オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-280 その②・・やはり、聴き劣りしない。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ E-280 その②・・やはり、聴き劣りしない。

アキュフェーズ・プリメインアンプ・E-280。定価33万円ほど。よくインターネット広告に「100万円のアンプより、音が良い10万円のアンプ」というフレーズがある。このE-280の音が、まさにその音。伸びやかで低歪み、澄み切りハッキリしたストレートな音。オーディオ的に音を聴き慣れてない方は、高額アンプより『良い音』と思うに違いない。そして、そう思う事は、決して間違いではない。世の中、‘慣れ’が必要だ。同社のセパレートアンプ、C-3900とA-75との比較。数字は、セパレートを⑤とした時の印象。

上から、E-280、E-380、E-480、E-650。

帯域の広さ➁、解像力③、SN比③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)③、中間表現(膨らまず、こもらず)④、低域表現(締まり)④、コントラスト③、制動力(歪みがない感じ)⑤、透明感③、繊細性➁、音の輪郭、緩い、音の出足 速い、音の鮮度 上質感・密度④、デザイン(かわり映えしない)③。特長、高域表現の伸びはないが、低域から中間帯域までは、明瞭、明快なやや明るめの均等なトーン。 難点、オーディオ的性能をアレコレと挙(あ)げへつらわなければ、無いと思う。適性、全てのジャンル。寸評、 バツグンのコストパフォーマンス。 高額なアンプは諦め、アンプをE-280にして、スピーカーで贅沢するのも一つの手かなぁと。

E-280。人間の年齢で例(たと)えると、20代後半。仕事を覚え、活発にこなせる。が、余計な動きが多い。まだまだ未熟かなというイメージ。