酒徒礼讃 ジン MONKEY 47・・47度で47種類の植物が使われている。

MONKEY 47 。定価6280円が4390円に。それで、ものは試しと買ってみた。

モンキー47。コルク栓に金属の帯が。コルクの入りすぎを防ぐためか。瓶にドイツ・クラフトマン・シップを感じる。サルが木の洞(ウロ)に果物を入れて置いたら、発酵してサケになった感じ。要するに、色々な匂いが入り混じっている。口に含むと柑橘系の味、木の皮の味、果物の味。一筋縄では言い表せない。「苦味」、「抉(えぐ)味」が強烈。昔の子供向けのカゼ薬の「甘さ」。他のジンに感じられる健やかなサッパリ感なし。後味で舌が痺れる。革ジャンの皮を噛締めたら(無理でしょうけど)こんな味がするのかもしれないと思い飲む。ただ、不快感はない。一語で言い表せない複雑な味だが、口にいれると口蓋の中心で柑橘の「甘味」を感じ、周囲で「苦味」、「抉味」、「シビレ(?)」、炭酸のアワが弾ける印象。そのためか、立体的な、容積のある、膨らみのある酒に仕上がっている。複雑で飽きがこない(個人の感想です)。飲むのにはかなり努力が必要。よほどの好き者でないと「生のまま」では飲めない。

ネットで調べたら、ジンブームの端緒となったらしい。