オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード TRX-88PS その②・・必死に音楽を演奏している。
- 2019.10.03
- オーディオ
このままでも、十分魅力的だ。極太のサウンドをスピーカーからぶっ飛ばしてくる。
このアンプ、いい所は、広帯域。帯域全体に渡る、高解像度、高エネルギー、音の高瞬発力な性能。「グリグリ」とした音の太い輪郭。まずは、活力のある真空管アンプの音を聴いていきたいという方。ジャンルでいえば、ロック、ジャズ、フュージョンが好きな方に勧める。
よく聴こえない要素もある。繊細さに欠ける。ゆがみ、ひずみがある。奥行きのある陰影表現がない。そういった短所から、粗削りに音楽を再生する。だが、「必死に音楽を演奏している」感があるのは好ましい。
「高級なプリアンプを繋いでみたい」と店主。購入後、時期を見計らい、プリアンプを繋いで所有者が自己の求める音にグレードアップできる可能性を秘めた、また、楽しみがあるアンプだ。
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