかしたら、建物の響きや演奏者、聴衆のボディノイズなどの、反射音、付帯音を大量に含んでいるかもしれません。音が空気の層を通るときに、歪むことも考えられます。

    楽器の近くに置いたマイクが拾った音の方が、たとえオーディオを通しても、楽器の音に近い。だけど生演奏よりも解像力が高いので、リアルには感じられない。そんなことを、連想しました、

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  • floyd0409
  • 2020/11/14
  •  藤井 様

     11月も中旬に入りましたが、小春日和の穏やかな天気が続いております。今月からブラームスを聴いておりますが、生涯、独身を通し、シューマンの妻であるクララへの思い、次女ユーシアへの思い、婚約を破棄したアガーテへの思い、50歳の誕生日を迎えた頃に心を寄せたヘルミーネへの思いと、音楽家ブラームスの人生を思い浮かべながら聴いております。

     一昨日、コメントを投稿した県民会館中ホールでのヴァレリー・アファナシェフピアノリサイタルの日時ですが、2002年7月22日18時30分開演でしたので、訂正させていただきます。

     私の知り合いに、音楽好きの住職がおります。その方は、今から10年程前にお寺の住職になるため、釜石に来られました。その方は、芸術肌の方で、自宅で「タンノイGRF」を真空管アンプでドライブしております。CDプレーヤーは、「アキュフェーズDP-510」を使用しており、クラッシックからジャズまで幅広く音楽を楽しんでます。

     2016年9月26日「タンノGRF音楽再生の終着駅」の記事にありますように、住職の「タンノイGRF」を聴けば、音楽再生の終着駅は「タンノイ」もいいなと思ったりもしますが、私の場合は、「B&W801マトリックス3」が、音楽再生の終着駅になりそうです。ドライブする「アキュフェーズのC-260とP-360」
    も同様です。

     店主の細川さんが、「B&W802D3PE」をドライブするアンプは、「アキュフェーズ意外は考えておりません」という言葉の重みを感じております。

                                             floyd0409

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  • あおのり
  • 2020/11/13
  • ベースマンの大きな空間でも、セッティングの位置によって音の表情が変わります。いつだったか、802D3を少しだけ内側に寄せてみた方が良いと思って、渋る細川さんに動かしてもらいました。定位の中央部が薄いように感じていたので、グンと良くなったように感じました。

    「ほら、ね」としたり顔の私に、細川さんは言いました。「これだと、まとまりの良い、まあ普通のステレオですね。もっとね、こんな音が入っていたのかと、びっくりしてもらいたいんです」ーー細川さん、深いなあ。

    セッティングで自分の好みの音に近づけていくには、スピーカーの「小ささ」がカギになります。冷蔵庫みたいなやつを、壁から離して置ける人はなかなかいない。邪魔くさいし、奥さんから大ブーイングを食らうのは必定です。そしてタンスのように壁にびったりくっつけると、面で押してくるようで広がりのない、ちと情けない音になりがちです。

    私のようにリビングや小さな部屋でオーディオをするには、コンパクトなスピーカーの周りに空間をとって、セッティングを詰めていって、音の広がりを楽しむのが吉ではないかと。ベースマンではB&Wの大型機は800から802になり、JBLのでっかいモニターが嫁いだら後がまは入らず、2階には面白そうな小型機が林立しています。空間ハイエンドに向けたダウンサイジング、進行中なのでしょうか。

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  • floyd0409
  • 2020/11/13
  •  藤井 様

     楓の葉が、紅葉で染まり晩秋の訪れを感じる今日、このごろです。この季節、ブラームスの「弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 作品18 第2楽章」が、心に響いて聴こえてきます。

     県民会館コンサートサロン「東京ブラス・ソロイスツ(金管五重奏)」演奏会に足を運んで、何よりでした。トランペットが日フィルソロ首席とN響首席、ホルンとトロンボーンがN響首席、チューバが読響首席と国内を代表するオケの首席奏者による演奏会、さぞ、至福の時間を過ごしたと思います。

     ブラームスの後期ピアノ作品集を聴いておりますが、私も、2002年7月2日に、同じ県民会館中ホールで、ヴァレリー・アファナシエフの演奏会に足を運んでおります。当日は、ブラームスではなく、オールリストプログラムでしたが、本人は下手からステージに現れただけで、中ホールの舞台と客席の空気が変わったと思えるほどの存在感でした。演奏は、ブラームスの後期ピアノ作品集のようにテンポが非常に遅いのですが、美しい音をつなげて音楽を構築する技術は、素晴らしいものでした。
     
     自宅で、アキュフェーズのチューナT-109を使用し、NHK FMのベスト オブ クラッシックやセッション2020などの番組を楽しんでおります。セパレーツアンプ(C-260とP-360)と同じように、かれこれ25年以上も使用しておりますが、今でも生の演奏会に足を運んだ雰囲気を感じさせてくれます。アキュフェーズの製品は、長年、使用しても動作が安定しており、安心して音楽を楽しめます。

    好きな時間にだれにも邪魔されずオーディオ装置で音楽を楽しむことが出来ますが、コンサート会場での生の演奏会は、演奏者と同じ空間で音楽を共有出来る楽しみがあると思っております。

