オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ホルストの「惑星」・・素晴らしい旧第一家電の45回転盤
- 2019.02.01
- CD レコード
33回転は、音が「粗(あら)い」、45回転は「緻密」。このレコードを聴くとそう思わざるを得ない。
曇りのない高SN比、滲みのない高解像度、歪みなく広い帯域。これが30年以上前に生産されたレコードの音とは思えない。高域は、素直に伸び切り、音の立ち上がりに優れ、澄み切った倍音表現。中域から中低域ではふくよかな響きを失わず、高密度。低域は、音が引き締められ明確、明瞭なコントラストを構築、レスポンスも優れている。上下左右に展開するステレオ録音と前方から後方へと奥行きのあるモノラル録音の両者の利点を合わせたようなスケールの大きさを感じさせるとともに、面前に広がる圧倒的なステレオ・イメージに酔いしれる。「惑星」という題名に相応しい録音だ。
出品者のコメント。「アナログ時代にオーディオマニア向けにいろいろな盤がでましたが、録音レベル、過度特性、全てにおいてこのDAMのシリーズが一番良かったと思います。デジタルでこの様な音が出れば、私のコレクションを全部CD、SACDにします。演奏も本場もので大変素晴らしい」。
・・・・・同感です。
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