オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ディアパソン・・洒落たItalyのスピーカー。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ディアパソン・・洒落たItalyのスピーカー。

イタリアのDIAPASON(ディアパソン) KARIS Ⅱ。定価30万円ほど。お客様がアンプをお決めになるため、店の二階で試聴。ご厚意により、試聴できました。

厚みのある木製のキャビネット。木目の地肌を活かした品のある造り込み。無駄がない。

明るい地中海の陽光をイメージさせる。太陽がいっぱい。中間帯域から 高域に伸ばし、サラリとした音質。フルレンジスピーカー(一個のユニットのみのSP)のようなヌケの良さ、乾いた音の輪郭(エッジ)がシャープな所も魅力的。低域の重量感は望めない。中間帯域から上は、解像力、SN比とも良好でダンピング(引き締め)を利かせ、コントラストの高い表現が得られる。また、倍音表現(響き)も清らかで、美しい。見た目と同様、意匠を凝らさない (無理をしない、過度な装飾をしない) 再生音だ。聴きたい音楽は、イタリアのSPということで、やはり、ソプラノ歌手による歌唱だろう。

ソナスが大きい。英吉利(イギリス)のSP(ハーベス、ロジャース等)は、野暮ったい。リネア、B&Wは、デザインが個性的すぎる。木の肌、年輪を見るのが、好きだ。サッパリとした響きのいい音質、かつ、デザイン的に小(こ)洒落たSPを検討されている方にはおススメ。