                                                            floyd0409

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  • tokiwa7jp
  • 2020/11/11
  • 2019/7月の「C-3850突然歌う」の記事にコメント致しました者です。C-290Vユーザーです。2020/10月下旬に連投されました「②」から始まるC-290Vの3本の記事、何で②から始まる?と過去記事をくくってましたら、ナント2017年の記事が①なのですねw

    以前にC-3850自宅試聴の機会を得て、その驚異的なS/N比とか背景の静寂に1998年と2015年は遠く離れ、時の経過は残酷だと感じました。
    ただ、アキュ社にお手配くださった都内専門店の方、私のオーディオの師匠ですが、その方が「C-290Vは壊れるまで使い倒すw価値が…」とおっしゃった言葉が耳に残ってます。C-3900に行くか?
    C-3850の中古で妥協するか?等とヒートアップしていた私の脳内をクールダウンさせた今回の②から④の記事でした。
    今後とも、我々の目を覚まさせる記事をアップして頂けることを切に願います。有難うございました。

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  • あおのり
  • 2020/11/09
  • E-280はアキュフェーズのエントリー機ですが、シーリングパネルのない、率直なデザインは好ましいと思います。モデルチェンジで、カードスロットが2枚になり、フォノイコライザーとDACの両方を内蔵できるようになりました。ひとつに全部入っている、一人前おいくらの寿司の方が、カウンターで打順とか気にしながら握ってもらうより、落ち着いて楽しめますよね。

    前モデルのE-270は、いまも家で使っている Stirling ls3/5aを持ち込んで、試聴させてもらいました。たまには新品を、ポンと買う勢いで乗り込んだのです。でも線が細く、精密なペン画のような表現で、そのときの「気分」ではなかったのです。もっとゆったり聴けるのが良いなあ、という気分でした。色艶で聴かせるラックスマンの中古にヤラれてしまい、30万出すつもりだったのが10万で済んでしまいました。

    いまはアキュフェーズのe-305Vの、アキュフェーズ「らしくない」音に満足しています。ここまでのプロセスを、細川さんに見守られてきました。「そうですか,,.」と言われながら、調教されているような気もします。いま280を聴いたら、270のときとは違う受け止めをするかも。

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  • floyd0409
  • 2020/11/09
  •  藤井 様

     山々の紅葉がくすんだ色調になり、ブラームスの「6つのピアノ小品作品118第2曲 間奏曲 イ長調」の調べが、心に沁みる季節になりました。

     B&W802D3prestigeのセッテッングの記事、実際、自分の耳で確かめたわけではありませんが、うなずける内容だと思っております。ひとつのスピーカーでクラッシックとJazzの再生に満足出来たのは、ベースマンの試聴において、「B&W804D3」の印象が強く残っております。あのスピーカーは、ベースマンの試聴空間と使用した機器との三者のバランスが非常に良かったのではないかと思っています。ベースマン以外では、東京目黒にあったパイオニア本社の一階視聴スタジオで試聴した「TAD Refernce One」と遠野にありますBrewNote遠野の「アルテックA7」です。前者は、「録音スタジオ」での非現実的なハイエンドの再生音、後者は「蔵」での日常的な音楽を嗜む再生音でした。

     店主の細川さんと電話で話したのですが、ベースマンのB&W802D3prestigeは、店主の好きな「澄み切った透明な空間に、すっきり・はっきリ・くっきりの音を出す硬質なJazz」の音を目指すものではなく、あくまでも試聴ソースの音を聴きわけたり、試聴に使用するオーディオ機器の特長がわかるような、位置づけのスピーカーだと思っております。それと、以前、コメントした「エージング」の件ですが、春に導入してから半年以上経過いたしておりますことから、時間にして約1,000時間経過すれば本来の性能を発揮していると思いますので、訂正させていただきます。

     私の場合、音楽のジャンルによって、クラッシックはB&W801マトリックス3とチェンバロ再生にはマグネパンMMG 、JAZZ・プログレ・ポピュラーの再生には、JBL4312Dと音楽ジャンルごとにスピーカーを替えて音楽を楽しんでおりますので、ひとつのスピーカーでクラッシックとJazzの再生をまかなえることは、使いこなしを含めて凄いことだと思っております。

     訪れたお客さまに「感性を刺激し、音楽の感動を感じさせる」場を提供してくれるベースマンは、今時、貴重な存在です。情報を発信している藤井さん、ベースマンまでの冬場の道中、無理しない運転で乗り切って下さい。

    floyd0409

     

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  • 関口
  • 2020/11/05
  • 近年日本酒のネーミングやラベルデザインは、従来の固定概念を脱ぎ去り、自由な発想でそれぞれのアイデンティティを主張するようになってきましたね。
    確か昨年の夏頃に同じ酒蔵の「タクシードライバー」を紹介されていたと記憶しております。しっかりとした旨味・酸味を感じる骨太ボディの純米生原酒で、杜氏の氏名と使用酵母を明記しているところを見るにつけ、単に奇をてらった見掛け倒しの酒ではないなと感じたものです。
    俗に〝ジャケ買い〟という言葉がありますが、今回取り上げている「嫉み」「北上夜曲」も独特のセンスですね。この銘柄、私はどちらかと言えばこれまで〝ジャケ買わず〟でした。今回の酒徒礼讃を拝読し、なかなか腰の据わった旨さがありそうで試してみたくなりました。

    オーディオの音に関してもそうですが、主様の〝感じたことを言葉で表す能力〟にはいつも脱帽いたします。

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