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  • floyd0409
  • 2020/11/27
  •  藤井 様
     
     季節が晩秋から初冬に移りかわろうとしております。ソナスの「ソネットⅢ」を試聴した際のコメントを投稿しておりましたが、ソナスの「LuminaⅢ」のブログの記事を見て、半分の価格でソナスサウンドが楽しめそうですね。高価なオーディオ機器と対極する手頃な価格のシステムを組んで、ブラームスの「ピアノ五重奏曲ヘ短調作品34」を聴けば、至福の時を過ごすことが出来るのではないかと思っております。

     さて、グールドが弾いたブラームスの「間奏曲集」をご存知でしょうか。今から、60年前に、ニューヨークのコロンビア30番街スタジオで録音されたアルバムです。当時の録音した際に生ずるノイズやグールドがピアノを弾く際に生ずる椅子の音など気にはなりますが、その演奏そのものを聴けば、晩年のブラームスが作品に寄せる気持ちが思い浮かばれます。シューマンの妻、クララとの和解のために。

     アキュフェーズの新しい試聴室について、オーディオ評論家の山之内正さんが水先案内人を努めたサイトを拝見しましたが、参考になる点が多かったので、紹介させていただきます。すでに、ご覧になったかも知れませんが、ユーチューブのStereo Sound ONLINE、「Accuphaseの新しい試聴室を大公開。いい音はここから生まれる!」アキュフェーズ㈱ 第二技術部 次長 技術士(電気電子)の猪熊隆也さんが新しい試聴室の説明をしています。試聴室に求められる要件、アキュフェーズの製品がどこを目指しているのか、B&Wでなくファインオーディオのスピーカーを導入した理由など、楽しく拝見させてもらいました。

     アキュフェーズが製品開発する上で、今、私が使用している30年前の製品も藤井さんが使用している20年前の製品も、現在、ベースマンで店主の細川さんがお客様に聴かせている最新の製品も、アキュフェーズの試聴室で、何回も試聴を繰り返して製品開発が行なわれてきたと思います。グールドが弾く、ブラームスの「バラード作品10」を聴けば、グールドが弾きながら歌っているところまで自然に再現しており、アキュフェーズが、創業当時から製品を作る上で大切に思っていることをぶれないで、創業50周年を迎えようとしているのかなと個人的に思っております。

                                             floyd0409

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  • floyd0409
  • 2020/11/25
  •  藤井 様

     11月も残り少なくなりました。この一ヶ月、ブラームスの作品を聴いておりましたが、数日前に聴いたグールドが弾いた4つのバラード作品10について、いろいろと思いをはせております。演奏者によって、これほどまでに音楽の表情が変わるのか、作品番号が若いのに、この枯れきった荒涼としたグールドによるブラームスの世界感を体験できるのもオーディオの楽しみ方かと思っております。

     「ニア・フィールドリスリングの誘(いざな)い」の記事を読みましたが、私も「ニア・フィールドリスニング」で聴いております。6畳弱の部屋に、B&W801マトリックス3とJBL4312DとマグネパンMMGの3組のスピーカーを導入し、アキュフェーズのセパレーツアンプ等諸々のオーディオ機器を使用していますので、とても、「絵」になるような状況ではありませんが、いくらかでも演奏者が伝えようとする音楽を再現出来るよう心がけております。が、如何せん、6畳弱の部屋では無理があることは承知のうえ、B&W801マトリックス3を導入しましたので、横長配置の左右のスピーカーの距離と左右のスピーカーからリスニングポイントまでの距離を約1間(1.82m)の正三角形で聴いておりました。

     6畳弱の「絵」にならない環境下ですが、眼を閉じてスピーカーから流れるブラームスの作品を聴けば、これはこれで、晩秋から初冬への季節感を感じさせる音の調べが流れてきます。

     県民会館コンサートサロンにおいて、ブラームスのチェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38を聴いて「赤く染まった空を背景に・・・」を思う浮かばれた堤剛さんと佐藤彦大さんのリサイタル、その場におられたことが羨ましいかぎりです。

                                                           floyd0409

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  • あおのり
  • 2020/11/22
  • そうですね。オリジナル盤が発売された頃の装置で聴こうとすると、大変なことになります。ヴィンテージのキカイは機種が限られているので、銘機崇拝みたいになってしまって、正確な情報はむしろ不足しているのですが、その中であれこれ空想しているだけです、ハイ。

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  • あおのり
  • 2020/11/22
  • モノラル用のカートリッジは持っていますが、私のはステレオ盤をかけてもレコードを傷めない、「なんちゃって」モノラルです。レコードの方も、モノラル信号をステレオ・カッティングした「なんちゃって」盤もあるので、ホンモノ、あるいは真髄を想像するとなかなかに奥深いというか、面倒な世界のようです。

