オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ・C-2300 その①・・店主曰く「80万が惜しくない…でしょう?」。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズ・C-2300 その①・・店主曰く「80万が惜しくない…でしょう?」。

アキュフェーズ・プレシジョン・ステレオ・コントロール・センター C-2300。定価80万円ほど。開発は、3900、2900を担当した技術者が中心となり製品化。価格は、80万円を超えたが「(100万越えの)プリメインアンプとの差別化を図るため」の価格設定だという。評価はアキュフェーズ・C-3900を③として。あくまで聴感上の判断。7/4追加 使用アンプはA-75。

トーン・コントロール。 必要ないと思っていたけどその認識は改めた。

帯域の広さ②、解像力③、音の背景の静けさ③、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)①、中間表現(膨らまず、こもらず)④、低域表現(締まり)②、コントラスト③、制動力(歪みがない感じ)③、透明感②、繊細性②、質感・密度③(質感で)、音の輪郭 3900に比べ丸い、音の出足、高域、低域が遅いかな?、音の鮮度 特(極-3900、特、上、並の評価で)、デザイン③。特長、歪みなくフラット(平坦)な帯域表現。つまり、高域が伸びすぎ、中間帯域が締まり過ぎ、低域の押しが強すぎるなどの強調、突出した部分がない。難点、高域表現に伸びがなく雑に聴こえる。低域の締まり、力感、密度感、スピード感は3900より落ちる。適正、すべての音楽。寸評、オーディオ的性能、要素で細部を気にして聴くより、「再生される音楽が全体的にどう聴こえるか?という部分」で評価した時にこのプリアンプの真価が理解できる。この性能からすると、C-2300、プリアンプのアキュフェーズ最下位機種というのはおこがましい(ばかばかしい)。フラットな音色は、僕の使っているC-290Vより魅力があると思い試聴していた。トーン・コントロール。例えば、プリメインアンプのE-370で低域表現に不満がありコントロールすると量はでるが質が今一つ。でも、2300のトーン・コントロールはそのような副作用を生じない。次回、ジックリ聴きたい。

*************

店主評。「音の出がスムーズ。自然なワイドレンジ感。低域の伸び(の良さ)。シンバルの音はちょっと汚いかな?。でもすごくいい!」。店主、感嘆して言う。「最近、(アキュフェーズの)モデルは私がこういう音が出て欲しいという音が出てくる。いや!、(私の)予想を上回っています」。そして、スピーカーに近づき「(2300がいかにも)B&Wのツィーター(高域)、スコーカー(中音)、ウーハー(低音)×2の4つのユニットを動かしている感(駆動、制御している感じ)があります。それが、とてもいい」と付け加える。席に戻ると「トーン・コントロール。今まで、アキュフェーズ(の音)は、クリアー、冷たい、細かいと言ってきた人達にこそ使って欲しい。いかようにも音色、表現を変えられる」と力を込めて語った。「…ただ、トーン・コントロールしないそのままの音が(私には)いいですけど」とも言ってました。珍しく、「藤井さん。(記事の)見出しは『80が惜しくない!』でしょう?」と2300を猛烈にアピール。「ええ、その通りです」と僕。

その②は、8月のお盆過ぎです。お盆は、プリメインアンプのE-800などとC-2300を比較試聴する予定です。