オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アコリヴァの電源コンディショナー RPC-1・・あなたは、肯定派、懐疑派?
- 2018.04.28
- オーディオ
ベースマンにおいて、この機器は、肯定派(効果がある)と懐疑派(効果が限定的)に分かれる。肯定派は、八重樫さん「音の輪郭がはっきりする」。懐疑派は、店主「低域、中域表現が良くなるが、高域が濁る」。僕も同意見。懐疑派が優勢な状況。
メーカーの謳い文句は、「電源経路に乗る超高周波ノイズの低減と均一化を行い、S/N比や透明度を高めながらエネルギー感や躍動感、音の厚みや質感を劇的に向上させる・・」とある。
八重樫さんのメインシステムは、約20年前の製品。SPがタンノイ カンタベリー 15/HEとプリメインアンプがトライオード VP-300BD。このシステムに繋いでの評価。
RPC-1を接続すると、機器類の発生する歪み、曇り、くすみといったノイズに由来すると思われる成分が取り除かれ、音の精度が向上する。RPC-1に限らず、音の輪郭を明確にするのが、アコリヴァの製品群の特長。10年、20年前といった旧式の再生装置をお持ちで、「音をもう少し、際立たせたい。ただ、愛用の機器を変えたくない」とお考えの方には向いている。
いい面もあれば、副作用もある。そこで、アコリバ製品を自身のシステムに繋いだ際、「音楽」や「音」の印象が如何に聴こえるか。単語で表すと・・・。
求めていい印象・・写実的、原音再生、拝聴、峻厳、真摯、冷徹、透徹、清冽、高精度、精緻、低歪み、束縛、緊張、無音空間、澄み切った空間、高密度、高エネルギー、均質、濃縮、骨太、タイト、俊敏・・などなど。
期待できない印象・・芸術的、実演的、安らぎ、浮遊感、解放、含蓄、抒情、ファンタジー、余韻、ゆらぎ、ユルさ、さざなみ、豊穣、流麗、おおらかさ、曖昧さ、雅、いとをかし、語りかける(問いかける)・・といったもの。
オーディオの世界、一つ求めるものを獲得すると、新たな表現が欲しくなる。物欲が支配する世界。
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