オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード・TRZ-P300W その②・・対 アキュフェーズ・E-4000。低域表現の良さでトライオードに軍配。
- 2025.01.13
- オーディオ
トライオード(TRIODE)の真空管パワーアンプ・TRZ–P300W(66万円ほど) と真空管プリアンプ・EVOLUTION PRE(39万円ほど)。アキュフェーズ・AB級プリメインアンプ・E-4000との比較。間違えないでください。アキュフェーズがトライオードに挑戦という聴き方です。評価は、トライオードのセパレートアンプを③として。ちなみに、プリアンプをアキュフェーズ・C-3900に繋いで聴いた。すると、聴こえた音は、アキュフェーズの音の締め付けの強さが鬱陶(うっとう)しく、一方、TRZ-P300Wの帯域の狭さと音に力がないという二点が現れ、ガッカリ。お互いの欠点があからさま出てしまう結果となった。EVOLUTION PREとの組み合わせの方が音楽表現として素直な音質。比較は、オーケストラの曲でジョン・ウィリアムスの「スターウォーズ」。
帯域の広さ・⑤。解像力・④。音の背景の静けさ・④。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・④。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・②。低域表現(締まり)・①。コントラスト・③。制動力(歪みがない感じ)・②。透明感・④。繊細性・③。質感・密度・②。音の輪郭・シャープ。音の出足、早く伸びる。音の鮮度・特(極、特 上=トライオード 並)。デザイン・④。音楽の感銘度・③。寸評、帯域が広く、力強く、押しの強い高解像度基調の透明感のある音…ながら、まず、比較して聴くとオーケストラのセパレーションに難が。オケの各楽器の音が固まって聴こえ、かつ音が拡散しない。もっと分かれて欲しい。具体的な楽器を挙げるとホルン、ハープの音が伸びやかに広がらない、聴こえない。そして、低域表現。適度に引き締まりながらも弦楽器、打楽器の質感を損なわない音色のトライオードに比べ、引き締まりが弱い。意外だった。真空管のトライオードより締まりが弱い。低域は広いのだが…。
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TRZ–P300W。300Bの真空管の可能性を広げたアンプ。見事な低域表現だった。
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