オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 2025 東京インターナショナルオーディオショウ その③ フューレンコーディネイト・ブース・・さりげなくお金がかかっている調度品。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり 2025 東京インターナショナルオーディオショウ その③ フューレンコーディネイト・ブース・・さりげなくお金がかかっている調度品。

輸入商社・フューレンコーディネイトのブース。訪れるたびに思う。「ああ、僕もこんな感じの部屋で聴きたいな」と。シンプルイズベスト。ピエガのスピーカー(SP)カタログに掲載されている欧州モダンルームを彷彿とさせるレイアウト。カタログ写真と違和感を感じないブースを創る。そんなブースは、今回、訊ねることは出来なかったが㈱ユキムだけだろう。

ピエガはブラック色よりシルバー色がいいと思う。

ピエガの音質は、精度高く、滲(にじ)まず、くすみなく、曇らない、清らか、清潔な音。音楽の背景は静かで、立体的な音像表現より、自然に広がる音場表現に優れている。パワフルよりナチュナルといった感じ。リボン・ツィーターは、B&Wのダイアモンド・ツィーターより耳に優しい。高域を突き刺さる刺激感なく聴き手に届ける。音の立ち上がりは速いが「グッ」とした無駄な力感はない。強調された部分なく統制の取れた帯域表現。音質は、「ハッキリ、スッキリ」しているが、ほのかに影さす陰影表現が欲しい気がする。リボン・ツィーター搭載のSPは、少々、奥行き感に欠けるところがあると思うが、それは、陰影表現が今一つだからかもしれない。その表現があればあったで`清潔感´がなくなるかもしない。ピエガの音はこれでいいと思う。聴き手に緊張感を与えない。今井商事のブースとは違った意味で和(なご)めるブースだ。

高級品がさりげなく使われ、シックな感じにまとめ上げられたフューレンコーディネイトのブース。衛生的なシルバー筐体のピエガ・SPとともに女性におススメ。ここも毎年足り寄らせて頂いている。

これはアキュフェーズ・ブース。いかにもお金かかってます。豪華でしょうと言わんばかり...。