オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 英国ミッチェルのレコード・プレイヤー・・手垢のつかないうちに…。
- 2023.07.08
- オーディオ
ミッチェル・ジャイロデッキ(MICHELL ENGINEERING GyroDec)。中古品(売れました)。思わず「触っていいですか?」と訊ねるほど、直接、触れることを躊躇(ためら)ってしまうプレイヤー。価格はお問合せのほどを。特異な構造。ターンテーブル、シャーシと一体化したトーンアームベース部が浮いていると表現していいのだろうか?。透明なポリカーボネート製(強化プラスチック、おそらく)の板。モーター部は独立。音質評価はパイオニア・エクスクルーシブP3を③として。カートリッジは、オーディオ・テクニカのAT-ART9。ヘッドシェルは、マイソニック。
帯域の広さ②、解像力②、音の背景の静けさ②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)④、中間表現(膨らまず、こもらず)⑤、低域表現(締まり)②、コントラスト④、制動力(歪みがない感じ)③、透明感②、繊細性④、質感・密度④(中域から高域で)、音の輪郭 シャープで柔らかく輝く。音の出足、しっとりして遅い、音の鮮度 極(極、特、上、並の評価で)、デザイン⑤。音楽の感銘度 フフッ②、特長、高域から中間帯域までの音の背景が静かで綺麗。自然に広がる音場。音が前に出てくる躍動感。オーケストラ、「スターウォーズ」の最終楽章、管楽器群の咆哮の質感がビューティフォー!。難点、低域の力感が弱い。例えば、モーツァルトの弦楽五重奏曲、k515、第4番ハ長調。コントラバスの量、力感が今一つなため、「ほりの深さ」に欠ける。陰影感が出ない。適正、すべての音楽。躍動感溢れるので特にポップス。寸評、スピーカー(SP)の枠を超え、上下左右、前方に展開される「明るくハーモナイズされた音質」を聴く楽しみは、愉悦感タップリ。音に奥行きを感じられないのが「玉に瑕(きず)」。でもいいや。ターンテーブル下に装着されている`錘がクルクル回る‘のを見るのも楽しい。洗濯機の浴槽内の渦巻🌀を見入るように…。繊細で愛(め)でたくなるような音質。音質だけでなくオーディオ機器を愛でる方にもおススメ。でも、ナデナデしてはいけません。これは、触れてはいけないプレイヤー・ミッチェル・ジャイロデッキ。
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店主。やや商品の扱いに無頓着。キズがついても音質が変わらなければそれでオッケー。ダストカバーを含めた透明なアクリルに汚れ(ベタベタ指紋など)が付く前に売れて欲しい。ベースマンにて販売の商品は、基本、「お客様、ご自身が、ご来店、ご自身でしっかり音質等を確認の上、納得された物を販売したい」という店主の確固たる方針に基づき販売しています。
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