オーディオ・ベースマン見たり聴いたり チャリオ・リンクス その①・・見た目とは裏腹に脚色がない。

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり チャリオ・リンクス その①・・見た目とは裏腹に脚色がない。

イタリアのスピーカー(SP)・チャリオ(chario)のリンクス(Lynx)。25万円。ベースマンにて展示、販売を開始しました。「お客様が、この上の機種をリクエスト。試聴して購入を決めました」。その際、音質に色付けが少なく、(SPの)デザイン、質感もいいので店主は取り扱うことにしたとの事。音質評価はB&W805D3を③として。

ネットは取り外した方が、スッキリした音質になり有利だ。

帯域の広さ・②、解像力・①、音の背景の静けさ・②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・②、中間表現(膨らまず、こもらず)・④、低域表現(締まり)・②、コントラスト・②、制動力(歪みがない感じ)②、透明感・③、繊細性③、質感・密度③、音の輪郭 シャープでもなく淡くもなく丁度いい。音の出足、中域から上はちょっと遅い。低域は明らかに遅い。音の鮮度 上(極=B&W、特、上、並の評価で)、デザイン④、音楽の感銘度・③、特長、なめらかで柔らかい音質だが緩い感じはない。洗練された繊細な表現。帯域は狭いが伸びやかさがある。難点、力感に欠ける。低域表現は締まらず弱い。解像力が弱い。適性、音に力が無い点に目をつぶって(耳をふさいで?)聴けば、すべてのジャンルをそつなくこなす。どうしても、得意なジャンルをあげてくれとなれば、弦楽、女性ボーカル。評、ソナス・ファベールより音が「スッキリ」した感じ。ソナスは、B&W同様に高域で音を形作っている感じがする(店主談)。そのため、ソナスは、音に「色、艶」がのるのはいいが、作為的に聴こえる所が僕にはちょっと解せない。SPの外観は、意匠を凝らしているが、音造りは作為的な事をしていない点がいい。また、解像力が弱い、つまり全ての音が聴こえているわけではないが、ヴァイオリンのビブラートをかけた時の微妙な音の強弱、その胴から放たれる音の広がりの浸透性といった繊細な表現も再現できる質感の良さも兼ね備えている。

見た目、クリプトンのスタンドが合う。専用スタンドは12万円。