オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード・TRZ-P300W その①・・アキュフェーズ・A-48Sと聴き比べたい。
- 2024.12.25
- オーディオ
トライオード(TRIODE)の真空管パワーアンプ・TRZ–P300W(66万円ほど) と真空管プリアンプ・EVOLUTION PRE(39万円ほど)。アキュフェーズ・プリアンプ・C-3900と同パワーアンプ・A-80との比較試聴。評価はアキュフェーズを③として。
帯域の広さ・②。解像力・②。音の背景の静けさ・③。高域表現(伸びすぎず、詰まらず)・②。中間表現(膨らまず、こもらず、痩せず)・③。低域表現(締まり)・②。コントラスト・①。制動力(歪みがない感じ)・③。透明感・②。繊細性・②。質感・密度・(質感が)④、(密度が)②。音の輪郭・淡い。音の出足、遅いというより自然な感じ。音の鮮度・上(極=アキュ、特 上 並)。デザイン・(プリが)④、(パワーは)②。音楽の感銘度・③。特長、陰影感のある低域表現。中間帯域は、音の分離、質感、解像力がよく、スッキリ感がある。難点、出力が20Wなのでどうしても音の力強さに欠ける。高域のコントラストが弱い。適性、打楽器系も悪くない。全ての音楽だが、あえて挙げれば質感・密度感の良さからボーカル物。寸評、「オーケストラは、色々な楽器の音が聴こえないだろう。力強さもないからダメだろう」と思っていたが、結局、店主と一緒にジョン・ウィリアムスの「スターウォーズ」を全楽章聴いてしまった。音の出足の速さ、力強さはないけど自然な音の出足。無理に派手に音を出そうとしていない。その辺りと楽器の音の質感がマッチしたのかな?。聴きごたえがあった。アキュフェーズと比べると明らかにコントラストは弱い。けどそれが気にならないのが不思議だ。アキュフェーズが「トランジスタで音を鮮烈に描き切り、この音だ!という確信を聴き手に送る」ならトライオードは「真空管の`揺らぎ´で音色の含みを表現するファジー(注)な音を演出。聴き手の感性に訴えかけ、あくまでその判断を聴き手に委(ゆだ)ねる」。アキュフェーズ・A-48Sと比較したらどう感じるだろうか?。
店主評。「アキュフェーズは(音の)足は速い、足取りが早い。トライオード(の音)は、渋い音。渋柿のような渋みがある(感じの音でした)」との評価。ウーン、解るようで解らないような評価。
アキュフェーズ・E-700、E-4000との比較も楽しみ。皆さんもゆっくり楽しんでください。
(注)ネットで調べたら、境界が不明確であること。曖昧であること。柔軟性があることという意味でした。ここでは柔軟性があると解釈したい。
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