オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ 電源コード APL-1・・心地よく酔える味わいはないが・・
- 2017.07.10
- オーディオ
アキュフェーズ 電源コード APL-1。たとえて言うなら、「99.9999%の純水で作られた氷のロックで飲むウィスキー」。良く冷えてウィスキー自体の持つ味は良く分かるが、「心地よく酔える味わいはない」という意味です。
高SN比、高解像度、広帯域、優れた高域特性、澄み切った音場、硬質感は感じられず、全域に渡りフラットでニュートラルな音質。「ああ、アキュフェーズの音だなぁ」と妙に感心する。音の密度、陰影を強め音像を林立、立ち上がりのスピード、なめらかさ、帯域の広げ方といった旨味、雑味(?)は一切排除したかのよう。
今回、アコースティック・リヴァイブのパワー・ズタンダード(生産中止)、エスカートのミストラル、アクロリンクの7N-P4030Ⅲ PC-R、福田雅光さん自作ケーブル(オヤイデ102 SSC導体と同電源プラグP-037とC-037の組み合わせ)、四種と比較試聴した結果です。
試聴は、アキュフェーズ クリーン電源 PS-1210に各ケーブルを接続、パワーアンプ同A-35を稼働、スピーカーは、B&W シグネチャー・ダイアモンドを鳴らしました。
最後にアキュフェーズを聴いて、店主曰く「私は、このケーブル一番いいです」との事。僕としては、賛同しつつも素直に頷けませんでした。
このブログは、ウィスキーをロックでチビチビ飲みながら書いている。我が家は、自家水、ポンプで地下水を汲み上げ飲料水として使用。従って、ミネラル十分の天然氷でウィスキーを楽しめる。ミネラル十分の氷のロック(水割りでも)は美味い。
ほかの四種は、その天然氷のごとき印象。
ただ、オーディオ的にはアキュフェーズのAPL-1の(無味乾燥な)優秀さにはただただ頭が下がる。
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