オーディオ・ベースマン見たり聴いたり デイヴ・グルーシンの「RANDOM HERTS」・・リファレンスに資するCD。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり デイヴ・グルーシンの「RANDOM HERTS」・・リファレンスに資するCD。

Dave Grusinの「ランダム・ハーツ・サウンドトラック」。映画のサウンドトラック盤。stereo誌、2024年9月号。福田雅光さんの連載「オーディオの新常識」のコーナー。『さよならバードランド』と高音質アルバムの記事で紹介されたCD。福田さんが紹介するので間違いなく高音質だと思いヤフオクで落札。全てのオーディオ的要素で満点の録音だと思う。評価は⑤段階で。

「緊張感あふれる都会派サスペンス」。上手く映画のワンシーンを切り取っている。

音楽の感銘度・⑤。 帯域の広さ・⑤。解像度・⑤。音の背景の静けさ・⑤。高域表現・⑤。中間表現・⑤(ちょっと締め過ぎだと思うが)。低域表現・⑤。コントラスト・⑤。音像定位・(楽器、人物の位置がハッキリしているか)⑤。音場表現・音が、前、上下左右にキレ良く展開、スピーカー(SP)全体から音が出てくる感じ。音の鮮度・⑤。 寸評、滲まずキレのある高域、ボーカルの正確な発音が聴きとれクールな中域、密度感、押出し感タップリの低域。全帯域に渡る音の背景の静けさ。高コントラスト、広帯域、高解像度。ピントのシッカリ合った「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」した文句のつけようがない録音。「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」にもう一言付け加えましょう。「シッカリ」している。CDの歪みのない音質の特長をシッカリと表してくれる音源。レコードは、盤の状態、例えば`反り´により歪みを生じるような気がする。また、プレーヤーの回転ムラに起因する歪みが出る時がある。レコードでは味わえない安定した`回転´まで聴こえてきそうな録音!?。しかも、音楽的に充実。16曲の音楽が映画の`あらすじ´を再現しているように聴こえる。曲が終わると「事件の謎を解き明かした主人公刑事の悲嘆と哀愁、達成感はあるが後悔の念を禁じ得ない」といった索漠(さくばく)として虚無感を呼び起こす映画を見終わったような感慨に捕らわれる。耳で聴く演奏が、見たことがない映像、物語を呼び起こす(注)。

(注)僕はこの映画を見たことが無いので、「事件の云々」というは推測です。間違っていると思ってください。

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福田さんの過去の記事によると、デイブ・グルーシンのCDは、高音質だが、全てのCDがそうだという訳ではないらしい。写真の2枚は高音質。録音が優れている事よりデイブ・グルーシンのCDは、『カッコイイ音楽』だと思う。そこに最大の魅力がある。

このCDも福田さんの紹介で。
録音は1980年代。とはいえ古さは感じない。