オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード・TRZ-P300W その③・・対 アキュフェーズ・E-700・・好勝負でした。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード・TRZ-P300W その③・・対 アキュフェーズ・E-700・・好勝負でした。

トライオード(TRIODE)の真空管パワーアンプ・TRZP300W66万円ほど) と真空管プリアンプ・EVOLUTION PRE(39万円ほど)。アキュフェーズ・A級プリメインアンプ・E-700との比較。間違えないでください。アキュフェーズがトライオードに挑戦という聴き方です。評価は、トライオードのセパレートアンプを③として。比較は、オーケストラの曲でジョン・ウィリアムスの「スターウォーズ」。帯域の狭い、解像力の弱い、力の弱いトライオードには「酷な選択曲かな?」と思ったけど、なんのなんの杞憂(きゆう)、老人の余計な心配だった。

価格は100万ほど。トライオードのセパレートアンプと大体同じ金額だ。価格も好勝負。

帯域の広さ・⑤。解像力・④。音の背景の静けさ・④。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・④。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・③。低域表現(締まり)・③。コントラスト・④。制動力(歪みがない感じ)・③。透明感・⑤。繊細性・④。質感・密度・③。音の輪郭・しっかりしている。音の出足、早い。音の鮮度・極(極、特 上=トライオード 並)。デザイン・④。音楽の感銘度・③。寸評、セパレートアンプにせまるというより肩を並べた性能。各楽器のセパレーション、音の広がり、拡散する感じはプリメインアンプではセパレートアンプに辿り着けないと思われたが、その概念を一蹴。E-4000で感じた低域表現不足もない。ただ、聴き続けるとあからさまに音が「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」し過ぎていることと、音の締め付けが強い点が気になってくる。この辺がトライオードとの違いだろう。トライオードは、オーディオ的要素の評価は低いが「自然な感じな音」。一方、E-700は、綺麗、華麗だが「人工的なオーディオ的な音」。好勝負でした。

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TRZP300W with EVOLUTION PREに対する店主評。「真空管アンプは、音色がキレイ、音色(ねいろ)がリアル、なめらか、艶っぽいといった評価があったのですが、このアンプは(それに加え)(演奏を聴くと)演奏者の脱力して演奏している(のが分かる)。(C-3900+A-80の)アキュフェーズに比べ低音が押し切れない。(のですが無理せず、技巧を凝らさず)中音の出せる音を出す(感じ)」。店主はトライオードが、無為自然に音を形作るところを好印象として捉えている。