僕もA-300視聴しました。A-75との比較はしませんでした。感じたことを書きます。 クラシックは、レヴァイン指揮ベルリンフィルによる幻想交響曲を聴いたのですが、楽器の質感が素晴らしく、全く揺らぎのない安定感を感じました。前に聴いたP-7500のような広大な音場感とまではいかないと思うのですが、一番奥にある打楽器からエネルギーがこちらまで押し寄せてくるような抑揚感やちょっと奥まったところの木管楽器の存在感など、オーケストラの楽しさを味わうことができました。 ジャズは、クリフォード・ブラウンのトランペットを聴いたのですが、輝かしく、厚く、エネルギーに満ちている音が抑揚感を持って迫ってきて、しかもうるさくない。最高です。また、ダイアナ・クラールのAll or Nothing at Allでのベースの迫力と低音の速さは、前のベースマンでブルメスターのアンプでJBL4365を鳴らしたときに匹敵するものでした。この音が、B&W802から出ていると思うと驚きです。 最後に、音のあまり良くない、レオン・ラッセルのA Song For Youを聴きましたが、節回しの表現の凄さに感動しました。翳りのある表現は、今までA-48以外のアンプでは感じることがありませんでした。 だらだらと書いてしましましたが、あまり欠点のないすごいアンプだと思います。2時間の視聴では、藤井さんが感じた3%の足りなさまでは感じることができず、ただただ圧倒されてしましました。
「モノラル筐体のメリット」は、チャンネルセパレーションしかないように思われます。左右の音の分離、音の広がり、音像の定位に注目して試聴されると、違いが出るかもしれません。ただ、そんなにチャンネルセパレーションの良い音を聴きたいなら、いっそCDの方が良いだろうと思ったりします。この製品に限らず、アナログターンテーブルや関連機器に思うのですが、回転安定性や周波数レンジ、SN比など、新しい技術(デジタル)であっさり超えているところに、むやみに手間暇をかけるのは音楽を聴く「道具」としては不合理に感じます。でも「趣味」としては王道ですね、「滑らかなところ」も、LPでクラシック音楽を聴く人にはアピールするのではないでしょうか。
一番目のRCAを持っていて二番目のRCAとXLRは使っているので、アキュフェーズに新しいBが付いているタイプについて問い合わせました。結局、ケーブルメーカーがアキュフェーズと共同開発した二番目を製造中止で、二番目と同じ構成で線材を少し変えたものを出してきたのでテストして採用したらしいです。
ホントに二番目より全面的に良いのでしょうか、迷ってます。
300Bシングルアンプを最新のA-300とまで比較するなんて、管理人さんは勇者ですね。出力もダンピングファクターも段違いですから、駆動力の差は歴然だったはず。管理人さんのインプレッションも納得。でも名前は似ています。AとBが違うだけ(笑)。
低出力真空管アンプに似合うスピーカーは、帯域分割を必要とせず、ネットワーク回路がないフルレンジスピーカー(アンプとスピーカーユニットが直結される)とか、振動板が軽くて能率が高い昔のスピーカーとか、だと思っています。とは言っても、古のものは入手しにくいし、人気のモデルは想像以上に高いし、全般的に大きいし、現代スピーカーほど解像感は高くないし、昔の材料で作られているから付帯音は多いしで、難点が多々あります。フルレンジスピーカーは、はつらつと鳴るものの、再生帯域が狭いという難あり。あとは音量を欲張らない聴き方でしょうか。
そんな、現物にはなかなかお目に掛からない古のシーメンスを聴かせてもらいました。低域が少し薄く感じられましたが、ストレスフリーで軽やかに出てくる位相が揃った音が魅力です(アンプはアキュフェーズ)。嫌う人が多いですけど、イコライザーで低域を少し持ち上げれば、良いバランスで聴くことが出来ると思いました。スピーカーを壁に近づけても低域は持ち上がりますが、そうすると後面開放型の軽やかな音がスポイルされないか、心配になります。あと箱がかなり大きいので、部屋も大きくないと、本来の良さを発揮しきれない点が、庶民にとっては悩みの種でしょうか。
低出力真空管アンプを現代スピーカーにつないで、あらゆる音楽を満足に鳴らすのはほぼ無理ですよね。でも相思相愛の組み合わせが見つかれば、真空管アンプの音色の良さを十二分に楽しめると思います。
エクスクルーシヴP3Aを使ったことがありますが、やめました。
理由は、MCカートリッジがプレーヤー内部の磁性体に引き付けられて内周部で針圧がかなり変わってしまうことです。カートリッジのマグネットの強さに比例していました。ビクターのMC101などは0.3gくらいも違いが出ました。これは無神経で気付かなかったでは済まない欠陥です。
オーディオフェアの会場廊下で菅野沖彦氏に報告、「大問題だなあ、黛君、調べてMさんに報告するように」と言ってくれたのですが、黛健司編集員からは音沙汰なし。という昔話でした。
聴いてきました、クリプトンKX-3SX。
