オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ターンテーブルシート比較試聴 その②・・サエク SS-300 MK2。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ターンテーブルシート比較試聴 その②・・サエク SS-300  MK2。

サエクコマース(株)のSS-300MK2。同社のホームページによると「素材となるアルミニウムから吟味を重ね、神戸製鋼所の高精度アルミ合金「アルハイス」を選択。工作精度にもこだわり、30μmの精度で、一品一品丁寧に削り出しています。マット上に設けられた5つの円形ホールは、マットの不要な共振を抑制し、さらにダイナミックバランスをとることで、ターンテーブルの回転に悪影響を及ぼしません」との事。評価は、アコースティック・ソリッド・マシーン・スモール(旧型)に付属する本革スエード(緋色)を③として。

同社のダブルナイフエッジ方式を採用したトーンアーム「WE-4700」。

帯域の広さ・③。解像力・③。音の背景の静けさ・④。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・⑤。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・④。低域表現(締まり)・③。コントラスト・③。制動力(歪みがない感じ)・③。透明感・④。繊細性・③。質感・密度・②。音の輪郭・シャープ。音の出足、高域は速い。音の鮮度・上(極、特、上=本革スエード、並)。デザイン・⑤(高級感・重量感タップリ)。音楽の感銘度・②。特長高域表現の解像力、音の立ち上がりの良さ。その帯域の音の背景の静けさがいい。難点、高域表現に音が寄りすぎているためか、中域、低域の音の広がり、立ち上がりが遅い。適性、高域の良さからジャズのシンバル。寸評、外径・Φ300mm、厚み・5.5mm、重量・845gのアルミ合金のシートは持つと重い。オーディオ的要素は良いのだが、ソリッドの金属ターンテーブルの持つ響きとSS-300MK2の持つ響きの相性が悪いみたいで本領を発揮できなかった。軽めのターンテーブルで使用すると別な側面を見せて(聴かせて)くれるだろう。