オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ルーミン(LUMIN)のネットワークプレイヤー その①・・意外といっては失礼だが納得できる音でした。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ルーミン(LUMIN)のネットワークプレイヤー  その①・・意外といっては失礼だが納得できる音でした。

ルーミン(LUMIN)のネットワークプレイヤー、三機種。ルーミン P1、同P1 MINI 同U2。ネットワークオーディオは、比較試聴の記事を書く際、説明が必要だ。P1、P1 MINIともにプリアンプとしての機能とDACが内蔵されているためCDプレイヤーとしての機能もある。しかし、U2はプリアンプ機能がなく、音量調整ができない。音が出ない。例えて言えばCDプレイヤーの読み取り機能のみなので、DACとしてアキュフェーズ・DC-901のD/Aコンバーターを使用。そして、プリアンプのアキュフェーズ・C-3900に接続。三機種ともパワーアンプ機能がなくアキュフェーズ・A-80を介してスピーカー(SP)から音がでる。音質の評価③の機器類、音源は、フィダータ fidata  HFAS1-S10、これは例えるとCD、ディスク、つまり音源です。そして、このフィダータをスペック社のデレッタ転送機器につなぎ、ここからさらに、DACつまりD/AコンバーターとしてDC-901につなぎ、C-3900を通してA-80に接続。こうしてやっと音が出る。しかも、ハブという雑音を取る機器も使っている。なんとも説明がやっかい。この組み合わせを③としての評価。評価は右から、P1、P2、U2+C-3900です。3機種の音源は、フィダータ fidata  HFAS1-S10

上からP1、198万ほど。P1 MINI 82万円ほど。 U2 82万円ほど。

帯域の広さ・⑤ ④ ④。解像力・④ ④ ④。音の背景の静けさ・③ ③ ③。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・⑤ ④ ④。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・⑤ ③ ④。低域表現(締まり)・⑤ ④ ⑤。コントラスト・⑤ ④ ④。制動力(歪みがない感じ)・⑤ ④ ④。透明感・④ ④ ④。繊細性・⑤ ④ ⑤。質感・密度・④ ③ ④。音の輪郭・程良く淡い ちょいシャープ シャープ。音の出足、早い 変わらない 変わらない。音の鮮度・極にちょっと足りない 特にちょっと+ 特(極、特、上=音質の評価③の機器類 並)。デザイン・シンプルすぎてお金かけた所有感、満足感は皆無。音楽の感銘度・④ ③ ③⁺。特長歪みなく、音の背景はスッキリとし、一音、一音がハッキリした明快な音。難点、今回使ったネットワークオーディオは四種は、いつも店で聴いている音に比べ、音に力がない感じがした。ネットワークオーディオで今回聴いた音質に到達するには三つの知識が必要な事。それは、① 情報処理技術の知識 ②オーディオ的知識、③実際の楽器、人の声と録音され再生されたそれらの音の違いを理解できる知識。適性、全ての音楽。寸評、三機種とも明るくキレイで整った音。P1が一番、楽器の音、人の声に近かった。次がU2+C-3900。P1 MINIになると質感・密度感が後退する。ルーミンP1を選択すればC-3900とCDプレイヤーは必要ない。お金をかけず、場所を取らなくてすむ。また、パッケージソフトつまりCD、レコードを置かなくてもすむ。

これがスペックのデレッタ転送の機器。詳しい説明はできないが(僕、その能力がないので)デレッタ転送の方が、「ハッキリ、スッキリ」した音質が得られる。ただ、この機器、古いので192㎐/24bitは再生できない。この辺の事も厄介な話だ。