わが家のKX-0.5Pの、ほぼ倍の価格で登場した製品です。ウーファーの口径とエンクロージャーのサイズが一回り大きくて、磁気回路はアルニコ・マグネット、バイワイアリング端子の採用と豪華版になっています。
音調は意外にもKX-0.5Pの方がしっとりとしていますが、大きく差がないように感じました。折り目正しく、生真面目なスピーカーです。KX-0.5Pは中域の美味しいところを持ち上げている感じがあるのですが、KX-3SXの方はそういう演出は控えめに感じました。「小さい割に頑張ってるね」感がなくて、ゆとりでこなしているように感じるのは、やはり高いだけあるのかな……。でも2倍良いかと言われると、そこまででもないような。1.3倍くらい?と感じるのですが、KX-3SXの「伸びやかさ」や「ゆとり感」に代えがたい魅力を感じる人もいるでしょう。
仕上げに関しては、光沢が強すぎるのがちょっとアレかな、と思います。
僕もA-300視聴しました。A-75との比較はしませんでした。感じたことを書きます。
クラシックは、レヴァイン指揮ベルリンフィルによる幻想交響曲を聴いたのですが、楽器の質感が素晴らしく、全く揺らぎのない安定感を感じました。前に聴いたP-7500のような広大な音場感とまではいかないと思うのですが、一番奥にある打楽器からエネルギーがこちらまで押し寄せてくるような抑揚感やちょっと奥まったところの木管楽器の存在感など、オーケストラの楽しさを味わうことができました。
ジャズは、クリフォード・ブラウンのトランペットを聴いたのですが、輝かしく、厚く、エネルギーに満ちている音が抑揚感を持って迫ってきて、しかもうるさくない。最高です。また、ダイアナ・クラールのAll or Nothing at Allでのベースの迫力と低音の速さは、前のベースマンでブルメスターのアンプでJBL4365を鳴らしたときに匹敵するものでした。この音が、B&W802から出ていると思うと驚きです。
最後に、音のあまり良くない、レオン・ラッセルのA Song For Youを聴きましたが、節回しの表現の凄さに感動しました。翳りのある表現は、今までA-48以外のアンプでは感じることがありませんでした。
だらだらと書いてしましましたが、あまり欠点のないすごいアンプだと思います。2時間の視聴では、藤井さんが感じた3%の足りなさまでは感じることができず、ただただ圧倒されてしましました。
1月4日にA-75と比較試聴しました。
普段、ボーカル95%、その他5%の割合で聴いているので、チェックポイントは人の声です。
試聴CDは「中島みゆき」と「竹内まりや」ですが、ベースマン史上最高の音でした。
音が飛んでくるというのをハッキリと実感でき、しっかり分離して速い低域は初体験です。
A-75が平面的なボーカルで、ドロドロとした低域に聴こえました。
A-300は、DP/DC-1000に次いで値段に関係なく欲しいと思える音でした。
経済的にも体力的にも、買えないのが現実ですが少し期待していることがあります。
拙宅のパワーアンプはA-47とトライオードのTRK-300ですが、現行のA-48が
そろそろモデルチェンジの時期と思われます。
A-300からは値段も物量も4分の1なので、低域は遠く及ばないでしょうが、人の声の部分は
結構近づけてくるのではないかと期待します。
そうなれば、どうしても手放せない真空管アンプとA-47を処分して、などと考えてしまいます。
DP750を使っていますが、オレンジ色、黄色系の中高域というのは分かりますね。
ところが、鳴らしていて1時間半くらいすると突然フッという感じで高域の抜けが良くなり、温度感がほぼ中庸になります。これはスタックスのイヤスピーカーでも確認していますのでアンプのせいではありません。
私も暖色系をもう少しクールにしたいと思ってケーブルを色々試しましたが、DP750が本調子を発揮しだすとケーブルの差は極小になります。暖色系、寒色系と思っていたケーブルそれぞれが中庸に近づきます。結局、アキュフェーズのケーブルに戻り、トータルで1割がた暖色系の音かなと感じています。今後アキュフェーズの新しいケーブルを試すのが楽しみです。
追記です。重いバランスウェイトは、オプションが正解だと思います。これが必要になる人は、オルトフォンのS`PUを使いたいということではないでしょうか。でもSPUなどの重いカートリッジを使いたい人は、ロングアームが欲しくなるかもしれません。私はむしろ、ダストカバーがオプションというのが解せないです。DJで使う人なんて、いないんですから。
私も試聴させてもらい、ブログに掲載しておりました。
回転がとても安定しているように感じられて、すごく良いターンテーブルだと思いました。仰々しくないし、手ごろな大きさなのも良いですね。アナログブームとは言え、いつまで新製品が投入されるか分かりませんし、マニアの「上がり」のターンテーブルにはうってつけのような気がします。
http://musiclistener.sblo.jp/article/189973839.html