オーディオ・ベースマン見たり アキュフェーズ・DP-78・・アナログに通じる音。

オーディオ・ベースマン見たり アキュフェーズ・DP-78・・アナログに通じる音。

アキュフェーズ・SA-CD/CDプレーヤー、DP-78。2005年11月発売。当時価格70万円ほど。中古品。価格はお問合せのほどを。現行同社・セパレートSA-CD/CDプレイヤー、DP・DC-1000との比較試聴。DP-78は、ピックアップにソニー製メカを採用。DP・DC-1000は、デノン・マランツ製のピックアップを使用。音質の違いがある。評価は、DP・DC-1000を③として。なお、接続は、DP-78がアンバランス(ピン)、DP・DC-1000がバランス接続で試聴。その接続方式が、ピックアップの音色の差異が分かるとの店主の判断によるもの。

残念ながら、液晶表示は暗い。見ずらい。

帯域の広さ・①。解像力・①。音の背景の静けさ・②。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・①。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・②。低域表現(締まり)・①。制動力(歪みがない感じ)・①。コントラスト・①。透明感・②。繊細性・④。質感・密度・①。音の輪郭・やや淡い。音の出足、遅いが、1000より伸びやかさがある。音の鮮度・特(極=1000、特、上、並)。デザイン・③。音楽の感銘度・③。特長、滑らかで柔らかい。音の繋がりの良さ。空間に展開される音の広がりの自然さ。ライブ演奏を聴くと、勢いを感じる。難点、アキュフェーズにソニー製ピックアップは在庫なし。帯域全体の解像力の弱さ。力強さはなく、ガッチリとした立体感は出ない。レスポンスは、遅い印象となる。適性、全ての音楽。寸評、2005年発売。DP・DC-1000に比べ「数値上の性能の違い」はあるとはいえ、製品開発時にアキュフェーズが常に心掛けている、SNとダンピングファクターの良さは感じる。

店主評。「DP-78、アナログレコードに通じる部分、引き継いでいる音(がする)。自然な音」。

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DP-78のソニー製ピックアップ。滑らかで繊細、柔らか、自然な音の広がり。解放感。音が厚くなり過ぎない。若干、温かみを感じさせる。ネガフィルムをプリントした写真のイメージ。絵画的な芸術調の音質。「キリッ」とした音の輪郭ではないため聴いて物足りなさを感じる方もいると思う。

DP・DC-1000のデノン・マランツ製ピックアップ。一音一音が強調され「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」聴こえる。力強さがあり音の出足が鋭い。帯域全体が引き締められ厚く冷徹、剛直な音像。音が分散せず、留まっているかのような音場。デジタル写真の有無を言わせない明確な写実。人間味を感じない方がいるかもしれない。明確なオーディオ的表現はこちらが上。

なお、アキュフェーズは、ソニー製ピックアップの生産が中止され、その在庫が払底することが判明してから、血眼になり世界中から代替えとなるピックアップを集め、製品に組み込んだ。しかし、同社の要求する性能、音質を満たす製品はなかった。ベースマンのDP-78は、ピックアップが不良となったら修理は不可能と心得た上で購入したい。

DP-78、DC・DP-1000、同900・901(右端)の三機種。同じリモコンで開閉操作できる。収納ボタンを押すと、同時にトレイが収納される。一番早いのが900、次が78。かなり間をおいて1000のトレイがやっと動き出す…。壊れているかと疑う時がある。