オーディオ・ベースマン見たり聴いたり マッキントッシュ C36・・パワー一辺倒だけど…。 

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり マッキントッシュ C36・・パワー一辺倒だけど…。 

マッキントッシュ(McIntosh)のプリアンプ・C36。中古品8万円。C40にコメントを投稿して頂いた`はやと‘さんの「マッキンの箱で中身がアキュフェーズなら良いのに」とのコメント。おっしゃる通りです。酒を飲みながら音楽を聴いた時、海外製品のマッキンだけど、ジャズ以外の曲でもオッケーかな?。マッキンのフロントパネルを横目に見て演歌。「一人酒場で飲む酒は(悲しい酒・美空ひばり)」で一献(いっこん)したいし、杯を重ねれば「しみじみ飲めば しみじみと(舟歌・八代亜紀」できそう。アキュフェーズのフロントパネルでは、ちょっとね、酔えない。マッキン、そういう情緒を楽しむ方に使って欲しい。評価はアキュフェーズ・C-3900を③として。

上がC36、下がC40。

帯域の広さ・②、解像力・①、音の背景の静けさ・②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・①、中間表現(膨らまず、こもらず)・②、低域表現(締まり)・①、コントラスト・①、制動力(歪みがない感じ)①、透明感・①、繊細性①、質感・密度①、音の輪郭 濃い。音の出足、ちょっと遅い。音の鮮度 並(極=3900、特、上、並の評価で)、デザイン⑤、音楽の感銘度・①、特長、音を前面に押し出す強力なパワー。迫力がある。難点、音が前面に押し出されてくるのは、いいが、解像力が弱く音がほぐれず、音場が固まって飛んでくる。適性、大袈裟な表現が可能なのでクラシックのオーケストラ。評、濃く、太く前に出る音を強引ともいえるパワーで聴き手に届ける。一瞬、「オッ」と聞き耳を立てるが、上下左右に音場が展開されず「あーっ、惜しい」と思ってしまう。女性ボーカルを聴いても、目の前で歌う感じはでるが、繊細な奥行きのある表現、聴き手がボーカリストに求めるであろう機微(きび、人の心の動きを感じさせること)は期待できない。単調で構わないから力強さのみを音質に求めるなら悪くない。それと酒場の雰囲気ね。

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故長岡鉄男さんの設計された「ネッシー」、「モアイ」、「スワン」などといった自作スピーカー(SP)は、どんな音だったのだろうか?。雑誌・ステレオ時代 Vol.7の「オーディオの醍醐味は金持ちには味わえない」と言った稀有な評論家長岡鉄男がおしえてくれたこと、ステレオ誌・2018年9月号・特集・今を生きる長岡鉄男流といった雑誌の特集記事を読んでもよくわからない。想像できないのは、比較の物差し(リファレンス)なるものが無いから。評論家の福田雅光さんならダイヤトーンのDS-5000、B&W800D4をリファレンスとしているので大体求める音質の傾向が分かる。長岡さんが自作していた時のSPのリファレンス機がいかなるものかわからないが、それとの比較で自作機の音を表現して欲しかった。ステレオ誌の69ページ目に、メーカーの方が当時を振り返ってその人物像を語っている。その中から引用させて頂く。アキュフェーズの伊藤英晴(雑誌発売当時・代表取締役社長)さんが、長岡さんのシアタールーム「方舟」に新製品を持ち込んだ際「~『持ってくる時に、車の振動で壊れの(雑誌掲載そのまま)では・・・』と長岡さんに言われ同行した当時の社長が怒ったとの話題を語っている。これ、どの部分が`壊れ‘たように聴こえたのか、僕知りたい。何の製品と比較したのだろうか?。本人の聴感上の感覚なのだろうか?。その「方舟」。48畳ワンルーム二階建て、高さ5メートルほどだったらしい。写真で内部を総覧する限り、部屋の中央部に試聴ポジション、奥の壁際に野球ボールほどに見えるユニットを組み込んだおそらく「ネッシー」と思しき細いSPがある。なんか頼りない。ここで、如何なる音量で㏈で自作SPを聴いたのだろうか?。ベースマンの店は約20畳。高さは8メートルほどか。SPから1.5~2.5メートルあたりでB&W802D3を聴く。いつもボリューム位置は、9時あたり、10時を超えることはまずない。音量は42~36㏈ぐらい。ベースマンの倍の広さの「方舟」でユニットの小さいSPを長岡さんいくらの音量で鳴らしていたか?知りたい。おそらくとんでもない爆音のような気がする。

長岡さん。その出自は放送作家だったという。物書きは、「鬼の首を取った」ような過剰表現を用いて「耳目を集める」ことを狙う。

再度、雑誌・ステレオ時代 Vol.7の記事を引用させていただきます。PART5 メーカー開発者・担当者に聞く 本当の長岡鉄男。72ページ。ティアック 大間知基彰 エソテリック 顧問(雑誌掲載そのまま)。この方のコメントが一番長岡さんの`人となりとあの時代‘を表していると思う。全文を紹介できないのが残念です。印象的な部分を引用させていただきます。第七段落。「若い人たちが本当に良い音、良い演奏を味わうのはとても難しいです。それなりにお金がかかりますから。でももっと気軽に『音楽を楽しんでみたらどお?』って提案したのが長岡先生です」。