オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ プリメインアンプ E-4000・・遠慮がない。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ プリメインアンプ E-4000・・遠慮がない。

アキュフェーズAB級プリメインアンプ E-4000。定価70万円ほど。「E-4000は、アキュフェーズのプリメインアンプで低域(表現)にお悩みをお持ちの方へお勧めします。その悩みを払拭する音です」と店主。ーでは、E-5000との違いは?ー。「5000は言ってみれば真面目な長男。制動のしっかり利いた音です」。なるほど、弟分の4000は利発(りはつ)な次男という感じだった。音質評価は、同社のプリアンプ・C-3900と同パワーアンプのA-75を③として。

個人的にはトーン・コントロールは必要としない。コントロールすると例えば、低域は、量はでるが、質が落ちる感じがする。試聴はしてませんが…。

帯域の広さ③、解像力②、SN比③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)②、中間表現(膨らまず、こもらず)③、低域表現(締まり)③、コントラスト③、制動力(歪みがない感じ)③、透明感④、繊細性②、音の輪郭 シャープ、音の出足 A級に比べ少々、遅い(店主評)、音の鮮度 特、質感・密度②、デザイン③、特長、出足はA級より落ちる感じだが、自然な伸びやかさは上。一番いいのは、澄み切った音楽空間に音が弾む、再生される音楽が躍動するという事に尽きる。難点、あえて言えば、C-3900とA-75から代えて数分は、音がぼやけて聴こえる。が、時間の経過とともに気にならなくなる。楽器の質感の再現。適性、音の伸びやかさから、大編成オーケストラ。寸評、「プリメインアンプだから『(セパレートアンプに比べ)帯域を狭めて作ろう』いったような(狭い了見、)遠慮がない。E-380よりずっと落ち着いた印象」と店主。僕からすると、これほどの性能になってくると、評価するのが難しい。欠点を探すのが困難。ただ、ただ、「ああ、すごいですね」と感嘆するのみ。`重箱の隅を楊枝でほじくる‘ような聴き方をするのがおこがましい。

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それでは、`重箱の隅を楊枝でほじくる‘ように聴く店主・細川茂雄評を聴くと…。「ーワルツ・フォー・デビイのトラック第4,5曲。スコット・ラファロのベース(を聴くと)、低音から高音の繋がり(の再生)がうまくいってない感じですー」。あー、だから、楽器の質感が今一つなのか。

アキュフェーズの新製品・パワーアンプ・A-300に関するお知らせです。12月25日(日)に、「あらえびす記念館」のウエストミンスター・ロイヤルにA-300を接続、ロイヤルを鳴らします。A-300は、年末から来年の1月8、9日あたりまで、ベースマンで試聴できる予定です。おそらく、新型AB級アンプE-4000も試聴可能でしょう。詳しくは、ベースマンにお問合せを。