オーディオ・ベースマン見たり聴いたり クリプシュのコーンウォールⅣ・・甘く評価しなくてもいいじゃん!。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり クリプシュのコーンウォールⅣ・・甘く評価しなくてもいいじゃん!。

クリプシュ(Klipsch)のコーンウォールCORNWALL) 。一台70万円ほど。その良さを褒めたたえるベーシストの店主。「ベーシストにクリプシュとB&W、どちら(の再生音)を取るか?と訊いたら、10人(に訊)いたら10人ともクリプシュ(と答える)でしょうね」と笑顔。音質の評価は、B&W802D3 Prestigeを③として。スピーカー(SP)が高能率とB&Wの前に置いたため試聴席に近い。いつも聴いている音量、39㏈では音が大きすぎた。46㏈で試聴。

ネットは外した方が音がハッキリする。ネットはマグネットでしっかり固定されるが脱着は非常に楽。

帯域の広さ・②、解像力・③、音の背景の静けさ・③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・②、中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・④、低域表現(締まり)・④、コントラスト・③、制動力(歪みがない感じ)・④(高域は②)、透明感・②、繊細性・①、質感・密度・②、音の輪郭・大雑把で太い。音の出足、早い。音の鮮度・極(極=B&W、特、上、並の評価で)、デザイン・①、音楽の感銘度・⑤。特長、B&Wがコーンウォールの後ろでそっと顔を覗かせている。大きいというのはいい事だ。容積がある筐体(きょうたい)は、音楽を高らかに無心に余裕をもって歌い上げる。暗さが無い。難点、帯域全体の音はB&Wに比べ粗いと言わざるを得ない。大きい筐体、設置場所が限定される。適性、全ての音楽。声楽、ボーカルの再生が充実している。「ビブラート、節回し、音(声)の出方(がすごくいい)。このような(声がでる)SPがあることを忘れていましたよ(ソプラノ歌唱を聴いて店主談)」。、評価を甘くする、忖度する必要は感じない。「B&Wに比べ、奥行き、空間というものは感じません」と店主。奥行きのある立体的音像、前後左右上下と幅広い音場空間表現は感じない。が、音が厚く、キレ味良く、屈託なく、迷いなく、遠慮なくSPのバッフルの前に前にと繰り出だされる音楽の快感。音が後じさりせず、後ろに引っ込むことは一切ない。音楽に魂が入り、生命が漲(みなぎ)り、躍動する。オーディオ的性能(B&W)だけでは味わえないオーディオの醍醐味を具現化。その醍醐味を知っている者だけが選ぶSP。

…決してほめ過ぎではありません…。