オーディオ・ベースマン見たり聴いたり シーメンスのフルレンジ4発スピーカー・・まずお目にかかれない?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり シーメンスのフルレンジ4発スピーカー・・まずお目にかかれない?。

シーメンス(SIEMENS)のスピーカー(SP)ユニット4個を使った大型スピーカーシステム。店主、これまで見たことも扱ったことは一度も無いとの事。金額はお問い合わせください。SPユニットの裏に『㈱ 關 本 特器部』とのシールあり。どのような来歴で作られたか不明。写真の通り、シンプルな内部構造のSP。できれば、喫茶店などで使ってほしい。JBLとかタンノイなどより音を出す際の扱いは、ずっと楽だ。音質評価は、B&W802D3 prestigeを③として。B&W802と比べた時、音の「限界まで追求された精度」を取るのか、「自由な解放感」をよしとするのか、聴き手の好みが分かれそうだ。僕は、シーメンスを取る。寛(くつろ)いで音楽を聴くことができる。聞き耳を立てて、神経質に音を聴くのは、ベースマンのB&W802D3 prestigeだけでいい。

裏に取り付けるカバーあり。作りはかなりしっかりしている。ただ、このベニヤ板むき出しの部分が胡散(うさん)臭いような気が…。

帯域の広さ①、解像力②、SN比③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)②、中間表現(膨らまず、こもらず)③低域表現(締まり)①、コントラスト③、制動力(歪みがない感じ)①、透明感②、繊細性①、音の輪郭 シャープ、音の出足 低音は遅い、中間は同じ、高域は、早い、音の鮮度 上、質感・密度②、デザイン④(何とも例えようがない存在感)。特長解放的でアッサリした`ヌケ’のいい音質。それががもたらす抜群のライブ感。難点、帯域が狭い。高域に荒れ、低域に歪(ゆが)みあり。具体的、具象的、複雑に交錯する音は聴くことができない。大きすぎて、設置場所が限られる。適性、大編成オーケストラ、ボーカル付きのジャズ、ピアノ独奏と偏(かたよ)っている。寸評、一枚の板に一個のSPユニットをつけたSPを愛用している方を雑誌などでみかける。聴くと確かに「脚色のない、誇張されない」音が聴こえてくる。「なるほど、ユニット一発の魅力はこれか」と感心。ピアノの音は、これまでブロッドマンがベストであったが、音質、音色という要素でシーメンスは落ちても、グランドピアノの壮大な響きは、シーメンスに軍配が上がる。脱帽!。店主が「聴いている間、エアコンの音、外を往来する車の音が気にならなかった。他のSPでは気になることが多いのですが。(シーメンスは、音が)シッカリしています。あと、高域は、耳(の位置)をユニットの高さに合わせた方がいいです」

「初めて見るし、扱ったことがないから、金額はどうしょうかな?。とりあえず、店で(B&W802などと比べ)聴いてみてほしい。あと、福島県はちょっと遠いので、配達できませんが、それ以外の東北5県なら実費で配達します。軽トラで行きます。筐体は、ともかく、ユニットは本物です」。

なお、同一形状で小型のSPも一セットあるが、惜しくも地震のため、ユニットが2個とも潰れてしまった。筐体は使えます。

「㈱ 關 本 特器部」とシールが貼ってある。
高さ 1365mm、幅、1100mm、奥行きは450mm。