オーディオ・ベースマン見たり聴いたり オクターブ RE320・・能力は落ちるけど、自宅で聴くなら・・

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オクターブ OCTAVE RE320。145万円ほど。オクターブの後方、右がアキュフェーズA-200、左が同A-70。A-200が二個で250万、A-70が110万円。ウーン・・、オオッ、重量なら27.6㎏。アキュフェーズより扱いやすいぞ。

オクターブRE320。入魂のリアルサウンド、朧げな陰影感、躍動する音楽を・・・。えー、後方に控えるパワーアンプと比較すると絶対的能力に限界を感じると言わざるを得ません。

ハッキリ(高解像度)、クッキリ(高コントラスト、広帯域)、スッキリ(高SN比)、シッカリ(低歪み)といったオーディオ的要素の比較ではアキュフェーズの後塵を拝してしまいます。

精緻、精巧、正確な音質を要求される現代ハイエンド再生装置を念頭に置くと、「精密なサイボーグ」「2Hの鉛筆で書かれた細密画」(アキュフェーズの音質表現です)に対し「肉体を持つピノキオ」「HBで書かれた細密画」(オクターブの音質表現です)では太刀打ちできません。

ただ、僕としては自宅で聴く音は「精巧なサイボーグ」より「肉体を持つピノキオ」がいい。うん、そうに決まっている!!!。完全に客観化できない、感覚的、精神的、感情的、経験的といった好悪(こうお)の問題をはらむのがオーディオの世界だ!・・と声高に言い放ちます。