    真髄を想像するに、トーレンス124とかガラード301とかの状態の良いプレーヤーに、バリレラとかモノラル時代に発売されたカートリッジをつけて、3極管シングルのモノラルアンプで、高能率のフルレンジユニットのスピーカー(もちろん1本)で聴くのが良いのでしょうか。もちろんウェスタンのホーンシステムでも、JBLハーツフィールドでも良いのでしょうが。プリアンプはマランツ#7のフル・オリジナル機(復刻版はダメらしい)を、金のワラジを履いて探すのが良いんでしょうかね。ソースはもちろん、オリジナル盤に限ります。とんでもなく手間ひまとカネのかかる世界になってしまって、ステレオ盤をハイファイで楽しむシステムと併存させられるのは、お大尽マニアに限られます。

    国内再発の「なんちゃってモノラル盤」をハイファイのシステムで聴いても、モノラルならではの良さを出してくれる、「なんちゃってモノラルカートリッジ」が実用的なんでしょうが、さてこのカートリッジはどうでしょうか。

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  • あおのり
  • 2020/11/20
  • ニアフィールド・リスニング。まさに、私のためにあるような言葉です(笑)。部屋が狭い、響きが良くない、大きなスピーカーを置けない、あるいは買えない。そんな不利な条件でオーディオをする人の、逆転技です。スピーカーの近くで聴けば低音が痩せにくいし、爆音で部屋が共振するのも防げます。

    お言葉ですが、802D3はどう見ても大型スピーカーですよ(笑)。ただ昔の大型スピーカー、やり玉にあげて悪いけど、JBLの15インチのスタジオモニターは各ユニットからの音がバラバラに聴こえて、とても近くでは聴けない代物でした。それが802D3では、バラバラに聴こえないのは位相がそろっているのでしょうね。大型ではあるけれど、ニアフィールドでもイケそうです。余剰空間たっぷりの、ベースマンにおいては、なのかもしれませんが。波長の長い低音が、狭い部屋だと飽和するかもしれないので。

    まあしょせん自己満足の世界ですから、6畳間に802D3を置いても、GTサウンドのダブルウーファーを置いても(雑誌に載ってた)、アルテックの銀箱を置いても(知人宅で聴いた)良いのですが、6畳間で絵になるのはブックシェルフのスピーカーを簡素なシステムで鳴らすのじゃないかな、と個人的には思うわけです。

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  • あおのり
  • 2020/11/16
  • 今日はベースマンに寄せていただいて、C-290VとC-3900の比較試聴をしました。持ち込んだCDは近頃凝っている Chesky Records の Rio After Dark / Ana Caram 、ボサ・ノバです。率直に申し上げると、C-3900の方が解像力に勝っているし、透明感があります。何より明るい音調が好ましく感じられて、楽しく聴けるように思いました。C-290Vはツボを押さえた聴かせ方というか、内省的というか。開放的なC-3900に比べると、聴かせたいところだけ聴かせるという感じでしょうか。

    音調が明るい、暗いというのは、音の好みの根幹に関わっているように思います。硬いか柔らかいかとか、音の広がり方がどうかとか、他の要素よりも優先かもしれません。必ずしも明るいのが「良い」わけでも、暗いのが「悪い」わけでもなく、あくまで好みの問題でしょう。この「好み」をもってして、性能差を凌駕しているかもしれません。そう考えると、C-290Vは大変なお買い得だったのではないでしょうか。

    ところで今日はパワーアンプがA-70ではなく、A-48でした。ボーカルがくっきり浮き上がる以外は、A-70に比べてしまうと躍動感というか瞬発力に欠ける感じで、ヤバイと思いました。耳がゼイタクになっちゃうと、悩みごとに、散財に、悪戦苦闘につながることもあるわけで……。でも帰宅してから、同じCDを聴いてみると、ああ良く鳴ってるよ……と、楽しむことができました。家の響きに身体が慣れているのかもしれません。

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  • floyd0409
  • 2020/11/15
  •  あおのり 様

     コメント、毎回、楽しく拝見させてもらっています。アンセル・アダムスのコメントを読んで、小島一郎のモノクロ画面の津軽の光と影を写し取った写真作品を思い出しました。独自の暗室技法で、ネガフィルムを部分的に何度も覆い焼きすることで、青森の田園風景を独特の感性で映し出した写真家です。小島一郎写真集成(青森県立美術館監修)におさめられている写真作品を見てみると、モノクロ写真なのに、空の描写など素晴らしいと思っています。

