オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ペルソナB その③・・アキュフェーズ・C-2300で鳴らすと。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ペルソナB その③・・アキュフェーズ・C-2300で鳴らすと。

パラダイム(Paradigm)のペルソナ(Persona)B。165万円ほど。アキュフェーズ・コントロールアンプ・C-2300と同パワーアンプ・A-80を使って鳴らしてみた。評価はB&W802D3 prestige、アキュフェーズ・C-3900、同パワーアンプA-75の組み合わせを③として。

店のパワーアンプをA-75からA-80に交換。床直置きで。

帯域の広さ・②、解像力・③、音の背景の静けさ・②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・④、中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・① ③(2300でコントロールした時)、低域表現(締まり)・②、コントラスト・②、制動力(歪みがない感じ)・②、透明感・①、繊細性・③、質感・密度・②、音の輪郭・中庸。音の出足・全体的にやや遅い。音の鮮度・上(極、特=802D3、上、並の評価で)、デザイン・⑤、音楽の感銘度・③。特長、音の線が太く、柔らかく、包み込むように広がる音質。難点、透明感、スッキリ感は落ちる。中間帯域、ボーカルが膨らむ、艶が無い感じ。適性、優しい曲。例えば、ベートーヴェンの交響曲第六番・田園のような小川のほとりを散歩しているような感じの曲。、B&Wの音質がシャープすぎて「きつく」、違和感を持つ方にお薦め。背後のB&Wが野暮ったく見える洗練されたスッキリとしたデザイン。

店主評。「ジャズを聴くとベースが遅れる、遅れているように聴こえるスピーカー(SP)が多い中、ベースの音が早く遅れない」。

ボーカル、人の声がやや膨らみ、色、艶に欠けると感じた。そこで、店主に2300でトーンコントロールしてもらった。店主は「おそらく、高域側を上げてみればいいかもしれない」というのが写真の2300のコントロールパネル。「ちょっと、あざとい感じにはなりますが、こんな感じでいいのではないでしょうか?」。結果、声が引き締まり、声の鮮度が高まった。誇張しすぎの感はあるが、歌い手の声質まで変えしまう不自然さはない。中間帯域なので400㎐ぐらいを補正するイメージだが、写真を見ると帯域全体で補正を掛けている。それからすると、不満がある帯域の音質表現を変える時にはどこの帯域を加減するかは、修練が必要。普段から実演、実際の音をシッカリと聴いていないと帯域バランスが崩れ上手くコントローはできないだろう。不自然な音楽になると思う。そして、試行錯誤を経て経験則を積まないと上手く補正できないかもしれない。僕は、音楽を聴く際、試行錯誤を繰り返す事が嫌また、面倒なので帯域補正はかけない。どの補正が実演の音に近いか解らなくなってくる。なので使っているプリアンプの音質そのままで聴く。なお、ペルソナB、C-2300で補正しなくともパワーアンプ・A-80接続では、A-75を使った時に感じた低域表現の弱さはなかった。