オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アコリヴァ XLR- 1.0 TripleC-FM・・低域の力感は聴き手を圧倒。

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アコースティック・リヴァイブ XLR-1.0 TripleC-FM 定価18万ほど。プリアンプとパワーアンプ間で接続。普段は、ステレオ誌の自作RCAケーブル、PCOCC-A導体、0.9㎜単芯のものを用。値段は3.000円ほど。

電源ボックスは、アコリヴァのRTP-6とRTP-2を使用。この組み合わせだと極めてオーディオ的な音が得られ、特に低域の力感は聴き手を圧倒する。

高域から低域まで、優れたダンピングで音の輪郭が引き締められ、高密度、高エネルギー、かつ倍音成分を失わない弾性に富んだ音。歪み、混濁は感じられず、解像度の高さが、高精度で立体的な音を構成。そのコントラストは明瞭で、無音の音場空間を背景に陰影の強い音像を再現。解放感より緊張感を感じさせ、禁欲的で緩みがない音楽を構築する。

コントラバス、チェロの強力な低音弦セクションを持つ「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」。カラヤンの1970年代ベートーヴェン交響曲全集 グラモフォン 6CD 00289 477 7578がよく聴こえた。

あまりにもオーディオ的な音質で、実演再現を望む方には不向きかも。電源ボックスをオヤイデに変えると、オーディオ的性能は落ちるが、自然に聴こえる。組み合わせのためか、高域が割れる、中低域が豊かに再現できないケースが、稀にあるのが気になる。