オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お金をかけずに音質向上 その①。あれっ、だが および、自宅音楽部屋・彷徨編 その②。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり お金をかけずに音質向上 その①。あれっ、だが および、自宅音楽部屋・彷徨編 その②。

アイキャッチ画像(上の写真)。低音表現を強化するには、スピーカー(SP)の周りにモノを置くのが効果的。雑誌等で紹介されるオーディオ評論家のオーディオ・ルーム。意外に、スッキリとまとまっておらず、ゴチャゴチャした部屋で聴いている。もしくは、SPの周囲、ぐるりにインテリア(室内装飾品)を置いてある。なにかしら、意味があるのだろうと思い、ウイスキーのカートンボックス(専用箱、カラ瓶入り)を置いてみた。効果はバツグン。音が引き締まる高ダンピング、にごり、くすみが後退する高SN比。エネルギー密度が高まり、高コントラストな低音に変化する。また、SPセンターにボーカル音像がよりよく定位する。

夏の猛暑対策でエアコンを設置。音が反射してダメからと思ったが、うまく、拡散している(注)。

一方、高域はというと。部屋の上部、四つ角にスポンジを置いた(貼った?)。左の写真、黒いのがそれ。画鋲をベニヤの部屋壁に刺し、天井と画鋲で挟みこんでいる。これまた、効果バツグン。高域の荒れ、チラつき、濁りが取れ、澄んで歪みの少ない繊細な高域に変化した。システム上部後方のプラスティックのエアコン・ボディの反射とスポンジの吸音がうまく整合したようだ。

高域の音質の向上は、ツィーターより上の位置、低域は床の位置になにかしらのモノを置く工夫をすることでハッキリ、スッキリした音質を得られる。高域に関して言えば、ベースマンのように天井が高い方が有利だ。ただ、一般住宅、天井を高くできない。その場合、吸音させるという手がある。ステレオ誌、4月号、福田雅光さん連載の「~オーディオの新常識~、オーディオルームを設計する」の記事中、118ページ、3・天井材、「天井材は吸音する材料にすればよかった」とある。また、一関・ジャズ・バー・「ベイシー」も当初は、音質がよくなかったが、「天井から音が抜けるようにしたら音がよくなった」という岩手・釜石・ジャズ・バー、「タウンホール」のマスターの証言もある。

ただ、ウイスキー・カートンボックス。手前から、バルヴェニー12年 5.700円、中央、ジョニーウォーカー・ブルーラベル 15.000円、後方、ラフロイグ10年 4.200円…のお値段。音楽を聴きながら、ふと、カートンの製品名を読むと中身がカラなことが思い出され、中に熟成された本物が入っていた方が音質に有利なような気が。トホホ…。

2022/1/18 追加(注)エアコンの位置が、決定的に良かった。「ハッキリ、クッキリ、スッキリ」し始めた。この後、両脇のカーテン、床に敷いたマットなど外し、音を整えた。