オーディオ・ベースマン見たり聴いたり アキュフェーズで聴く嶋護さんのCD その④・・クリーブランド四重奏団

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右、クリーブランド弦楽四重奏団、真ん中がアルカント・カルテット、右がカペー弦楽四重奏団。CDプレイヤーがアキュフェーズDP-720。

嶋護さんが知られざる必聴盤のCDとして紹介したクリーブランド四重奏団のラヴェルの弦楽四重奏曲。これをカペー弦楽四重奏団、アルカント・カルテットの演奏と聴き比べを行いました。

クリーブランドのCDの紹介文中「このディスクを耳にして直ちに背筋に冷や汗が流れるのはヴァイオリンを弓で実際に弾いた経験がある人だろう云々・・」とありました。不勉強な素人なのでこの部分は理解不能。録音が音質が優れているのはわかります。それで、素人が各楽団の演奏を聴いての印象を述べます。

クリーブランド 出だしから音楽に引き込まれません。ラヴェルの弦楽四重奏曲、この曲、第一楽章の音が聴こえた瞬間から、「グッと曲に引き込まれるものがあります。店主もそう感じていました。その瞬間がありません。それと第一ヴァイオリンの人が楽団を統率しているようには聴こえません。

カペー 古い演奏スタイル。強弱の激しい、テンポが速い、四人の演奏は、鬼気迫る鍔迫り合い。楽譜を各自の解釈で自由に弾いていたロマン主義全盛期の演奏はかくあらんといった感じです。この演奏が一番、自分に合います。音質に過度の期待はしないでください。

アルカント アルバンベルク弦楽四重奏団のような精緻な、完璧なアンサンブル,おそらく。店主はアルバンベルクのラヴェルの弦楽四重奏曲を愛聴。現代的でこの外連味の無い透明度の高い清らかな演奏のこのCDが、三枚の中で一番良いといってました。音質も優れています。

DEBUSSY-Quartet in g RAVEL-Quartet in F  CLEVELAND QUARTET (CD-80111)  TELARC

カペー弦楽四重奏団5 ラヴェル、ドビュッシー、シューマン (OPK2057)オーパス蔵

Quatuors a cordes Debussy Dutilleux Ravel Arcanto Quartett (HMC 902067) harmonia mundi