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  • あおのり
  • 2023/07/09
  • 国産のターンテーブルは脚(インシュレーター)で振動を和らげて、その上に堅固なシャーシを載せるタイプがほとんどです。そのシャーシに物量を投入してガッチリを追求したのが、ヤマハやエクスクルーシブですね。このターンテーブルは振動を遮断するために、シャーシを上から吊り下げる構造になっているようです。スピーカーの近くなどハウリングマージンが問題になるセッティングで本領発揮するでしょうが、最適セッティングで音の密度感を比較するとガッチリタイプには分が悪いかもしれません。

    駆動方式はベルトドライブですが、モーターはAC電源の周波数に依存したシンクロナスモーターのようです。1970年代に日本のメーカーはベルトドライブにサーボをかけることで、ダイレクトドライブなみの性能と利便性(ベルトかけ替えなしで45回転OK、50/60Hzフリー)を出していましたが、設計者は制御感のあるサーボの音を嫌ったのか、コストをケチったのかわかりません。国産が3~4万円でサーボのターンテーブルを出していたのに、LINNのLP12はサーボ電源のLINGOがその10倍のお値段です。

    このターンテーブルが登場した1980年代は映画「スターウォーズ」など、あるいはスペースシャトル計画もあって、アポロ以来の宇宙ブームがまだ続いていました。無重力空間で回るキカイを連想するようなデザインなのですが、時代遅れ?のフローティング構造とシンクロナスモーターを投入しているのが興味深いですね。筐体はアクリルなので、ポリカーボネートと違ってくもりが出ません。小傷はプラスティック用のコンパウンドでひたすら根気強く磨けばキレイになります。サーボ回路の劣化による故障の心配がないのは安心ですが、アームベースや交換ベルトの入手が不安要素でしょうか。

    CDの音がDACチップの性能に大きく依存しているのに対して、アナログはモーター、駆動方式、筐体、プラッター、ターンテーブルシート、防振方式、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザー……とほぼ無限に分岐点があります。だからこそ工夫の余地も生じてくるし、趣味の世界にもなり得るわけですが、技術としては根本的にダメなんですね。それを踏まえて、つまりは高忠実度再生から離れて、好きなように楽しむのがイキだと思います。

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  • あおのり
  • 2023/07/03
  • 「細川チューン」の、謎解きをします。

    アヴァンギャルドのスピーカー、たしかウーファーはパワードで、パワーアンプは不要です。ウーファーも含めてマルチにする場合は、パワーアンプは3台要りますが、プリの出力から鳴らせばパワーアンプは2台で足ります。アキュフェーズのプリアンプは出力を2系統積んでいるので、その1系統を使います。これで一ひねり。

    中音部と高音部のホーンですが、入っていく周波数を分離するためのチャンネルデバイダーが出品されていません。前オーナーさんがアキュフェーズ製のチャンネルデバイダーを使っていらして、手放さなかったということはちょっと考えられないですね。細川さんがデバイダーを自作したという線もあり得るけど、あの細川さんが図面を引いて部品を集めてハンダごてを握ったとは、もっと考えられない(笑)。

    マルチアンプの利点は、スピーカーのネットワーク(大電流を扱えるパーツ、能率を調整するためのアッテネーターが必要)を回避して、プリアンプの出力の時点で周波数を分離できることです。そのうちアッテネーターを回避することだけを狙った、「半マルチアンプ」ではないでしょうか。

    プリアンプ → ネットワーク(アッテネーターに行く前の端子) → パワーアンプ(中音用・高音用) → ユニット で、二つのホーンの能率の調整はパワーアンプのゲインで行う。アヴァンギャルドとは言っても、アッテネーターのヴォリュームはアキュフェーズのに比べたらグレードが落ちるでしょうし、スピーカーからの振動を回避するうえでも有利です。これで「二ひねり」になったと思うのですが、どうでしょうか。

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  • はやと
  • 2023/06/28
  • ハーベスHL5plus、使っています。

