オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ターンテーブルシート比較試聴 その④・・トーレンスのゴムシート。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ターンテーブルシート比較試聴 その④・・トーレンスのゴムシート。

トーレンスのプレイヤーに付属のシート。ゴムの普通のシートに見える。トーレンスの古いターンテーブルのシートなので「まあ、参考に聴いておくか」といったノリで聴いた。聴いた後、「さすが、老舗のシートだ」と一緒に聴いていた店主が一言。評価は、アコースティック・ソリッド・マシーン・スモール(旧型)に付属する本革スエード(緋色)を③として。

トーレンスの中古。30万円。曲が終ると自動でアームが戻る。一杯やりながらの人に…。そして美品だ。

帯域の広さ・③。解像力・③。音の背景の静けさ・③。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・②。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・④。低域表現(締まり)・③。コントラスト・③。制動力(歪みがない感じ)・③。透明感・②。繊細性・④。質感・密度・④。音の輪郭・丁度いい(楽器の音の輪郭に近い)。音の出足、ちょっとだけ遅い。音の鮮度・特(極、特、上=本革スエード、並)。デザイン・②(安っぽく見える)。音楽の感銘度・④。特長高域表現は伸びが足りないが、中域から低域まで均等なトーンで偏りなくソツくこなす表現力。難点、音が地味。迫力に欠ける。高域の伸びやかさ。適性、全ての音楽。寸評、ソリッドの金属ターンテーブルの響きを上手く制振。誇張された帯域、表現が無い。楽器の音、人の声を静かに再現。レコードの溝に刻まれた音を忠実に取り出している感じがする。帯域のバランスがいい。極端な表現、鮮度とか迫力といったものを求めていない。高域表現に煌(きら)びやかさがあれば、造形のある、彫りの深い表現が得られそうだがこれで十分だ。