オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トーレンス TD1500・・「滑らかさ、柔らかさ」に魅力。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トーレンス TD1500・・「滑らかさ、柔らかさ」に魅力。

トーレンス(THORENS)のレコードプレイヤー・TD1500。50万円ほど。アコーステック・ソリッド・マシーン・スモール(旧モデル)とラックスマン(LUXMAN)のアナログ・レコードプレイヤー・PD-151 MARKⅡ・プチ改造との比較試聴。評価はソリッドを③、【】内がPD-151改を③として。

バランス接続は高域が伸びない。ピン(アンバランス)接続が音質的に有利」と店主。で、アンバランス接続採用で比較。

帯域の広さ・②【②】。解像力・① 【①】。音の背景の静けさ・②【②】。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・② 【②】。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・③【②】。低域表現(締まり)・②【③】。コントラスト・①【①】。制動力(歪みがない感じ)・② 【③】。透明感・②【③】。繊細性・②【②】。質感・密度・② 【②】。音の輪郭・淡い【淡い】。音の出足、やや遅い 【遅い】。音の鮮度・上(極、特=ソリッド、ラックス 上 並)。デザイン・ソリッド、ラックスに比べ軽量、シンプルでいい。音楽の感銘度・③【③】。特長ギザギザのない滑らかさ。音の軽やかさ。難点、筐体からターンテーブル、アームが浮いているサスペンド・シャーシは、アーム操作時にユラユラする。アームレストからアームを離す時、収納するときユラユラする。使いづらい。また、シャーシの挙動はレコードに針を落とす時、キズを付けそうになり不安になる。音に力がなく音場展開が弱い。電源接続がピンなので電源ケーブルによる音質向上を図れず、オーディオの楽しみの一つ、アクセサリー装着の楽しみがない。適性、滑らかなのでボーカル物。寸評、「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」とした音質では、ソリッド、ラックスに比して落ちるが、その二機種にない「滑らかさ、柔らかさ」に魅力。筐体も小型軽量でシンプル。見た目、システムを「アッサリ、スッキリ」させることができる。レコード再生時に高解像度基調、CDのような音が聴こえるのは今一つと思う方にはおススメ。ソリッドの再生音はCDのような音質に聴こえる。

リンのレコード・プレイヤーもサスペンド・シャーシなのかな?。トーレンス・TD520もそうだったが、ベルトドライブ方式でターンテーブル、アームを浮かせているタイプのプレイヤーは「腰の据わった音」、「ガッチリした音」がでないと思う。EMT 930stの「腰の据わったガッチリ」した音との比較が楽しみ。

2024/10/17 追加。バランス接続に関してですが、店主曰く「バランス接続はコネクターの性能が良いもの、高価な製品を採用しないと音質的に有利にならない」との事。僕も同感です。

ラックスマン・PD-151 MarkⅡ改。アーム部に小さく制振材を巻いてある。解像力アップ、低域は締まる。効果抜群、瞠目、刮目させられる音質に激変。