オーディオ・ベースマン見たり聴いたり クリプトン KX-0.5P その②・・偏差値は高い!?

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり クリプトン KX-0.5P その②・・偏差値は高い!?

クリプトン KX-0.5P。 オーディオ的要素(というより個人的見解ですけど)ではどのように聴こえるのだろうか?。評価は、⑤ 最高!(だ) ④ イイ感じ  ③普通  ② ちょっとな(良くはない)  ① これは良くない(ダメ!)の五段階で。結論から言うと、「やっぱり日本製品。満遍なく音質性能を求めている」という感じ。

KX-0.5PのPは、ピアノブラックのP(おそらく)。上級機のKX-5PX(50万ほど)も聴いてみたい。

広帯域表現③、高域表現③、SN比④、解像度④、全体的なコントラスト④、繊細性④、中間帯域の制動力④、低音の印象⑤、透明感③、質感密度⑤、滑らかさ③。特長、 アッコルドと比べると、高、低域とも詰まった感じ。中低域から中高域までの充実した内容。歪みが少なく。音の輪郭表現が「クッキリ」している。明るいか、暗いかといった音調を考えると、その中間で色付けない。黒々としたかすれない毛筆のような安定感がある。難点…といえるかどうか?
。伸び切る、弾けるといった要素は、少なく、音が地味に聴こえ、華々しさは聴こえない。この辺が、日本的な魅力といえば、魅力。適性、溌剌(はつらつ)さ、とか新鮮味を求めなければ、全てのジャンルを過不足なく再生すると思う。

「欠点はあるけど、そこに目を瞑(つぶ)り、それでも魅力を感じさせる」といったアピールはしない。突出した要素を前面に出さず、いい意味で「可もなく不可もなく」といった日本の風土がもたらすスピーカーだ。