    昨年ベースマンで中古を購入しました。これには、専用スタンドが付属していました。デザイン的にも、音的にも合う、と思います。ハーベスは、最新のSN感・解像感・音場感を求める人が使うものではなく、音楽を全方位過不足なく聴くSPかと。中でも、クラシック音楽との相性は良いと思います。

    ハーベスは、2Wのシングル球アンプで鳴らしています。このSPで、大音量を求める聴き方はしないし、六畳の狭い部屋に置いていることもあり、録音レベルの相当低いソフトやダイナミックレンジの広い音楽でなければ、音量不足を感じることはありません。10代の頃、SONYのラジカセ(これ、お年玉握りしめて、佐々木電気青山店の正月安売りで買った!)で聴いていた、クラシック音楽や70年代英国Rockをこれで聴くと、懐かしさが湧いてきます。交響曲とかピアノ独奏を存分のダイナミックレンジで鳴らす、というのは、2Wアンプには無理。いま思えば、ラジカセの方がもうちょい出力が高かった気がする。

    あおのりさんのご指摘は、ドンピシャだと思います。シグネチャー・ダイアモンドには、20Wアンプを繋いでおり、2Wアンプで聴いたことはありませんが、たぶん全然鳴らないでしょう。音楽のクライマックスのそちこちで、出力不足から歪みが発生すると思います。ストレスの溜まる組み合わせ、ですね。

    余禄
    自分が思うハーベスの一番の美点は、エンクロージャ上にものが置けること、かな(笑)

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  • あおのり
  • 2023/06/25
  • 以前にStarling LS3/5aというスピーカーを、使っていました。あんなに小さな箱なのですが、箱鳴りを計算して作られているように思いました。ハーベスもやはり、箱鳴りを利用していると思います。低域が下まで伸びていないけれども、箱の容積と鳴りでかせいだ量感はあります。真空管アンプや、英国製のQuadやNaimなどのコンパクトなトランジスタアンプでも、鳴らしやすいのではないかと思います。

    かたや箱鳴りを抑えこんで、ユニットの音だけで音場を作ろうとしているB&Wのスピーカーは、ウーファーの振幅を大きくして低域が下まで伸びているぶん、アンプに駆動力を要求することでしょう。20cm口径とは言え、真空管アンプでは苦しいかもしれません。なのでアキュフェーズのアンプで鳴らし比べるのは、ハーベスには分が悪いのではないかと思います。「ハーベスの鳴らしやすさ、B&Wの鳴らしにくさ」が出ないからです。かと言って、アキュフェーズでハーベスを鳴らすのが悪いというわけでもなく、どうせ聴くならアキュフェーズということになるのかもしれませんが。

    デザインは「墓石」であっても、ハーベスの方が好ましいと思います。どんな部屋にも合いそうだし、和室にも置けるでしょう。B&Wはスタイリッシュなぶん、部屋を選ぶのではないかと。たしかにハーベスのスタンドは悩ましいのですが、古民家の吹き抜けで太い梁から吊り下げたらどんなもんでしょう。

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  • はやと
  • 2023/06/23
  • 発売以来、Signature Diamond「Wakame」を愛用してます。

    B&Wには珍しい家庭用、モニター系より柔らかい音。18cmウーファーやエンクロージャは専用設計、ツイーターハウジングは天然大理石、ツイーターはもちろんダイアモンド、外観から受ける印象よりかなりの高額です! デザインありきで作られ個性が立つからか、管理人さんと同じように感じられる方は発売当時も多数いたと記憶しています。そういう自分も、白い方は木造の日本家屋では浮いてしまう、と思います。B&Wの意図するイメージリーダーは白ですけど。あちらはエンクロージャの上に1cm厚ほどのアルミ板が張ってあり、Wakameより高域が明快です。

