オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アコリヴァのエアーフロティングボード RAF-48H・・深夜に聴くFM放送の静寂感

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アコースティック・リヴァイブ エアーフロティングボード RAF-48H。定価120.000円。試聴はCDプレイヤー、トライオード・TRV-CD4SEで。

インシュレーターRMF-1、(電源ノイズフィルター)RAS-14とこのボードの3点の中から、「どれを選ぶか?」と問われたら、このボードを選択する。余裕があれば購入したい。

高域から低域まで均等な密度、整えられた響き、フラットな音質。明確に形作られた高域、膨らみの無い中域、厚からず、薄からず、音の輪郭が崩れない低域。自然で瑞々しく立ち上がりが早い。前後左右に柔らかく広がる音場。コントラストが高く彫りの深い音像。深夜に聴くFM放送の静寂感。もう少し、例えば、ピアノの最低域の密度の高い、沈み込むような低音が欲しい気がする。それで、それを狙いRMF-1、RAS-14を組み込むと硬質感が発生する。音の精度は上がるが、特に高域の硬直した音、耳障りになる点が難点だ。硬質感があっても精度の高い音が欲しい人には向いてる。

B&W800Dの正確な音か、タンノイ・GRFの馥郁たる音が好みかといった所だろう。

諺に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ある。昔の人はよくいったものである。