オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 2025 東京インターナショナルオーディオショウ その④ トライオード・ブース・・鉄道ファンでも楽しめたかも⁉。
- 2025.10.21
- オーディオ

毎年、ひとひねり加えたブースの演出が行われる(おそらく)トライオード。今年は、鉄道関係のアクセサリーで変化を付けていた。トライオード山﨑順一社長の前職は、旧国鉄(現・JR東日本)の車掌。高校時代は、カメラ片手に全国を列車で旅する`てっちゃん´だった。ショウ二日目は、鉄道車掌の腕章を付けて解説に臨んでいた。
四月にベースマンで行われた試聴会。開口一番、山崎社長は、「真空管の(音の)持つイメージ。柔らかい、厚みがない、鳴らせないスピーカー(SP)がある、帯域が狭いなどといった真空管アンプに対する偏見を変えたい」と語った。試聴会は、現在のトライオード真空管アンプ群の性能を充分に発揮。山﨑社長の言葉に偽りのないことを試聴会参加者に充分に知らしめた。東京インターナショナルオーディオショウ。ベースマンでの試聴会は、トライオード製品のみを聴いただけ。他のメーカーのアンプを聴いた後、本当に真空管に一般のオーディオ愛好家が抱く従来イメージが払しょくされるかのかどうか、ちょうどいい機会だった。結論からいうと山﨑社長が意図した「温かみがある。柔らかい」という真空管のイメージの払しょくは成功していた。密閉型・スペンドール Classic 200 Ti の低音表現は、B&W・アキュフェーズに比べ、瞬発力、力感、最低域表現では少々、落ちるものの、厚みでは勝っていた。十分だ。B&W・アキュフェーズに比べ、スペンドール・トライオード・真空管アンプが「温かく、柔らかく」聴こえることはなかった。敢えて言えば、「音の引き締めの加減が違う」というべきだろう。どちらの`引き締めの加減を可´とするのかは個人により違う。この辺にオーディオの面白みがある。
日本人はいいね。色々な音色のアンプが選べるのだから。、世界で一番選択肢がある。
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