    このSPの何に惹かれたかというと、癖なく広がる高域です。当時一番自分好みの音を奏でたSPは、米国AVALONのその名もずばり「Diamonnd」。スムーズでシームレス、自然な音でした。でも、とても手の届かないお値段。次点が、Signature Diamond。それでも十二分に高額でしたけど・・ 清水の舞台から飛び降りる心持で、「これ買います。」と伝えたとき、細川さんが息を呑む音が聞こえました(笑)。

    年月が流れ、高域の違いが以前ほど気にならなくなり(聞こえなくなり?)、それより中域が気になる昨今なんです。黄色いケブラーから代わった青いコンティウムの音に超!関心があります。音楽の襞の再生は、コンプレッションドライバーや静電型には及びませんが、D4シリーズに搭載される最新のスコーカーはコーンが動きやすくなって、中域の発音がスムーズです。B&WがSignature Diamond用交換ユニットを創ってくれないかなぁ~と妄想してます。

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  • あおのり
  • 2023/06/18
  • 敷地や建坪、部屋数についての情報なしで、オーディオ部屋のみの紹介というのが、らしいですねえ。安比と言えばスキーやゴルフなども楽しめるはずで、別荘地としては魅力的ではないでしょうか。私ならJBLのC36ヴァイカウントを置いてみたいですね。朝からスキー、昼からジャズで夜は温泉だったら、そりゃええでしょうなあとなぜか関西弁になって夢見てしまいそうです。

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  • なつか
  • 2023/06/17
  • 個人的にSonusFaber Sonetto Ⅲの導入を検討しておりこちらのブログを拝見しました。
    掲載写真のセンターに写っているのはSonetto Vに見えるのですが、写真とは関係なくご視聴されたのはSonetto Ⅲということよろしいでしょうか?
    レビュー内容など是非参考にさせていただきたいです。

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  • 渡辺大介
  • 2023/06/16
  • お久しぶりです。宮古の渡辺です!レコードプレーヤーの中古品があれば教えてください。よろしくお願いします。

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  • あおのり
  • 2023/05/28
  • 今年になって、お気に入りの中華料理屋さんができました。お値段はちと高めですが、何を食べてもハズレがないし、美味しいのです。どんどん頼みたいのですが、すぐにお腹が一杯になってしまうのです。若い頃は「お金」でひっかかり、いまは「お腹」でひっかかる。どのみち好きなように食べられない、そんな人生を送っております。

    それと似たようなものかもしれませんね、ナカミチの700。メカメカしいフラッグシップの1000よりも、優美で息を飲むようなデザインです。テープデッキの女王と言っても過言ではありません。当時は高嶺の花で、手に入れられる代物ではなかったのですが、いまだったら買えると思います、多分。状態も良さそうです。でもテープレコーダーは、使わなくなってしまいました。残念。

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  • はやと
  • 2023/05/19
  • アキュフェーズの音質調整法は、係長さんのおっしゃる通りなのでしょう。コンデンサーを交換しての音質調整は、球アンプでもやります。エレキギターのトーンコントロール回路のコンデンサーを替えて、好きな音色が出るように改造するギタリストもいるそうです。

    コンデンサーには色々な種類があります。
    使用経験があるのは、アルミ電解、フィルム、マイカ、タンタル、セラミック。これらは製造原料が違うのでコンデンサー自体の振動モードが異なり、それに起因する固有音に違いがあるのだろうと考えています。木の響きとか金属の響きならぬ、コンデンサーの響きといえば良いかもしれません。

    それぞれのコンデンサーは特性にも違いがあります。
    信号増幅回路の前段と後段をコンデンサーでつないだ時、そこを通る音声信号は抵抗分(インピーダンス)によって僅かに削られます。その減衰量はコンデンサーによって異なります。また、抵抗分の値は周波数によって連続的に変化するため、出力側の音声信号は形が微妙に変わります。意図しないイコライザーと言えるかも。その微妙な変化がコンデンサーの響きと合わさり、音質の違いとして感じられるのではないでしょうか。

    素人の独学なので違うかも・・ 趣味レベルの話とご理解ください。

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