オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード TRZ-300W その③・・括目する個性が欲しい。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード TRZ-300W その③・・括目する個性が欲しい。

トライオード TRZ-300W、ソウルノート A-2、アキュフェーズ E-380。3製品を聴き比べ、その印象を言葉にすると、ソウルノート・躍動(ドンシャリ)、アキュフェーズ・静謐(やや肩ぐるしい)といった熟語が出てくるが、トライオード、その音質を端的に表現する熟語が見つからない。

トライオード TRZ-300W。色は、やっぱり、トライオード・レッドが合うような気が。

_細川さん、トライオード、どのように聴こえました?_。「欠点があるが、いい」。_その欠点とは?_「ゆるい、締まりがない。楽器の数を分解しない、といったところです」_いいと思われる点はどこですか?_「暖色系の音色、音に艶があり滑らかな音といったところですか」。続けて言う。「ちなみに、アキュフェーズの欠点は、(音の)ブレーキ、瞬発力が強すぎる。車で言えば、エンジンブレーキが効き過ぎ、サスペンションのダンパーが硬い感じです」。_少々、ゴツゴツ感があるのだろうか_。

トライオード TRZ-300W。こうして3機種まとめて聴き比べると、没個性的。可もなく不可もなし。普通のアンプに聴こえる。それはそれで、変なクセが無くいいが、個人的には「オッ」と聴こえる部分が欲しい。