オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ A-75 その③・・穿った考えですが…。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ A-75 その③・・穿った考えですが…。

アキュフェーズ・A-75。中古品、90万円。過去に書いたA-75のブログ記事。その①の文中、「A-70は、もともと良かった」とニガ笑い。「(それに比べて)帯域を広げ、歪み(を少なくし)、解像度が上がった(と思います)。そのため、ネットのブログ、レビューでも言われているように、(A-70より音の印象が)瑞々(みずみず)しいと思います」と書いてあった。発言者は、A-75の開発を担当した同社・第二技術部 回路一課 田尾係長(肩書は2019年当時)。

左、トライオード・EVOLUTION 300 30th Anniversary。右、A-80。

「瑞々しい印象」。今、ベースマンにアキュフェーズのパワーアンプが5台、床に並べてある。カン サウンド ラボのピュア リボン ツィーター GEM TS-208 ExcellentⅡの試聴に先立ち、「A-75の音でちょっと気が付いたことがあります」と前置きし店主が語り始めた。「A-75には高域に`キラッ´とした美味しい所がある。ですが、B&Wとの相性は良くない感じです。(A-75は)高域でスパイスが効いている(ような感じがして、それがダイヤモンドツィーターと合わない)そのためです」と。5台のアンプを並べて比較試聴していた様子。それならと、ブロッドマンにA-75を接続。まず、比較のためツィーター無しで曲を聴いた。しばし曲を聴いた後「ブロッドマンだと(A-75の高域表現が)高域の補正になっている部分があってその部分がいい。低域のダンピングはA-80より甘くなる。(音質、性能ともに)高域以外は、(A-75より)A-80の方が上です」と店主。

A-75の音の「瑞々しい印象」。それは、店主が言うところの「高域に`キラッ´とした美味しい所がある」ことに由来しているのかもしれない。まあ、穿(うが)った、想像を逞(たくま)しくした考えですが…。

A-80との高域表現の違い。聴いてみて下さい。