オーディオ・ベースマン見たり聴いたり トライオード TRV-35SE・・タマらしくない生真面目な再生だが・・。
- 2019.11.08
- オーディオ
試聴は、スピーカーがフランコ・セルブリンのリネア。CDプレイヤーがヤマハのCD-S1000。
若干、硬めの音質。帯域はやや狭い。高域が少々、粗い感じもある。SN比は高くない。音のスピード、伸びに期待はできないが、中間帯域を良好な解像力で分離。高コントラストというわけではないが、音のメリハリを利かせ、無駄なく音楽を表現してくれる印象。
柔らかさ、繊細さは感じられず真空管アンプらしくない生真面目な再生。これでもいいけど、店主が、TRV-35SEのスピーカー端子(確か+)にバーチャルアースのアース線を繋ぐ。装着したのは、木曽興業㈱のマドレート・e-Terminus ET-01 BK/SL(7万円ほど)。すると、SN比が向上(音楽の背景が静かになる)し、中低域のコントラストがより明確に、かつ繊細に。結果、音が伸び、ハッキリ、スッキリとした音質に変化。硬質感があった音質が遠ざかり、透明感も加わる。「おお、これがバーチャルアースの効果か」と思わず頷(うなず)く。
フランコ・セルブリン・リネアを楽しむなら、LuminousかこのTRV-35SEが面白い。
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