オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズのクリーン電源・PS-1250・・一家に一台必要かな!?。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズのクリーン電源・PS-1250・・一家に一台必要かな!?。

いまの店は、もともとライブハウスとして建てられた。「そのため、壁コンセントで測ると電圧は104.5ボルトです。一般家庭より高い電圧です。一般家庭は、100(ボルト)ないしはそれより低い電圧になっていると思います」。アキュフェーズの新型クリーン電源・PS-1250・定価88万円の試聴の前に店主が説明する。比較は、クリーン電源を使わない状態を③として。そして、あくまで聴感上の判断。

ビッグバンドと演奏するマイルス・デイヴィス。いいなぁ。しっかり周りの音楽を聴いている。演奏を合わせている。

帯域の広さ④、解像力⑤、音の背景の静けさ⑤、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)④、中間表現(膨らまず、こもらず)④、低域表現(締まり)③、コントラスト④、制動力(歪みがない感じ)④、透明感③、繊細性⑤、質感・密度④、音の輪郭 整(ととの)う。音の出足、変わらない。音の鮮度 メリハリは少し落ちるかもしれない。デザイン⑤(波形が見えるのが視覚にアピールする。グッ(ド)ジョブ!)。特長、きめ細かさ、落ち着きがある。押しつけがましい音場を形成しない。難点、ないような気がする。適正、すべての音楽。寸評、音の背景のくすみ、くもりが取れ、解像力が強化され繊細な表現も向上する。結果、高コントラストでかつ歪みのない音質に変化する。前作では、音が滑らかになるが、音が落ち着きすぎ、新鮮味に欠ける気がしたが、鮮度が損なわれる印象はない。PS-1250一台で、アキュフェーズ・C-3900、A-75、DP/DC-1000を全て繋げる、すなわち全オーディオ機器にクリーンな電気を供給できる。

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店主評。「私としては、ジャズを聴く時には、(1250を通さず電圧の高い店の104.5ボルトから電気を引いた方が)スピード感、力強さがあるので104.5ボルトを選びます(注)。ただ、クラシックでは1250の方が圧倒的に有利です。繊細な音が出ますから。モデルチェンジでの改善の差は大きい。前モデルは(音が)落ち着きすぎてました。(1250を繋ぐと)レンジが広がり、解像力が上がる。一聴して楽器の音がリアルに聴こえました。一般家庭では、(安定した100ボルトを供給する)1250を入れた方がいいと思います」。

(注)間違いました。訂正します。店主によると「パワーアンプのみを壁コンセントに繋(つな)いでいます。プリアンプやCDプレイヤーなどの機器はクリーン電源を繋いで使用しています。その方が音質的に有利な効果を得られてます」との事です。

壁コンセントから入力された電気の波形。上と下が潰れている。
1250を通すと、波形が整い綺麗な波を描く。

パワーアンプの電源を入れる前の壁コンセントでのひずみ率。
パワーアンプの電源をいれた時の壁コンセントでのひずみ率。1250は、これを0にして供給。