オーディオ・ベースマン見たり聴いたり Luminous 84 その②・・・リネアとの相性はグッド。

トライオード Luminous 84( ルミナス84)。定価12万円ほど。フォノイコライザー回路が付いている(MM型カートリジのみ再生可能)ので、レコード・プレイヤーも繋げます。

トライオード他の機種、アキュフェーズ、ヤマハのアンプと聴き比べでの感想。「SACDからCDにディスクを交換したような感じ」と店主。

悪い意味では、ありません。

SACDは、人の声、楽器の音だけではなく、録音現場、空間などの微細な音、雰囲気までといった細かい情報、つまり、優位なデジタル的性能のためか、細部に渡って、こだわりすぎ、と思われる情報までをもディスクに封じ込めたかのような録音。CDは、そのSACDの利点から、「音楽だけを取り出した」録音。SACDの音質が優位といわれるが「まず、CDをしっかり再生することが重要」とは店主の弁。CD再生が、確実にできれば、SACDは不必要かも。SACDの描くディテールが音楽鑑賞上、不必要に感じるときがある。

音質に関しては、ルミナスその①を参考にしてください。

フランコ・セルブリン リネアに繋いでも、その音質は聴くものを楽しませる。

今回の試聴、どうしても、リネアを部屋に置きたい人は、このアンプがオススメと感じた。スペースを取らないし、真空管のセンターに灯される僅かな「火」が、疲れた精神に「癒し」を与える。ルミナス、12万、リネア、70万、アキュフェーズ DP-430、30万。その他、ラック、ケーブルなどのアクセサリー、10万円。

計122万ほどであなたのお部屋に!?。