     アンセル・アダムスが、「ネガフィルムは楽譜、プリント作業は演奏」という名言を残されたようですが、菅野沖彦先生の「プログラムソースに刻まれた音楽の生命を蘇生させるのは、これを音に変えるレコード演奏家である。」というレコード演奏家論と相通じるものがあるのではないかと想像しております。

     写真の世界でも音楽の世界でもオーディオの世界でも凄い人がおります。いくらかでも自分の感性を向上させるためにも、ベースマンにも、生の演奏会にも、美術展や写真展にも、自分の出来る範囲内で、足を運びたいと思っております。

                                             floyd0409

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  • あおのり
  • 2020/11/14
  • 戦前から活躍していたアメリカの写真家で、アンセル・アダムスという人がいました。彼のネガサイズが8×10インチ、つまりは20センチ×25センチで、レンズをf64まで絞りこんだモノクロの風景写真は、不思議とリアルには見えません。むしろはるかに解像力に劣るライカで撮った写真の方が、ヒトの眼の解像力に近いので、リアルに見えてしまいます。

    生演奏はオーディオ装置を通さないから、リアルな楽器の音なのでしょうか。いやもしかしたら、建物の響きや演奏者、聴衆のボディノイズなどの、反射音、付帯音を大量に含んでいるかもしれません。音が空気の層を通るときに、歪むことも考えられます。

    楽器の近くに置いたマイクが拾った音の方が、たとえオーディオを通しても、楽器の音に近い。だけど生演奏よりも解像力が高いので、リアルには感じられない。そんなことを、連想しました、

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  • floyd0409
  • 2020/11/14
  •  藤井 様

     11月も中旬に入りましたが、小春日和の穏やかな天気が続いております。今月からブラームスを聴いておりますが、生涯、独身を通し、シューマンの妻であるクララへの思い、次女ユーシアへの思い、婚約を破棄したアガーテへの思い、50歳の誕生日を迎えた頃に心を寄せたヘルミーネへの思いと、音楽家ブラームスの人生を思い浮かべながら聴いております。

     一昨日、コメントを投稿した県民会館中ホールでのヴァレリー・アファナシェフピアノリサイタルの日時ですが、2002年7月22日18時30分開演でしたので、訂正させていただきます。

     私の知り合いに、音楽好きの住職がおります。その方は、今から10年程前にお寺の住職になるため、釜石に来られました。その方は、芸術肌の方で、自宅で「タンノイGRF」を真空管アンプでドライブしております。CDプレーヤーは、「アキュフェーズDP-510」を使用しており、クラッシックからジャズまで幅広く音楽を楽しんでます。

     2016年9月26日「タンノGRF音楽再生の終着駅」の記事にありますように、住職の「タンノイGRF」を聴けば、音楽再生の終着駅は「タンノイ」もいいなと思ったりもしますが、私の場合は、「B&W801マトリックス3」が、音楽再生の終着駅になりそうです。ドライブする「アキュフェーズのC-260とP-360」
    も同様です。

     店主の細川さんが、「B&W802D3PE」をドライブするアンプは、「アキュフェーズ意外は考えておりません」という言葉の重みを感じております。

                                             floyd0409

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  • あおのり
  • 2020/11/13
  • ベースマンの大きな空間でも、セッティングの位置によって音の表情が変わります。いつだったか、802D3を少しだけ内側に寄せてみた方が良いと思って、渋る細川さんに動かしてもらいました。定位の中央部が薄いように感じていたので、グンと良くなったように感じました。

    「ほら、ね」としたり顔の私に、細川さんは言いました。「これだと、まとまりの良い、まあ普通のステレオですね。もっとね、こんな音が入っていたのかと、びっくりしてもらいたいんです」ーー細川さん、深いなあ。

    セッティングで自分の好みの音に近づけていくには、スピーカーの「小ささ」がカギになります。冷蔵庫みたいなやつを、壁から離して置ける人はなかなかいない。邪魔くさいし、奥さんから大ブーイングを食らうのは必定です。そしてタンスのように壁にびったりくっつけると、面で押してくるようで広がりのない、ちと情けない音になりがちです。

    私のようにリビングや小さな部屋でオーディオをするには、コンパクトなスピーカーの周りに空間をとって、セッティングを詰めていって、音の広がりを楽しむのが吉ではないかと。ベースマンではB&Wの大型機は800から802になり、JBLのでっかいモニターが嫁いだら後がまは入らず、2階には面白そうな小型機が林立しています。空間ハイエンドに向けたダウンサイジング、進行中なのでしょうか。

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