オーディオ・ベースマン見たり聴いたり フィル・ウッズ・・スカッとしようぜ!。
- 2020.03.15
- CD レコード
フィル・ウッズとヨーロピアン・リズム・マシーンの「ALIVE AND WELL IN PARIS」。こんなにカッコイイ音楽があったのね。知らなかった。
チョイ悪オヤジたちの演奏(ウソ、うそ)のせいか、音も悪い。サックス、音の輪郭が甘い。ピアノ、音が割れてる。ベース、ボンつき、スピードが乗らない、モタッとする。ドラム、タイコに張ってある皮がブヨブヨ、シンバルは金盥(かなだらい)かな?。でも、カッチョええ。スピーカーのど真ん中に、サックス、右にドラムス、ベース、左にピアノ、バスドラといった明確な分離と定位がオーディオ的に面白いかな。帯域は狭い。フィル・ウッズのマイナーなメロディー、情緒的で、情熱的だ。当時、流行りのアフリカのパーカッション、フュージョンなどを取り入れ音楽を楽しめる要素を盛り込んだ。サウンドは、軽く、劇場的な醍醐味に満ちている。伝統的なジャズからの脱却を目指し、「一発、やってやるぜぃ!!!!」といった気概に満ちている。メンバーの一体感も素晴らしい。ジャズから離れようとしているところもイイ。
オーディオ的音質が悪くても、演奏がイイと円盤(レコード、CD)、十分に楽しめるね。その典型的な盤だね。スカッとするね。
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